ありがとうございます。
受信料がなかなか集まらない、値下げをしたこともあってですね。ですから、こういったNHKが持っている技術とかコンテンツというものをしっかりと生かして、収益事業、そればっかりやるのはもちろん本旨ではありませんけれども、せっかくあれだけのものを持たれているわけですから、宝の持ち腐れにならないように、もう少し有効活用を考えていただいて、受信料で足らざる部分の番組制作とか、そういったところに充てていかれることは国民の理解も得られるのではないかというふうに思いますし、これまで受信料で作ってきたコンテンツであり技術でありますから、それをまた生かして、次の資金を集めて再投資するというようなことはもっと広くやっていかれてもいいんではないかなと思ったので、是非また検討いただきたいと思います。
次に、時代劇について聞きたいというふうに思います。
実は、この間、映画議連というのに参加させていただきまして、そこに俳優の榎木孝明さんが来られていまして、ちょうどバンクーバーから帰ってきましたということなんですね。何バンクーバーに半年行っていたかというと、ディズニーの映画「SHOGUN2」のロケに行ってまいりましたということであります。
この「SHOGUN」というのは、何年か前にはやったディズニーが作った時代劇でありまして、徳川家康が将軍になるので主人公かと思えば違って、家康のところにやってきた三浦按針が主人公のドラマでありまして、まさに戦国時代の末期に日本国内でスペイン、ポルトガル、カトリック側とプロテスタント側がどういうふうに勢力を争っていくかというようなところを描く、日本でも見たことがないようなドラマでありまして、非常にしっかりとお金を掛けられて作られているんですね。
私も、これが見たくて、実はディズニープラスに数か月だけ登録しまして全部見ました。見終わって、もう解約してしまったんですけれども。
何が言いたいかというと、いいものは、お金払っても見たいわけですね。じゃ、本当に、NHKが大河ドラマとか作られていますけれども、お金を払って見たいものになっているかどうかというところなんであります。
議連の後、榎木さんと少しお話をさせていただきまして、何が日本の時代劇と違いますかねと言ったら、やっぱり本物志向が違うんだと、もうとにかくリアルにこだわると。甲冑一つから馬具一つ取っても本当にちゃんと作っているということでありますし、現場も、やっぱり本当に戦いを描くわけでありますから、そういった本気度を持ってやっていると。
日本は、残念ながら、昔はいろんな民間もありましたし、時代劇を撮るようなセットの村もあったわけですけれども、そういったものがどんどんどんどん時代の変化とともに衰退してきているというふうなことを描いた映画もあるぐらい時代劇が下火になってきていまして、多分、もう今、民間では本格時代劇もなかなか難しいんじゃないかと思います。
なぜなら、ネットの動画配信に予算を取られて、テレビ局がもう制作料を持てないからですね。そうなると、日本の時代劇、ハリウッドとかに負けない、本当はこっちのお家芸ですから、日本の時代劇を残すためにはNHKさんに頑張ってもらわないと、もう技術の継承とかできないんじゃないかと思うんですね。
時代劇の技術って何ですかといったら、まず、たてがありますね。これはもう本当に武術ですから、本格的な型があります。それから、時代背景を描くときに、例えば茶道を描いたりとか、着物もありますよね。それから、その時代その時代で使っていた伝統芸能、伝統工芸、そういったものも、本物にこだわろうと思えば、今、日本で作れる技術を残さないといけないわけであります。
だから、時代劇を作るということを通していろんな日本の伝統文化を守る、若しくは武士道のような日本人の精神性をきちっと描いて、今、我々は侍ではありませんけれども、でも、かつて日本にはこういう精神性を持った人たちがたくさんいて、その中で時代を生き抜いてきて、我々がその国を継いでいるんだというふうな日本人としてのアイデンティティーですね、そういったものを映画や映像を通して作れるんではないかというふうに考えています。
是非、NHKがそういった役割も担っていくんだというふうなことを宣言していただいて、時代劇だけでなくていいんですけれども、この時代劇作成というものを国策として捉えて、そこから日本文化を広げていく、世界にですね、そういった役割を担っていただけないかなというふうに思うんですが、この点、井上会長の御見解、お聞きしたいと思います。
104伊伊藤寿浩日本放送協会理事・技師長
お答えいたします。
まず、五月下旬に開催しましたNHK技研公開二〇二六に御来場いただきまして、ありがとうございました。
放送技術研究所は、放送法に基づきまして、公共の福祉あるいは国民の皆様の安全、安心を支え、そして健全な民主主義の発展に資する技術研究を行う国内唯一の放送メディア技術を専門とする研究機関でございます。
放送技術研究所を含む技術調査研究費の二〇二六年度の予算につきましては、約五十億円でございます。
放送技術研究所は、これまでにハイビジョン、そして衛星放送、デジタル放送、スーパーハイビジョンなど様々な技術の研究開発を進めてまいりまして、…
この発言のページ
105
神谷宗幣(参政)
ありがとうございます。
年間五十億で運営されている施設ということでありました。こういったことで技術開発をしていくことで、やっぱり映像の配信ですとか方法がどんどん進化してきたと、そこにNHKの予算は使われてきたんだということをなかなか一般の国民は知りませんので、私もちゃんと理解していませんでした。そういったところにも我々の受信料が使われているということはやっぱり広く周知していかれるべきでないかなというふうに今回の視察で感じたので要望しておきます。
次ですけれども、同じ日に、その技術をいろいろ見た中で、いや、こういった技術、民間でも活用できたらいいですね…
この発言のページ
106山山名啓雄日本放送協会副会長
お答えいたします。
NHKVR「サムライの見た夢 幻の豊臣大坂城」、こちらは、長年蓄積してきましたNHKの映像資産を活用して、放送とは別に、歴史をより深く体験的に学んでいただくことを目的として実施いたしました。こうしたイベントは定期的に実施しているというものではございませんで、企画の目的ですとか内容に応じて、個別に判断して開催しているところでございます。
今回のイベントは、経費の一部を受益者に負担していただくという形で、入場料をお支払いいただく有料事業という形で実施をいたしました。同様の有料事業には、ほかにも、NHKホールでの有料公演ですとか、国立美…
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- (上の発言)
107
神谷宗幣(参政)
ありがとうございます。
受信料がなかなか集まらない、値下げをしたこともあってですね。ですから、こういったNHKが持っている技術とかコンテンツというものをしっかりと生かして、収益事業、そればっかりやるのはもちろん本旨ではありませんけれども、せっかくあれだけのものを持たれているわけですから、宝の持ち腐れにならないように、もう少し有効活用を考えていただいて、受信料で足らざる部分の番組制作とか、そういったところに充てていかれることは国民の理解も得られるのではないかというふうに思いますし、これまで受信料で作ってきたコンテンツであり技術でありますから、それをまた生かして、次の資金を集めて再投資するというようなことはもっと広くやっていかれてもいいんではないかなと思ったので、是非また検討いただきたいと思います。
次に、時代劇について聞きたいというふうに思います。
実は、この間、映画議連というのに参加させていただきまして、そこに俳優の榎木孝明さんが来られていまして、ちょうどバンクーバーから帰ってきましたということなんですね。何バンクーバーに半年行っていたかというと、ディズニーの映画「SHOGUN2」のロケに行ってまいりましたということであります。
この「SHOGUN」というのは、何年か前にはやったディズニーが作った時代劇でありまして、徳川家康が将軍になるので主人公かと思えば違って、家康のところにやってきた三浦按針が主人公のドラマでありまして、まさに戦国時代の末期に日本国内でスペイン、ポルトガル、カトリック側とプロテスタント側がどういうふうに勢力を争っていくかというようなところを描く、日本でも見たことがないようなドラマでありまして、非常にしっかりとお金を掛けられて作られているんですね。
私も、これが見たくて、実はディズニープラスに数か月だけ登録しまして全部見ました。見終わって、もう解約してしまったんですけれども。
何が言いたいかというと、いいものは、お金払っても見たいわけですね。じゃ、本当に、NHKが大河ドラマとか作られていますけれども、お金を払って見たいものになっているかどうかというところなんであります。
議連の後、榎木さんと少しお話をさせていただきまして、何が日本の時代劇と違いますかねと言ったら、やっぱり本物志向が違うんだと、もうとにかくリアルにこだわると。甲冑一つから馬具一つ取っても本当にちゃんと作っているということでありますし、現場も、やっぱり本当に戦いを描くわけでありますから、そういった本気度を持ってやっていると。
日本は、残念ながら、昔はいろんな民間もありましたし、時代劇を撮るようなセットの村もあったわけですけれども、そういったものがどんどんどんどん時代の変化とともに衰退してきているというふうなことを描いた映画もあるぐらい時代劇が下火になってきていまして、多分、もう今、民間では本格時代劇もなかなか難しいんじゃないかと思います。
なぜなら、ネットの動画配信に予算を取られて、テレビ局がもう制作料を持てないからですね。そうなると、日本の時代劇、ハリウッドとかに負けない、本当はこっちのお家芸ですから、日本の時代劇を残すためにはNHKさんに頑張ってもらわないと、もう技術の継承とかできないんじゃないかと思うんですね。
時代劇の技術って何ですかといったら、まず、たてがありますね。これはもう本当に武術ですから、本格的な型があります。それから、時代背景を描くときに、例えば茶道を描いたりとか、着物もありますよね。それから、その時代その時代で使っていた伝統芸能、伝統工芸、そういったものも、本物にこだわろうと思えば、今、日本で作れる技術を残さないといけないわけであります。
だから、時代劇を作るということを通していろんな日本の伝統文化を守る、若しくは武士道のような日本人の精神性をきちっと描いて、今、我々は侍ではありませんけれども、でも、かつて日本にはこういう精神性を持った人たちがたくさんいて、その中で時代を生き抜いてきて、我々がその国を継いでいるんだというふうな日本人としてのアイデンティティーですね、そういったものを映画や映像を通して作れるんではないかというふうに考えています。
是非、NHKがそういった役割も担っていくんだというふうなことを宣言していただいて、時代劇だけでなくていいんですけれども、この時代劇作成というものを国策として捉えて、そこから日本文化を広げていく、世界にですね、そういった役割を担っていただけないかなというふうに思うんですが、この点、井上会長の御見解、お聞きしたいと思います。
108井井上樹彦日本放送協会会長
お答えいたします。
NHKでは、大河ドラマあるいはBS時代劇などの枠で時代劇を放送しております。現在、大河ドラマでは「豊臣兄弟!」を放送しておりまして、ちょうどおととい、本能寺の変というドラマ最大の山場を放送いたしたところでございます。このほか、BS時代劇では、「大岡越前」あるいは「雲霧仁左衛門」といったなじみの深いシリーズ、そして、「あきない世傳 金と銀」と、これは江戸時代の商人の着物文化に焦点を当てた作品で、様々多様な時代劇を制作しております。
こうした大河ドラマ、BS時代劇共に視聴者の皆様から高い評価をいただいておりまして、引き続き御期待に応え…
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神谷宗幣(参政)
ありがとうございます。
あと四問質問用意していたんですが、ちょっと熱く語り過ぎまして時間がなくなってしまいましたけれども、最後に、一問だけ会長に聞かせてください。
ネットフリックスに番組を出されました。それがどういった目的で出されているのか。それから、やっぱりネット配信、さっきも言いましたけれども、これが主の、これから、何というかな、ステージになってくると思いますけれども、その動画配信サービスによってこれから収益を得ていかないと、受信料だけではNHKの運営もいずれ苦しくなると思いますけれども、動画配信を含めた収益の確保について、運営費の確保についてお…
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110井井上樹彦日本放送協会会長
お答えいたします。
ネットフリックスへの提供、今回の取組の狙いなんですけれども、時代劇を含めて、日本で制作されたNHKの優れたコンテンツをより広く世界の視聴者に届けることで、公共メディアとして日本の伝統、文化、歴史などへの理解を広げていくということであります。
ドラマやドキュメンタリーなど幅広い分野で配信を期待する声がある一方、受信料で制作したコンテンツを販売するのかといった批判もあるんですけれども、コンテンツの外部事業者への展開は、放送法に基づいて、事業者からの求めに応じて行うものであります。差額が出た場合は、番組の制作やサービスの充実に活用するこ…
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