奥田ふみよ (れいわ新選組)

2026年5月27日・第221回国会 参議院 決算委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 215 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 227 発言)

この問題の本質、それは何か。自民党、高市政権が、あらゆる角度から憲法解釈をゆがめて、国民感情を無視し続け、戦争の準備をどんどん推し進めている、そういうところなんですよ。この国に暮らす国民の不安や懸念、きな臭さがますます膨れ上がってきているんですよ。皆さん御存じですよね、自民党の議員の皆さん、昨日も今日も、連日連夜、国会周辺でどれだけ戦争反対、憲法改正反対のデモが行われているか、御存じでしょう。

文科省は今回、私立学校の教育内容に強固に踏み込んで、偏っている、是正せよという行動を取り、学校に本来掛けちゃいけない大きな圧力を掛けた。どっちが偏っているんでしょうか。どっちが是正しなきゃいけないんでしょうか。

大臣、教育基本法の根幹も憲法精神にのっとっているのはもちろん御存じだと思います。政府の暴走により再び、二度と再び戦争の惨禍が起こらないように、教育に対して政府は不介入だと憲法から命令を受けているんです。その自覚をしっかり持っていただかなければ、また政治が暴走し、また八十年前の戦争の惨禍を繰り返しかねない。そこに国民は危機感を感じているんです。高市政権は軍拡をあおり、緊急事態条項を追加するだの、憲法九条をいじるだの、国民が戦後最大の不安に陥っているんです。そこを御自覚いただきたい。

そして、もう一つ言及します。

京都府が私学助成金の減額を検討しているという報道があります。お金減らすぞといって学校の教育内容を変えさせる。これ、脅しじゃないですか。とんでもない権力濫用なのではないですか。

実は昨日、事前のレクで聞きましたら、私学助成金は文科省の管轄ではない、所管は京都府だから文科省として答える立場にないというお答えだったんですが、ここで同じことを聞いても同じことを繰り返されると思いました。でも、文科省は、京都府と一緒に今回の事故の件を確認し、一緒に足並みをそろえて調査をしたと。京都府が本当に自らの判断で私学助成金の減額を検討したと言えるんでしょうか。子供の命を悲しむ気持ちが本当にあるのであれば、その尊い命を政治的介入の道具にしないでいただきたい。文科省の行為は、高市自民党の軍拡を推し進める中での稚拙かつ愚行であると強く抗議させていただきます。

では、本題に入らせていただきます。学校の体育館の空調問題の件です。

今年三月、中学生だった娘の卒業式に参加しました。親は寒くてコートを脱げないほどの寒さだったんです。でも、卒業生たちは寒くても体育館の中でコートを着させてもらえませんでした。理由は、体育館は室内だから、そして地域の方が来たら見栄えが悪いからということで、コートを禁止。そうしましたら、式の途中でばたんという大きな音を立てて卒業生倒れました。余りの寒さと緊張で気絶をしたんです。

そして、夏の体育館もひどいものです。梅雨明け頃から、窓を開けても熱風しか入ってこない、床からじわじわと熱が上がってくる。ほとんどの体育館に断熱材が敷かれていない状況の中で、子供たちは全力で走らされ、汗だくで顔を真っ赤にして動き続ける。必死に水を飲ませてくれる先生もいれば、決まったときにしか水を飲まさせないというかたくなな先生もいらっしゃいます。休憩を入れる先生も、入れない先生もいらっしゃいます。様々な因果関係で熱中症で倒れ、死亡者が出たり、後遺症が残ったりする生徒が毎年報告されています。

このような事故が相次ぐにもかかわらず、いまだ体育館の冷暖房の設置、全くもって不十分です。しかも、地域によって格差がひどいんです。東京都の公立の小中学校の冷暖房完備は八八・三%、その一方で、二十八道府県では設置率一〇%未満です。富山県、佐賀県、長崎県に至っては一%にも満たっていません。東京に住んでいるか地方に住んでいるかで、子供が安全に体育の授業を受けられるかどうかが変わってきています。

これは教育を受ける権利、憲法二十六条の理念に反していると思いませんか、大臣。イエスかノーでお答えください。

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