國重徹 (中道改革連合)

2026年6月24日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第22号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 82 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 168 発言)

これについても、是非今後の検討をよろしくお願いします。

事故を防ぐためには、もちろん刑罰によって抑止力を高めていくということも大事だと思います。その一方で、やはり、事故が起きる前の段階で、運転者が危険を自覚をして運転を思いとどまったり、慎重な運転をするように促す仕組みも私は重要だというふうに考えています。危険なのは、スピード違反だけじゃありませんし、お酒だけでもありません。例えば睡眠不足についても、本人が少し眠いだけと思っていても、今はもうかなり研究も進んでいまして、集中力、判断力、反応速度を低下させて、危険の発見、回避が遅れる原因にもなります。

だからこそ、例えば、ATMに振り込め詐欺の注意喚起が表示されるように、車に乗車するときとか運転を開始する際に、飲酒運転をしていないか、睡眠不足じゃないか、体調に問題はないか、こういった注意喚起をディスプレーに表示するということも考えられるかと思います。

さらに、AIとか車載センサー、こういったものを活用して、その人の運転傾向を分析して、それぞれのドライバーに応じた注意喚起を行うことも考えられます。今AIも相当進んでいますので、このようなことも今であればそんなに難しくないことだと思われます。例えば、ふだんから急加速や急ブレーキが多い方、車間距離が近くなりがちな人、速度超過の傾向が強い人、車線のふらつきが見られる人などについて、その人の運転傾向に応じた注意を表示することが考えられます。

また、高齢ドライバーの方については、免許を返納するとかいうのもありますけれども、やはり自分は運転したいという方もいらっしゃいます。年齢だけで一律に判断するんじゃなくて、加齢に伴う認知機能や反応速度の低下、アクセルとブレーキの踏み間違いにつながり得る運転傾向、こういったものも踏まえて、発進時のペダル確認、周囲の確認を促すなど、個々の状態に応じた注意喚起を行うことも考えられます。

加えて、実際の運転中に速度超過、急加速、急ブレーキ、車間距離の詰め過ぎ、蛇行、あおり運転につながりかねない、こういった挙動が見られる場合には、アラームとかディスプレー表示などで適時に警告を発することも考えられます。

このように、車に乗る際の注意喚起、また、AIによる運転傾向の分析、運転中の警告表示などを通じて、危険な運転を早い段階で抑止していくことは、事故防止の観点から有用ではないかと考えます。

国交省、警察庁の見解をそれぞれお伺いします。

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