御質問ありがとうございます。
御指摘のとおり、現在、ヨーロッパで力を持ってきている急進右派政党の少なくない部分が、結果として見れば親ロシア的な傾向を持っているというところでございます。もちろんその背景にはいろいろありまして、歴史的な経緯、それから、実際その党の中にはロシアと何らかの具体的なつながりがあると言われる政党もあり、その背景については、私もこれだと申しにくいところはございます。
ただ、他方で、イタリアにおけるメローニ政権のように、実際に政権を取ってEUの中である程度役割を担っていくと、EUの主流派に、何といいますか、協調路線を取ることで実はロシアと距離を取って、一定の対決的な姿勢に協力していくということもありますので、EUの路線が、何といいますか、下からどんどん対ロシアに関して崩されていくということは、そこまでのことは起こらないんではないかという気もいたします。
言うまでもなく、軍事的にはNATOという存在もあり、EUにおいては対ロシアは、どちらかといえば、つながりをつくりながら、一定の、場合によっては便宜を図っていくぐらいにとどまり、全体としての方針転換を、何といいますか、引き起こすかどうかについてはちょっと微妙な感じもいたします。
ですので、日本としては、対ロシアに対して、EUとの基本的な方向は、EUのことを余り、何といいますか、こちらが気にするよりも、やっぱり先ほど申しましたような基本的な理念、自由、民主主義、それから国際法の遵守といったものを共通項として対峙していくということを守っていくことがよいかなと思っております。
取りあえず以上です。
13脇脇雅昭(自民)
ありがとうございました。
時間が来ましたので、これで終わらせていただきます。
ありがとうございました。
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14
鈴木宗男(自民)
福士珠美さん。
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15福福士珠美(立憲)
立憲民主・無所属の福士珠美でございます。
本日は、水島先生、そして下斗米先生、大変示唆に富んだお話を頂戴いたしまして、ありがとうございました。
それぞれの先生にお話を伺ってまいりたいと思います。
まず、水島先生に伺います。
欧州のそのお話にありました、右派ポピュリスト政党の多くが、親ロ的、親ロシアの傾向を持っていて、対ウクライナ支援に消極的なのではないかなというふうに感じております。こうした欧州内の政治の分断というものが対ロ制裁網を弱体化させるリスクについてはどのように見ていらっしゃいますでしょうか。また、そのような状況下で、日本がEUとの連携を…
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- (上の発言)
16水水島治郎千葉大学大学院社会科学研究院教授
御質問ありがとうございます。
御指摘のとおり、現在、ヨーロッパで力を持ってきている急進右派政党の少なくない部分が、結果として見れば親ロシア的な傾向を持っているというところでございます。もちろんその背景にはいろいろありまして、歴史的な経緯、それから、実際その党の中にはロシアと何らかの具体的なつながりがあると言われる政党もあり、その背景については、私もこれだと申しにくいところはございます。
ただ、他方で、イタリアにおけるメローニ政権のように、実際に政権を取ってEUの中である程度役割を担っていくと、EUの主流派に、何といいますか、協調路線を取ることで実はロシアと距離を取って、一定の対決的な姿勢に協力していくということもありますので、EUの路線が、何といいますか、下からどんどん対ロシアに関して崩されていくということは、そこまでのことは起こらないんではないかという気もいたします。
言うまでもなく、軍事的にはNATOという存在もあり、EUにおいては対ロシアは、どちらかといえば、つながりをつくりながら、一定の、場合によっては便宜を図っていくぐらいにとどまり、全体としての方針転換を、何といいますか、引き起こすかどうかについてはちょっと微妙な感じもいたします。
ですので、日本としては、対ロシアに対して、EUとの基本的な方向は、EUのことを余り、何といいますか、こちらが気にするよりも、やっぱり先ほど申しましたような基本的な理念、自由、民主主義、それから国際法の遵守といったものを共通項として対峙していくということを守っていくことがよいかなと思っております。
取りあえず以上です。
17福福士珠美(立憲)
分かりました。ありがとうございます。
続きまして、下斗米教授にお伺いしたいと思います。
先ほどのお話で、ロシアによるウクライナ侵攻、朝鮮戦争のアナロジーだというお話もございましたけれども、報道では、北朝鮮が実戦部隊といいますか、実動部隊をロシア側に派遣して、ウクライナで実戦経験を積んでいるという報道がございます。
帰還した北朝鮮軍が朝鮮半島やインド太平洋の脅威環境を質的にどう変化させるか、その変化させるリスクについてはどういうふうに評価されていらっしゃいますでしょうか。
また、このことは、日本がウクライナ支援を人道的だとか道義的なものとしてだけで…
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18下下斗米伸夫神奈川大学特別招聘教授/法政大学名誉教授
福士先生、どうもありがとうございました。
私の理解は、実は北朝鮮軍はウクライナで戦っておりません。クールスク州というロシアに入ってきたウクライナ軍のこれをテロリズムであるということにして、対テロ作戦に一万数千人動員して、恐らく数千人の犠牲者が出たであろうということであります。
これは、同時に、北朝鮮からすれば、現代戦、ドローン戦、こういったものを学習するという効果もあったんではないかと思います。一九七九年の、トウ小平氏がベトナムから逆の意味で学ぼうとしたことと似たことだと理解しております。
今はどうかというと、ちょっと分かりませんが、恐らくドンバス…
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19福福士珠美(立憲)
日本としての立ち位置というか、インド太平洋の安全保障などに関しては、やはり北朝鮮というのは、今の状況、帰ってきてからどういうふうなリスクがあるかというのを考えると、日本の立ち位置というのはどういうふうに思われますか。
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