下斗米伸夫神奈川大学特別招聘教授/法政大学名誉教授

2026年5月27日・第221回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 42 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 69 発言)

石井先生、どうもありがとうございました。

この問題に答えることができたら私は今ここにいないんではないかと思いますが、それはともかく。私は、プーチンという大統領はエリツィンの指名で後継者になったというのが二〇〇〇年のことでございまして、その直前に、NATO東方拡大はアメリカが、クリントン政権が決めたということが大きな要素だったと理解しております。

その意味では、プーチン政権が終わるのか終わらないのか、私は、この戦争が終わらない限りはプーチン氏は少なくともこの仕事をやるつもりで政権にいると思います。それはいつ終わるのか、これもまた誰にも分かりません。ひょっとしたら、あしたの朝、ウクライナに、このキーウに、先ほどラブロフ外相とルビオ国務長官との間にやり取りがあったわけですが、外交官はキーウから出ていけという、これに対して西側は乗らないということでございますが、逆に言うと、トランプ政権がイラン戦争にある見通しが付けば、あるいはそれと並行してウクライナ戦争を、もう事実上これは軍事的には決着の付いているような戦争でございますので、いつ終わっても不思議でないということもございます。

そして、今、プーチン政権、これはゼレンスキーさんいかんにもよるわけですが、ゼレンスキー政権の中でのやはり彼の地位もだんだん下がって、人気も下がって、この戦争をやめろというのが五四%ということになっておりますので、場合によっては突如これがエンドゲームになるという可能性もあるかと、エンドゲームになる可能性もないわけじゃない。後継者としてうわさされている人たちの数人が、デューミンさんだとかボディーガード出身だったという人が名前として時々出たりしますが、あるいはお嬢さん周辺のその関係者という話もないわけじゃありませんが、私の見るところ、ロシアではそういう政治のある種の指導者がそういう形で後継者を決めるというのは、エリツィンのときはかなり例外であったと見ております。

その意味では、ニューヨーク・タイムズに、去年の十二月にミンスク合意をやっていたコザクという人の名前が後継者として挙がっているという説もありましたが、私もこれもちょっとあり得ないかなとは思います。つまり、何もプーチンさんの頭の中を推測することはできないという、甚だ御期待に沿えませんが、そういうことじゃないかと。

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