畠山陽二郎経済産業省経済産業政策局長

2026年5月26日・第221回国会 参議院 経済産業委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 81 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 278 発言)

お答え申し上げます。

まず、投資の中身についてでございますけれども、単なる設備更新にとどまらず、新たな付加価値を生み出す投資は、生産性の向上や企業収益の拡大につながり、賃上げにつながることが期待をされることから、こうした投資を促進することで強い経済を実現していきたいと、このように考えております。

一方で、一般に大規模投資になりますと、投資額が大きく、将来の需要動向や国際経済に関する不確実性の影響も受けやすいため、企業にとってリスクが高く、投資がちゅうちょされやすいという面もございます。こうした観点から、大胆な促進税制を措置することで大規模かつ高付加価値な国内投資を促進することとしていきたいと、このように考えてございます。

御指摘の要件につきましては、大企業については投資下限額を三十五億円に設定しておりまして、これは平均的な大企業一社当たりの年間の総設備投資額の三倍以上に相当する高い規模でございます。また、中小企業につきましては、既存の中小企業税制も踏まえまして、投資下限額を五億円としているところでございます。

また、高付加価値な投資を促すため、投資利益率が一五%以上の投資計画を対象としてございます。この水準は、過去の類似税制におきまして、大企業向けに同じ基準を採用し、幅広い業種で活用された実績があること、そして、大企業が行う設備投資の中で投資利益率の高い上位約三割に相当する水準であることを踏まえて設定したものでございます。

本税制は大規模かつ高付加価値な国内投資を対象としてございまして、中小企業につきましては、工場の新設や増設に際し建物や機械装置などを一体的に投資するような案件をしっかりと後押しすることができるという点でこれまでの税制と比べて特徴的であると、このように考えているところでございます。

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