田名部匡代 (立憲民主党)

2026年7月9日・第221回国会 参議院 農林水産委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 21 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 154 発言)

国際的な合意も大事ですけれども、やはり日本の水産業を守る立場で国際交渉しっかりと主導していただきたいと、そう思っていますし、現場が非常に厳しくなっている中、科学も日々進歩していると思いますけれども、そういうことを踏まえて現場に情報提供し、十分な支援をしていただきたいと思っています。

もう言うまでもなく、漁業者の皆さん、資源管理に反対しているわけではない、将来も魚が捕れるように海をちゃんと守っていこうと、そういう思いで、厳しい、厳格な取組に協力をされてこられたと思います。ですから、行政も、また漁業者も思いは私は同じだと思っています。だからこそ、ただ守れという制度ではなくて、守ってよかったねという、それを実感できる制度、また対応をしていかなきゃいけないと思っています。

繰り返しになりますけど、資源が回復したなら、それをその成果としてきちんと漁業者にお返しをしていく、それは結果として我々消費者がおいしくまた物をいただくということにもつながってくるわけですよね。

ですから、科学的根拠への信頼を高めるということと、国際的にも公平な負担をきちんと求めていくということ、そして漁業者が将来に希望を持てる経営を支えるということ、これらがそろってこそ資源管理は真に持続可能なものになると思っています。

特に、大規模だとか小規模だとか、漁業者同士の対立とか分断を招くような、そういう問題になるようなことは決して望ましくありません。みんながその地域の海を守り、雇用を守り、そのことが結果として海に囲まれた日本の食料安全保障を守っている、また安全保障を守っているということだと思いますので、是非こうしたことを配慮しながら、これから交渉、スタートしたばっかりですけれども、交渉に臨んでいただきたいというふうに思います。

次、備蓄米、一問しか行けないかもしれませんけど、ちょっと、ずっと気になっていたんですが、食糧法の議論でもそうでしたけど、放出した備蓄米について、買い入れる環境が整った場合には、放出した数量と同数量を買い入れることにより備蓄水準を回復すると。何度もこの答弁聞いてきましたけれども、これ政府自身が食料安全保障上も必要としてきた備蓄水準の三割しか確保できていない状況で、この食料安全保障をどう評価しているのか、一時的にその食料安全保障の水準を引き下げているということなのか、同時多発的にどんな災害が起こるか分からない、しかも大規模災害も想定される中で、どうこれを考えておられるのかなというふうに思うんです。

市場に米があるから大丈夫とお考えなのか、なぜ速やかに買戻しをしないのか。これ、市場に米があることと、きちんと備蓄を、政府で備蓄をしておくことは意味が違いますから、市場が動かなくなったときに政府がきちんと全国民に食料を安定的にちゃんと供給できる、これが備蓄の意味するところであり、日本の食料安全保障、今のこの状況をどう考えておられるのかということについて、食料安全保障上、価格の問題じゃないですよ、これは、食料安全保障上どう評価しているのか、どうされるおつもりなのかということを伺って、終わりたいと思います。

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