お答えします。
これまで、内閣における安全保障分野の政策部門である国家安全保障会議が閣僚級であるのに対しまして、情報部門は事務次官級の内閣情報会議でございまして、ランクに差がございました。また、支える事務局につきましても、国家安全保障局は企画立案権や総合調整権が付与されているのに対しまして、内調にはそうした権能が付与されていないという差がございました。
これが同格のものとして整備されることによりまして、安全保障政策と情報活動の意思決定メカニズムが別個のものとして議長たる総理の下で機能することとなり、政策部門における予見や期待に左右されにくい情報の客観的な分析、評価を推進する仕組みが整備されます。
国家情報局におけます情報分析業務におきましても、本法案の趣旨が損なわれることがないよう、国家安全保障局等政策部門と連携しつつも一定の分離が保たれるように十分配意してまいります。
運用面において何ができるのかということでございますけれども、やはり的確に情報を生成するためには緊密に両サイドが連携をする必要があります。私も、私ども職員全部ですけれども、日常的にNSSとは連絡を取り合っておりまして、その頻度はもう頻繁でございます。
ただ、その頻繁な連絡が忖度に通じないようにするためには、やはり今回委員からも御指摘のあったような制度趣旨というのを改めて徹底することが重要であろうというふうに思っております。これまでそうした議論の下に、社内、失礼しました、職場内でそうした教育というのは余り行っていなかったと思いますので、改めて情報と政策の分離の意義について、政策部門とそれから情報部門の職員に対しまして教育を進めていきたいと考えております。
29高高木かおり(維新)
やはり、このインテリジェンスサイクルが健全に機能するということがインテリジェンス能力強化の大前提であるというふうに思っております。
こちらで木原官房長官への質疑は終わりでございますので、御退席いただいても結構でございます。
この発言のページ
30
北村経夫(自民)
木原官房長官におかれましては、御退席願って結構でございます。
この発言のページ
31高高木かおり(維新)
続きまして、やはりこのサイクルが機能するためのもう一つの条件として、この情報の評価が政策の意向に染まっていかない独立性の問題についても伺っていきたいと思います。先ほども堂込委員の方から、情報と政策の分離をどう担保していくのか、こういうお話もございましたが、大変これ重要な部分でございますので、改めてしっかりお聞きをしていきたいと思います。
このインテリジェンスの歴史が教える最大の教訓というのは、政策への迎合だというふうに、迎合というわなだというふうに私は思っております。政策決定者が望む結論を正当化するために、情報機関が都合の良いデータのみを抽出するポリテ…
この発言のページ
- (上の発言)
32岡岡素彦内閣官房内閣審議官
お答えします。
これまで、内閣における安全保障分野の政策部門である国家安全保障会議が閣僚級であるのに対しまして、情報部門は事務次官級の内閣情報会議でございまして、ランクに差がございました。また、支える事務局につきましても、国家安全保障局は企画立案権や総合調整権が付与されているのに対しまして、内調にはそうした権能が付与されていないという差がございました。
これが同格のものとして整備されることによりまして、安全保障政策と情報活動の意思決定メカニズムが別個のものとして議長たる総理の下で機能することとなり、政策部門における予見や期待に左右されにくい情報の客観的な分析、評価を推進する仕組みが整備されます。
国家情報局におけます情報分析業務におきましても、本法案の趣旨が損なわれることがないよう、国家安全保障局等政策部門と連携しつつも一定の分離が保たれるように十分配意してまいります。
運用面において何ができるのかということでございますけれども、やはり的確に情報を生成するためには緊密に両サイドが連携をする必要があります。私も、私ども職員全部ですけれども、日常的にNSSとは連絡を取り合っておりまして、その頻度はもう頻繁でございます。
ただ、その頻繁な連絡が忖度に通じないようにするためには、やはり今回委員からも御指摘のあったような制度趣旨というのを改めて徹底することが重要であろうというふうに思っております。これまでそうした議論の下に、社内、失礼しました、職場内でそうした教育というのは余り行っていなかったと思いますので、改めて情報と政策の分離の意義について、政策部門とそれから情報部門の職員に対しまして教育を進めていきたいと考えております。
33高高木かおり(維新)
ありがとうございます。
やはりこの政策と情報部門の分離をしっかりこれ担保するということと、今御答弁いただいたように、とはいえ緊密な連携もしていくという、このバランスをしっかりやっていくということが大変重要なんだなということが分かりました。そこはもう是非とも力を入れてやっていただきたいというふうに思います。このインテリジェンスの評価が政策の意向に影響されることなく、客観的かつ独立して行っていくということはもう本当に重要なことであるというふうに私自身は思っておりますので、繰り返しですけれども、是非バランスを保っていただきたいというふうに思います。
次に、…
この発言のページ
34鎌鎌谷陽之内閣官房内閣審議官
お答えをいたします。
現代の情報環境におきましては、インターネット上に各国の言語で書かれた膨大なデータが公開されておりまして、それが日々増大し蓄積をされているところでございますので、その収集、整理、分析というのを、これを人の手で処理し切るというのはおよそ不可能でございます。したがいまして、このAIの利活用というのは必須のことであるというふうに考えております。これは情報活動の分野におきましても、やはり後れを取ることなくこれを進めてまいりたいと考えております。
そして、このAIを利活用するに当たりましては、このシステムの性能、また情報の統合という観点から…
この発言のページ
35高高木かおり(維新)
やはり、このデータ主権であるとかシステムや運用の主権というものをしっかり我が国が自ら担保していくということは非常に重要だというふうに改めて申し上げておきたいというふうに思います。
幾らその情報を収集し、先ほどのインテリジェンスサイクルを強化していても、しっかりとデータを保管していく基盤体制がきっちりと整っていなければ、大変脆弱な状況になってしまうというふうに思っております。これらの主権は相互に関連をしておりますので、できることなら総合的に確保されるということが重要であるというふうに思っておりますので、引き続きこの点については要望しておきたいと思いますし…
この発言のページ