茂木敏充 (自由民主党)外務大臣

2026年5月12日・第221回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 107 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 170 発言)

今年は、自由で開かれたインド太平洋、FOIPの提唱からちょうど十年を迎えるわけであります。この間の時代の変化、様々な変化があるわけであります。安全保障面でもそうでありますし、技術革新でもそうでありますし、こういった変化に対応すべく、FOIPの中核的な理念、これは堅持しつつ、地域の国々の自律性、そして強靱性を高め、具体的な協力を通じて地域全体として共に強く豊かになることを目指すこととしたわけであります。

こうした考えに基づきまして、二日の日には、ベトナムにおいて高市総理から演説、発信がありまして、翌三日の日に、私自身、ケニアでFOIPの進化について説明をした上で、我が国のアフリカ外交についてのスピーチを行ったところであります。

平木議員、そのスピーチも御覧いただいたということなんですが、ケニアでのスピーチでは、アフリカ外交を展開する三本柱としまして、一つは、平和大陸アフリカの実現。アフリカにおいては様々な民族紛争であったりとか地域紛争も起こっているわけでありまして、この平和の実現、極めて重要だと考えております。

そして、二つ目に、日本とアフリカの成長の好循環。どちらかだけが豊かになるんじゃなくて、共に豊かになっていく。アフリカに投資をする、その投資によってアフリカが豊かになることによって日本も結果的に豊かになる、こういう好循環をつくっていく。

さらには、次の世代、次世代の共創、共に創るですね、共創によります誰もが豊かさを実感できる社会の実現。格差が拡大している国もあります。一部の層だけが豊かになるんではなくて、誰もが豊かさを実現できる社会の実現。この三つを軸に考えをスピーチの中で述べたところであります。

今後も、日本として、TICAD等を通じてアフリカ各国と長年築いてきた信頼と協力の実績、三十三年にわたるわけであります。これを基礎に、TICADの基本理念でありますアフリカのオーナーシップと国際社会とのパートナーシップの考えの下で、アフリカ各国の自律性、そして強靱性の強化に向けて力強く外交を展開していきたいと、こんなふうに考えております。

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