茂木敏充 (自由民主党)外務大臣

2026年7月16日・第221回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 45 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 153 発言)

今日、紛争や自然災害、これが多発、激甚化することによりまして、世界の人道危機、これが長期化、複雑化する中で、保健医療を始め人の命や健康に直結する分野における支援の重要性、これが一層高まっていると考えております。

これまで日本は、その経験や知見を生かした、議員御指摘の母子手帳の普及を始めとする支援を行うとともに、開発途上国におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジの推進に貢献をしてまいりました。ちょうどコロナの頃もそうだったと思いますけれど、世界各国でコロナが蔓延をするという中で、大体先進国で収まってきても、途上国においてはまだその感染が広がっている、残っているという中で、ノー・ワン・イズ・セーフ・アンティル・エブリワン・イズ・セーフ、こういう考え方で、自分の国だけが大丈夫だったら大丈夫ではなくて、どこかの国で危機があったり、そういった病気があったら、それはいつか世界にまた波及してしまう、こういう考え方というのは極めて重要だと私は考えております。

日本の支援によります母子手帳、三十六か国・地域で今活用をされております。私自身も、今年五月にアフリカ四か国歴訪いたしましたが、御指摘のガーナにおいては、失礼しました、アンゴラにおいては病院を視察をしまして、母子手帳、これが広く活用され、ちょうど委員お示しいただいた右側の方というか、私から見たら左側、その小さい形の母子手帳なんですね。これも直接拝見をさせていただいて、現地において高く評価されていることを実感いたしました。私も、現地からSNSを通じて、いかに日本の母子手帳というのがアンゴラにおいても使われているかと、この発信もさせていただきまして、結構再生回数も多かったと、こんなふうに考えているところでありますが。

いずれにしても、保健分野を含みます人間の安全保障の考え方、これは開発協力大綱においても基本方針や重点政策として明記をされているところでありまして、引き続き、こうした方針に基づいて、相手国のニーズも踏まえたきめ細やかな協力を進めていきたいと思っております。

母子手帳、紙でできているわけですから、値段的にはそんなに高いものではありません。そして、言語さえ変えれば、ほとんどその国で使える形になる。そして、最初のページといいますか、開けますと右側のページに、自分の子供がこれからどういうふうに育ってほしいかとお母さんが書けるページというのが右のページの下半分にありまして、こういったことを通じて、子供たちに対するお母さんの思いというのもこの母子手帳に込められているんだなと、こういったことを実感いたしました。

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