山名啓雄日本放送協会副会長

2026年6月11日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 71 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 146 発言)

お答えいたします。

視覚障害のある方にも報道内容を分かりやすくお伝えするということは、先ほどから申し上げているとおり、重要な課題だと認識しております。

NHKでは、外国人の音声につきまして吹き替えを行っている番組もあります。特に、外国人の会見などを中継でお伝えする場合には、同時通訳を付けて放送しております。また、解説放送では、外国語の音声も日本語で吹き替えて放送しております。

ただ、ニュースや番組において、本人の声を聞こえなくするということで発言の信憑性の低下につながるという恐れもありますので、そういうことから、吹き替えにするかどうかは総合的に判断しているところであります。

そして、音声合成技術の研究開発、先ほども申し上げておりますが、AIを活用した研究開発を進めておりまして、現在、気象情報の読み上げ、こういったものは番組制作で広く活用しております。やはり、一方で、精度が十分ではないところがありまして、確実に伝わる表現にはまだ至っていないといった技術的な課題もございます。そして、制作・運用体制につきましては、限られた資源、要員の中でできる限り効率的で持続可能な形にするという必要がありまして、この点においても解決するべき課題があるというふうに思います。

また、副音声につきましては、「ニュース7」など夜の基幹ニュースでは英語による二か国語放送というのを副音声で行っておりまして、これで使用しているため、こういった、ここに例えばかぶせるといった使い方をするには課題があるというふうに感じております。

NHKでは、総務省の放送分野における情報アクセシビリティに関する指針、これを踏まえまして、長期計画を定めてユニバーサルサービスの拡充に取り組んでおりますけれども、今後も、こうしたAIといったテクノロジーの活用も進めながら取り組んでいきたいというふうに思っております。

前後のやりとり

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