木村義雄 (自由民主党)

2026年6月25日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 16 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 206 発言)

今の医薬局長さんの答弁聞いていてちょっと気になったのは、慎重に検討というお話でしたけれども、昔から言われているんですが、そもそも厚生労働省でいう検討という二文字は何もしないということと同意だと、そういってやゆされてきたんですよ。今回はそれに対して、更にその上に慎重にという二文字が付いていて、これじゃ、何か全くお話にならないと、こんな感じがいたしてなりません。それじゃ、先ほどから申し上げているとおり、現場は何も変わらない可能性があるじゃないですか。

そこで、ここでいよいよ大臣に御登板を願います。

制度の抜本的な見直しという議論に至らないとしても、現行制度の中で実際にどこまで広げていくのかという具体論は避けて通れないはずですよ。その中でも、現実的に動かせるのがスイッチOTCです、スイッチOTCだと思います。

昨年の骨太方針、骨太の話を、あんまり好きじゃないんだけど、ちょうど都合よく出ていますので。これは経済財政運営と改革の基本方針二〇二五ですね、では、当初の医師の診断や処方に基づき症状の安定している患者が定期的に服用する医薬品、もう一回言いますよ、当初の医師の診断や処方に基づき症状の安定している患者が定期的に服用する医薬品あるいは低侵襲性検体である穿刺血を用いる検査薬を含む医薬品の、検査薬の更なるスイッチOTC化、こう書いてあるんですよ、を推進することになっています。ここまでは政府として既に決定しているんですね。決定している話なんです。

更に言えば、スイッチOTCであれば、調剤を前提とする薬剤師法第二十三条、この薬剤師法第二十三条に縛られることなく、薬剤師が直接関与できる領域を広げることができるのです。制度をいじらなくたって動かせる領域なんですよ。

ですから、私としては、非常に単純に伺いたいのですが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病などが診断が付いて長期に安定している患者の医薬品については、これはもう何年も、十何年も同じような処方箋でずっとやっている人たくさんいますよ。その長期に安定している患者の医薬品についてはOTC化を進め、薬剤師が継続的に関与できる仕組みを構築すべきではないか。

これは、患者の利便性の向上、さっき言ったように、薬局うろうろ歩かなくても済むという、こういうようなことではなくて、行ったらすぐにもらえるとか、医療機関の負担の軽減、いいじゃないですかね、地方では。医療費の効率化に資するものであり、政府の方針としても整合的です。政府の方針と厚生労働省の方針と多少違うのか、財務省の方針と多少違うのか、これ政府の方針とも整合的です。

繰り返します。能力は既にあるのです。問題は、制度が追い付いていない、あるいは役所が追い付いていないのか、その辺はあるのですけれども、海外でも余り例はありませんが、日本の薬剤師教育を考えればちゃんとできるはずであり、高血圧や糖尿病といった慢性疾患領域について本気でスイッチOTC化を進めるつもりがあるのか、大臣の御見解をお伺いします。

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