久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長

2026年4月1日・第221回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 62 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 121 発言)

お答え申し上げます。

二〇二二年のロシアによるウクライナ侵略時のような国際燃料価格の急騰等の局面におきましては、小売電気事業者の撤退等により需要家に一定の負担が生じたところであります。今御指摘いただきました電力システム改革の検証を踏まえた制度設計ワーキンググループでは、電力の安定供給や需要家保護の観点から、小売電気事業者の量的な供給力の確保や、小売電気事業者による安定的な事業実施の確保について議論を行ってまいりました。

まず、小売電気事業者の量的供給力確保といたしましては、小売電気事業者が需要家に対して安定、継続して電力の供給ができる事業環境を実現するため、対象年度の三年度前から量的供給力の事前確保を求めることを検討しております。今後は、二〇二九年度に提出される二〇三〇年度供給計画より確保状況の確認を開始するべく、制度の詳細な検討を進めてまいります。

また、小売電気事業者による安定的な事業実施の確保につきましては、小売電気事業者として登録されている者が約八百者でありますけれども、このうち約二百五十者は電気の供給実績が確認できず、実質的に休眠状態にあるというところでございます。

近年、休眠事業者に関する不正行為が発生していることや、行政や電力広域的運営推進機関の業務負担の軽減といった観点を踏まえまして、三月二十四日に閣議決定し国会に提出させていただいた電気事業法改正案では、正当な理由なく一年以上事業を休止している小売電気事業者について登録を取り消すことができるという措置を盛り込んでございます。

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