曽我謙悟京都大学公共政策大学院院長

2026年3月9日・第221回国会 参議院 行政監視委員会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 77 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 145 発言)

御質問ありがとうございます。

二点申し上げたいと思います。

まず、科学的な分析とかについての話ですが、そういうのをなりわいにしているというか、ふだんそういうことの分析をしている者として申し上げると、結局、いろんな形でできるだけ多くのデータとか使って分かっていくことというのは、この程度に確からしいということが分かるというだけだということなんですね。この程度の確率で例えばこういうことが平均的には起こるということまでは分かるというのはそういうことで、むしろ、分からないところ、それはいろんなほかの要素による、偶然の要素とか含めていろんなことによって違ってくるというようなことがむしろあるというのを含めて分かっていくというのが、こういったデータとか使って分かっていくことなんだということがまず一つかなと思います。

その上で、もう一つ、二点目なんですけれども、今回の交通安全の話で申し上げると、やっぱりこれは具体的に行政の側でやっているその政策、施策の評価ということになるので、この場合だと、これカーブミラーとかそういう道路の設備ですね、そういう設備をやるとどれだけ効果が上がっていくかということの分析をやっぱりしているということになるわけです。

そのことと、御質問の中にあったような、事故がなぜ起こるかといったときに、それは、当然ですけれども、運転手側の要因とかいろんなものが絡んでくるというのはもちろんですので、それがどの程度の割合なのかということは、やっぱりまた別途、そういうことの分析、これは交通安全とかを専門にしている側の、研究者の側とかがそういうことの分析しているわけですね。ですから、そこをだからやっぱり合わさった形で分析していくことで初めてもっと良いところに進んでいけるんじゃないかという話にもなるわけです。

施策の分析、政策の分析としてはここの部分をきっちりやるということになりますけど、だけど、その安全を高めていくという観点からしたときに、その事故が起こるという原因をより広く分析しているような研究者の側と結び付けていくという、そういうことが必要になってくるんじゃないかということを申し上げたかったということになります。

以上です。

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