茂木敏充 (自由民主党)外務大臣

2026年4月2日・第221回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 5 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 151 発言)

おはようございます。

令和八年度外務省所管予算案について、その概要を説明いたします。

令和八年度一般会計予算案において、七千七百六十二億五千七百六十一万二千円を計上しております。そのうち、四千四百三十四億六千九百三十七万九千円が外務省所管のODA予算となります。

イランをめぐる情勢を含め、世界は、今、パワーバランスの変化や紛争、対立の激化を受け、戦後最も大きな構造的変化の中にあり、我が国を取り巻く安全保障環境も一段と厳しさを増しています。

このような厳しい国際情勢の中、国際社会から期待される日本の役割と責任を主体的に果たしていくため、多角的、重層的連携をリードする包容力と力強さを兼ね備えた外交を展開してまいります。

予算案作成に当たっては、五本の柱を掲げ、めり張りを付けて必要な予算を計上いたしました。

第一の柱は、日本にとって望ましい国際秩序の形成です。

自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取組、政府安全保障能力強化支援、OSAの強化を含め、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境への対応を強化します。

第二の柱は、日本経済の活性化、強靱化と日本らしい顔の見える国際協力の推進です。

自由で公正な国際経済秩序を支えるルール作りに取り組むとともに、ODAの戦略的かつ効果的な活用により、日本らしい顔の見える国際協力を推進し、経済安全保障等の重要課題にも対応していきます。

第三の柱は、文化外交の抜本的強化です。

日本文化の多様な魅力の発信を通じて日本への信頼感、親近感、好感度を向上し、親日派、知日派の拡充、対日理解の促進に力強く取り組んでまいります。

第四の柱は、情報戦時代における攻めと守りの情報対策です。

偽情報の拡散を含む情報操作に対抗するため、情報収集・分析力の強化や、SNSなどのツールの活用を含む戦略的対外発信の強化に取り組みつつ、サイバーセキュリティーについても、しっかりと対応してまいります。

第五の柱は、外交・領事実施体制の抜本的強化による足下固めです。

在外公館の強靱化、機能強化を進めます。また、今般の中東情勢への対応においても邦人退避や出国支援に万全を期しました。引き続き、邦人保護を始めとする領事業務を充実させます。

以上が、令和八年度外務省所管予算案の概要です。

里見委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御賛同をいただけますようお願い申し上げます。

なお、時間の関係もございますので、委員長におかれましては、お手元に配付してあります印刷物を会議録に掲載されますようお願い申し上げます。

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