小山堅一般財団法人日本エネルギー経済研究所専務理事・首席研究員

2026年3月10日・第221回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 161 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 188 発言)

御質問ありがとうございます。

私は、今御質問、御指摘があった基幹、戦略的なインフラにおいては、国内基盤を強化することは絶対必要だというふうに思いますし、外資の関わりについてはこれまで以上にしっかりとした精査、チェック、レビューといったものが必要になるだろうというふうに思います。

エネルギー政策の歴史を研究してきた者として、過去、八〇年代、九〇年代以降は、エネルギーというのは特別なものであるというところから、エネルギーも普通のものになってきたので、市場原理や経済原則というのをより当てはめていくべきだという流れがこの半世紀近く続いてきたと思います。

しかし、この五、六年ほど、その流れがまた逆転して、エネルギーというのは極めて戦略的で重要な分野であり、国家と国家がぶつかり合うようなところだというような意識が強く芽生えています。

私は、今、世界にはエネルギーの分野で三つの支配、ドミナンスが競争しているというふうに思っていまして、一つは、アメリカが主導する、トランプ大統領が言うエネルギードミナンス、これは主に石油とガスの分野の支配、ドミナンスです。もう一つは、中国が支配する、どちらかというとクリーンエネルギーやクリティカルミネラル、レアアースにおけるドミナンス。そして、三つ目がAIや情報化をめぐるドミナンス。これはいずれもエネルギーに直接結びついています。

日本は、これらの世界情勢の中で、御質問があったとおり、重要な国家インフラ戦略分野として、それを守る、育てるというようなことをこれからやっていくということがどうしても必要になると私自身も思っております。

前後のやりとり

157の発言を見る

165の発言を見る