ありがとうございます。
この本法案によって、本当、これまで指針にとどまっていた胎内移植の禁止が法律上明解となり、罰則が設けられていることには意義があると考えます。しかし、技術の進歩は法律を待ってくれません。本当に今、いろいろと調べたんですけれども、かなり諸外国で進んでいる、まあ基礎研究ですが、ことが分かってまいりまして、私もかなり、ある意味、一種動揺もし、あと光も見ているところですね。本当に遺伝子疾患の方は、これはもう光明だと思っています。
今後は、このAIなんですが、今回、AIは本法案の直接の規制対象ではないのも存じておりますし、文にも特にAIのことは書いてはないんですけれども、非常にゲノム解析と相性がいいと思っております。研究設計や編集候補の選定にも確実にそういうものに関与していくと思っております。
科学は何が可能であるかということを示すことはできると思います。しかし、私たちがどのような未来を選ぶべきかという問いに、科学だけでは答えることはできないです。先ほどの大臣のおっしゃったとおりです。その答えを出すのは、科学者だけでも行政だけでもAIだけでももちろんなく、社会であり国会であり、そして主権者である国民だと思っております。このゲノム編集は、人類が初めて自ら進化そのものに手を伸ばし、その方向性まで選ぼうとする技術だと思っています。だからこそ、私はこの法律を単なる規制の法律としてではなく、日本が未来の生命とどのように向き合うのかを考える最初の一歩と位置付けたいと思っております。
最後なんですけれども、一つの問いを置いておきたいと思います。
親が自分の子供に、より健康であってほしい、病気になりにくくあってほしい、少しでも長く幸せに生きてほしい、そう願うことはごく自然なことです。では、その願いを科学が実現できるようになったときに、私たちはどこまでそれを認めていったらいいのか。そして、もし認めないのであれば、どのような価値観と人間観を根拠としてその境界を引くのか。もうこれ本当に難しい問いだと自分でも思っているんですが、是非国会と国民全体の皆さんで考えていただきたいという、この言葉を残して、私の質問を終わります。
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109
上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
技術の実用化が完成した段階で社会的な議論が不十分でありますと、適切な規制の設定が遅れるおそれがございます。したがいまして、あらかじめ国民的な議論を進めておくことは御指摘のとおり大変重要だと考えています。
このため、医学、自然科学、生命倫理、法学等の専門家に加え、患者団体や報道関係者も交え、多角的な観点から今後とも議論を継続していただきたく考えております。このような議論を進めるためには、諸外国の動向や技術水準の進展等に関する情報の収集が必要かと思いますし、また、ゲノム医療やゲノム編集技術を取り巻く現状や課題について国民の皆さんの理解を深めるための情報発信…
この発言のページ
110
岩本麻奈(参政)
そうですね、ちょっとこれ、ちょっと質問で、もしお答えになれなかったらあれですが、今、アメリカでは、CRISPR―GPTというシステムですね、AIによってかなり自動化、こういうものができているというのは御存じでありますでしょうか。
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111佐佐々木昌弘厚生労働省大臣官房危機管理・医務技術総括審議官
関連する様々な情報の中で接したことはございます。
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- (上の発言)
112
岩本麻奈(参政)
ありがとうございます。
この本法案によって、本当、これまで指針にとどまっていた胎内移植の禁止が法律上明解となり、罰則が設けられていることには意義があると考えます。しかし、技術の進歩は法律を待ってくれません。本当に今、いろいろと調べたんですけれども、かなり諸外国で進んでいる、まあ基礎研究ですが、ことが分かってまいりまして、私もかなり、ある意味、一種動揺もし、あと光も見ているところですね。本当に遺伝子疾患の方は、これはもう光明だと思っています。
今後は、このAIなんですが、今回、AIは本法案の直接の規制対象ではないのも存じておりますし、文にも特にAIのことは書いてはないんですけれども、非常にゲノム解析と相性がいいと思っております。研究設計や編集候補の選定にも確実にそういうものに関与していくと思っております。
科学は何が可能であるかということを示すことはできると思います。しかし、私たちがどのような未来を選ぶべきかという問いに、科学だけでは答えることはできないです。先ほどの大臣のおっしゃったとおりです。その答えを出すのは、科学者だけでも行政だけでもAIだけでももちろんなく、社会であり国会であり、そして主権者である国民だと思っております。このゲノム編集は、人類が初めて自ら進化そのものに手を伸ばし、その方向性まで選ぼうとする技術だと思っています。だからこそ、私はこの法律を単なる規制の法律としてではなく、日本が未来の生命とどのように向き合うのかを考える最初の一歩と位置付けたいと思っております。
最後なんですけれども、一つの問いを置いておきたいと思います。
親が自分の子供に、より健康であってほしい、病気になりにくくあってほしい、少しでも長く幸せに生きてほしい、そう願うことはごく自然なことです。では、その願いを科学が実現できるようになったときに、私たちはどこまでそれを認めていったらいいのか。そして、もし認めないのであれば、どのような価値観と人間観を根拠としてその境界を引くのか。もうこれ本当に難しい問いだと自分でも思っているんですが、是非国会と国民全体の皆さんで考えていただきたいという、この言葉を残して、私の質問を終わります。
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113
小川克巳(自民)
この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、猪瀬直樹君が委員を辞任され、その補欠として岡崎太君が選任されました。
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この発言のページ
114
白川容子(共産)
日本共産党の白川容子です。
ヒトゲノム編集胚等の取扱い規制法案について質問をいたします。
ゲノム編集技術を人の生殖に用いるということは、科学技術的な課題とともに、人の尊厳の在り方、優生思想や社会的差別につながる可能性、次世代への不可逆的な影響など、倫理的、社会的な課題も指摘をされています。法案は、ゲノム編集胚等の胎内移植を禁止をし、基礎研究などでの取扱いについても法律で規制をしようとするものです。
そこで、基礎研究への受精胚提供について、まず大臣の認識を伺いたいと思います。
ゲノム編集胚を用いた基礎研究は、例えば遺伝性・先天性疾患の病態解明や治療…
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115
上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
議員御指摘のとおり、ヒト胚を滅失することに対して葛藤などがある方がいらっしゃるであろうということは認識をしております。
その上で、御指摘の倫理的な側面の見解につきましては、平成十六年に総合科学技術・イノベーション会議が取りまとめたヒト胚の取扱いに関する基本的考え方において、ヒト受精胚は、人そのものではないとしても、人の尊厳という社会の基本的価値の維持のために特に尊重されるべき存在であり、かかる意味で人の生命の萌芽として位置付けられるべきものと考えられるとされております。
本法案は、総合科学技術・イノベーション会議におけるこうした人の胚に関する御議論の…
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