脇雅昭 (自由民主党)

2026年3月24日・第221回国会 参議院 総務委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 181 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

御答弁ありがとうございます。

御案内のように、地方自治体は、地域の活性化、介護、医療、子育て等の社会保障サービス、インフラ整備や防災・減災対策など、多くのニーズに対応していく必要があります。そのための財源確保に向けてしっかりと検討いただきたいと思います。

次に、地方自治体間で広がる行政サービスの格差の拡大について伺います。

もう既に多くの方々が聞かれている論点ではありますけれども、神奈川県選出議員として、このいわゆる多摩川格差の問題にはどうしても触れないわけにはいきません。東京都と神奈川県を隔てる多摩川という川を一本挟んだだけで、子供一人当たり月額五千円の支給ですとか水道料金の無償化など、行政サービスに大きな格差が生じており、私の下にも多くの県民の方々から、この問題をどうにかしてほしいという声が多く届いております。

これは、詳細、今日付けております資料二と三を御覧いただきますと、様々な東京都が取り組まれているサービスがございます。この差をまじまじと感じるのが、どうしてもこの川崎を始めとする神奈川県民だと考えております。この多摩川格差の問題の根底には、東京都と他の自治体との間の財政力に大きな格差が生じていることが挙げられます。

資料一を御覧いただきますと、これは地方全体の財源超過額の表でございますけれども、一番右にございます令和七年度の財源超過額、そのうちの東京都を見ていただきますと約二兆円となっておりまして、近年の税収増加を背景に過去最高を更新しているところでございます。この二兆円という数字は、神奈川県が人口九百万人以上抱えているんですけれども、この神奈川県の一年間の一般会計予算が約二・三兆円でございます。つまり、この東京都の財源超過額だけで神奈川県全体の県政が丸一年間回せてしまうような計算に理論上なるわけでございます。これほど桁違いの富が東京に集中している、これが今の日本の現実でございます。

こうした自治体間の財政力格差の課題を解決するため、昨年十二月には、神奈川県の黒岩知事が林大臣に対し、東京都一極集中による税収の偏在是正の必要性を訴えたところでございます。そうした切実な声を踏まえまして、令和八年度の与党税制改正大綱では、都市、地方の持続可能な発展のための地方税体系の構築として、偏在是正に向けた具体的な取組を講ずる必要があるとされております。

この偏在是正というと、都市対地方の対立のようにも聞こえますけれども、この目的は対立ではなく、都市、地方の持続可能な発展のためであるということを忘れてはならないと考えております。

そこで、都市と地方の持続可能な発展に向けての理想の姿とはどういったものだとお考えか、改めて大臣にお伺いできればと思います。

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