おはようございます。富山県農林水産総合技術センターの雄川でございます。
まず、簡単にちょっと自己紹介をさせていただきたいと思います。
私は、県の農業職員でございます。これまで、農業研究所の土壌肥料分野の研究員を始め、農家に直接技術指導や経営改善などを支援する普及指導員、そして行政職員として富山県の農業振興に携わってまいりました。この四月から、七つの研究所から成る農林水産総合技術センターの所長を務めております。そのセンターの中にあります農業研究所の方で、種子生産のもととなる原種生産、そして品種育成を行っております。
本日は、御審議中の二法案に関しまして、富山県の水稲種子生産と品種育成の現状ということで、まず御説明をさせていただきたいと思います。
資料の方をおめくりください。
種もみ王国富山として、全国一の種もみ出荷県でございます。地図にございますように、県内には五つの種子場、種子を生産する産地です、種子場がございまして、毎年約四千トンの水稲種子を生産しております。そのうち約三千トンを県外、全国四十四都府県に出荷をしております。県の奨励品種でございます十品種を含む四十六品種の種子を生産しておりまして、県間流通量の六七%を占めるということになっております。
種子の生産体制と課題として書いておりますけれども、種子の生産体制とすれば、まず、富山県主要農産物種子生産条例を制定しておりまして、それに基づきまして、稲と麦と大豆の高品質な種子生産を行っております。
この種もみ生産ですけれども、一般的な米生産とは異なりまして、特有の栽培管理が必要となっております。発芽率が高く、純度の高い種子とするために、まず、圃場での異型株、右の方に写真がございますけれども、生育の違うもの、また病気にかかった稲、これを圃場の中から抜き取るという農家の方の作業がございます。また、倒伏をさせてしまうと、稲を倒してしまうと品質が落ちますので、倒伏しないような施肥管理ですとか病害虫の防除、また雑草の防除ということで、丁寧な作業が必要となります。また、収穫についても、種子の専用のコンバインということで、品種が替わると種が混ざらないように、解体して掃除のしやすいというような構造のコンバインが必要になってまいります。
こうして普通の米生産よりも作業が多いということで、課題としては、やはり生産者の高齢化に伴って生産の効率化が必要となっております。
次のページをおめくりください。
まず、富山県の種子生産工程ということで上の方に示しておりますけれども、種もみを作る際には、まず元種が必要になります、それが百グラム。それが、次に一年かけて、原原種ということで、約百倍の十キロ。その次に、原種として、また百倍の一トン。その原種をもとに、種子場の方で一般種子を作られます。その作られた種子が、県外も含めて、県内外の米生産者の方に行き渡るというようなことになっております。農業研究所の方ではこの原原種と原種の供給を担うということで、農業研究所を中心に栽培をしております。
このように一年で百倍に増殖をさせていくわけですけれども、形質の違う一粒が百粒に、また一万粒となるということで、まず、その元種から原種を作るときにいかにクリーンな原原種を作るか、それが重要になっております。クリーンな原種であれば、種子生産圃場で最も重労働である圃場での抜取り作業の軽減につながるということになります。
富山県の方では、下の方に写真も載せておりますけれども、種もみクリーン原種供給センターというものを平成三十年に整備しておりまして、これは、田んぼの上にハウスを建てるような格好で仕切ります、そうすると、ほかからの花粉の飛来を防いで自然交配を防いで、均一性の高い原原種を生産するということができます。
それぞれ一本ずつ植えまして、異型株ですとか罹病株の抜取りをここで徹底していきます。さらに、個体別のDNA診断により、遺伝的な固定度も確認します。そうしてクリーニングすることによって、右下に書いてございますけれども、種子場における異型株の抜取り作業が七割軽減するということで、いかにクリーンな原原種を作るかということがその次の作業の省力化につながるということでございます。
次のページをおめくりください。
これも県条例に基づく取組でございますが、種子生産を支える県の取組として書いてございます。
まず、四月に、種子生産計画を策定、公表いたします。県内外からの種子生産の委託状況、県の種子協会と協議をしながら生産計画を作成いたします。そして、種子場農協の方に作付面積、また品種を配分いたします。種子場農協の方では、同一生産者に出穂期ですとか形質が類似した複数の品種を配分しないよう配慮しながら計画を立ててまいります。
種子生産圃場の指定は、それから田植を始めるまでに行います。品種ごとに圃場を団地化するですとか、他家受粉による純度低下を防ぐということで、種子場周辺の一般米の生産者の方にも種子消毒等を徹底していただくようお願いをしながら、生産する圃場を指定してまいります。
次に、七月から八月、ちょうど穂の出る時期ですけれども、そこで圃場審査を行います。その圃場審査というのは、農家の皆さんが異型株ですとか雑草の防除、病害虫の防除をやっていただくわけですけれども、それの実施状況がどうかということで、県の種子審査員、これは普及指導員が中心に担っているわけですけれども、県の種子審査員が、出穂期と糊熟期、ちょうど実の詰まってくる時期ですけれども、その二回、現地審査をします。それは、田んぼに一枚一枚入って、しっかり抜取りができているかどうかという審査をいたします。
最後に、収穫物について生産物審査を行います。県の種子審査員が、発芽率が九〇%を超えているかどうか、また異品種混入がないか、それについてもDNA検査をいたします。
そのように、種子生産については、県の条例に基づいてしっかりと品質管理を行っているということでございます。
次のページをおめくりください。
次は、気象変動に対応した新品種の開発と普及ということでございますが、左下のグラフを御覧ください。これは、富山県におきます品種ごとの一等米比率を示したものでございます。主力品種でありますコシヒカリ、これが、緑色で示しておりますように、かなり品質を落としている年がございます。近いところでいえば、西暦二〇二三年、全国的にも高温で品質を落とした年でございますが、高温で米が白濁してしまうということで、かなり一等米比率が落ちておりました。
こういったことで、やはり高温に強い品種の育成が必要ということで、まず最初に、てんたかく、これは県のオリジナル品種でございますが、わせ品種のてんたかくを十五年から現場に移しまして、次は、てんこもり、これはおくて、遅い品種でございます、そして次に、コシヒカリに代わる高温に強い品種として、富富富の方を開発いたしました。
この開発に当たりましては、戻し交配とDNAマーカー選抜ということで、最新の技術を使いまして富富富を育成しております。ただ高温に強いだけではなくて、短稈で倒伏しにくい、また、いもち病に強いというような形質を、複数のそういった有用な遺伝子を戦略的に集積した全国初の普及品種となっております。この開発に当たっては、いもち病抵抗性遺伝子の一つは、農研機構の方からも育種素材として提供いただいております。
こうして、富山県の方では、わせ、なかて、おくてと、各熟期に高温耐性の県ブランド品種を育成しているということになります。
どちらの県でもそれは課題だというふうに思いますけれども、品種の開発には、そういった育種品種の早期品種登録出願、それをすることによって育種素材としてのやり取りもできるということがありますので、早期の品種登録の出願はプラスの要素ということで書いております。
最後に、まとめでございます。
品種育成については、まず、育種目標、大まかな、ざっくりとしたイメージですけれども、昔、食糧増産時代はやはり多収の品種、それから、米余りが続きますと今度は差別化、良食味の県独自のオリジナル品種、そして最近では、品質を求めるための、気象変動に対応した品種を求めるというようなことで、育種目標もその時代時代に応じて変化してきているかと思います。
今後は、さらに、気象変動への対応ということで、高温耐性、ウルチ米だけではなくて、例えば酒米ですとか、そういったものについても高温耐性が必要になってくるかなというふうに思います。また、農業従事者の減少に対しては、やはり生産性の向上ということが大切でございまして、多収性ですとか病害虫への抵抗性を持ったもの、そして、需要に応じた米生産を進める上では、様々な用途に応じた特性を持つ品種が必要かと思います。例えば、米粉パンに向く品種ですとか、牛の餌となります稲WCS、嗜好性のいいものですとか、そういった品種の育成も必要になるかと思います。
そういったことを進める上では、やはり産学官の連携の下、有望な品種の早期育成を目指すべきというふうに思っております。そのためには、有望な育種素材の提供ですとか、DNAマーカー選抜、そして環境制御可能な人工気象室の利用など、先端的技術の活用、それを広く活用できるようにということは非常に重要なことでございまして、また、その研究に関する人材の育成と確保ということも重要かと思っております。
次に、種子生産の方ですけれども、高品質な水稲種子生産には大変手間もかかります、コストもかかります。ですが、高品質な水稲種子があるからこそ、病害の発生抑制にもつながりますし、品種特性の発現により、水稲作全体のコスト低減に結びつくものと思っております。何より、責任を持って種子を生産する体制づくりが大切だと思っております。高品質な水稲種子の生産と安定供給は、米生産の要と思っております。
最後に、育成者権の保護についてですけれども、どんどん地球規模で温暖化が進んでいく中で、やはりそういった高温耐性品種、有望な形質を持つような品種、それの海外流出を今後懸念しております。優良品種の海外への流出防止や権利の侵害対応の強化が必要、また、早期に実用化する必要性が高い品種については、優先審査、仮保護期間の短縮ということが求められると思っております。
これで私からの意見陳述は終えさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
0会会議録情報政府参考人など
令和八年六月十一日(木曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 藤井比早之君
理事 東 国幹君 理事 笹川 博義君
理事 野中 厚君 理事 平沼正二郎君
理事 和田 義明君 理事 野間 健君
理事 原山 大亮君 理事 村岡 敏英君
石坂 太君 伊東 良孝君
江藤 拓君 門 寛子君
加藤 大博君 今 洋佑君
西條 昌良君 鈴木 拓海君
俵田 祐児君 中川こういち君
西田 昭二君 西山 尚利君
葉梨 康弘君 広瀬 建君
藤田ひかる君 宮下 一郎君
簗 和生君 …
この発言のページ
1
藤井比早之(自民)
これより会議を開きます。
内閣提出、重要品種の育成及びその種苗の生産の振興に関する法律案及び種苗法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
本日は、両案審査のため、参考人として、富山県農林水産総合技術センター所長雄川洋子君及び一般社団法人日本種苗協会会長、株式会社武蔵野種苗園代表取締役社長油木大樹君、以上二名の方々に御出席をいただいております。
この際、参考人各位に一言御挨拶を申し上げます。
本日は、御多用のところ本委員会に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。参考人各位におかれましては、それぞれのお…
この発言のページ
- (上の発言)
2雄雄川洋子富山県農林水産総合技術センター所長
おはようございます。富山県農林水産総合技術センターの雄川でございます。
まず、簡単にちょっと自己紹介をさせていただきたいと思います。
私は、県の農業職員でございます。これまで、農業研究所の土壌肥料分野の研究員を始め、農家に直接技術指導や経営改善などを支援する普及指導員、そして行政職員として富山県の農業振興に携わってまいりました。この四月から、七つの研究所から成る農林水産総合技術センターの所長を務めております。そのセンターの中にあります農業研究所の方で、種子生産のもととなる原種生産、そして品種育成を行っております。
本日は、御審議中の二法案に関しまして、富山県の水稲種子生産と品種育成の現状ということで、まず御説明をさせていただきたいと思います。
資料の方をおめくりください。
種もみ王国富山として、全国一の種もみ出荷県でございます。地図にございますように、県内には五つの種子場、種子を生産する産地です、種子場がございまして、毎年約四千トンの水稲種子を生産しております。そのうち約三千トンを県外、全国四十四都府県に出荷をしております。県の奨励品種でございます十品種を含む四十六品種の種子を生産しておりまして、県間流通量の六七%を占めるということになっております。
種子の生産体制と課題として書いておりますけれども、種子の生産体制とすれば、まず、富山県主要農産物種子生産条例を制定しておりまして、それに基づきまして、稲と麦と大豆の高品質な種子生産を行っております。
この種もみ生産ですけれども、一般的な米生産とは異なりまして、特有の栽培管理が必要となっております。発芽率が高く、純度の高い種子とするために、まず、圃場での異型株、右の方に写真がございますけれども、生育の違うもの、また病気にかかった稲、これを圃場の中から抜き取るという農家の方の作業がございます。また、倒伏をさせてしまうと、稲を倒してしまうと品質が落ちますので、倒伏しないような施肥管理ですとか病害虫の防除、また雑草の防除ということで、丁寧な作業が必要となります。また、収穫についても、種子の専用のコンバインということで、品種が替わると種が混ざらないように、解体して掃除のしやすいというような構造のコンバインが必要になってまいります。
こうして普通の米生産よりも作業が多いということで、課題としては、やはり生産者の高齢化に伴って生産の効率化が必要となっております。
次のページをおめくりください。
まず、富山県の種子生産工程ということで上の方に示しておりますけれども、種もみを作る際には、まず元種が必要になります、それが百グラム。それが、次に一年かけて、原原種ということで、約百倍の十キロ。その次に、原種として、また百倍の一トン。その原種をもとに、種子場の方で一般種子を作られます。その作られた種子が、県外も含めて、県内外の米生産者の方に行き渡るというようなことになっております。農業研究所の方ではこの原原種と原種の供給を担うということで、農業研究所を中心に栽培をしております。
このように一年で百倍に増殖をさせていくわけですけれども、形質の違う一粒が百粒に、また一万粒となるということで、まず、その元種から原種を作るときにいかにクリーンな原原種を作るか、それが重要になっております。クリーンな原種であれば、種子生産圃場で最も重労働である圃場での抜取り作業の軽減につながるということになります。
富山県の方では、下の方に写真も載せておりますけれども、種もみクリーン原種供給センターというものを平成三十年に整備しておりまして、これは、田んぼの上にハウスを建てるような格好で仕切ります、そうすると、ほかからの花粉の飛来を防いで自然交配を防いで、均一性の高い原原種を生産するということができます。
それぞれ一本ずつ植えまして、異型株ですとか罹病株の抜取りをここで徹底していきます。さらに、個体別のDNA診断により、遺伝的な固定度も確認します。そうしてクリーニングすることによって、右下に書いてございますけれども、種子場における異型株の抜取り作業が七割軽減するということで、いかにクリーンな原原種を作るかということがその次の作業の省力化につながるということでございます。
次のページをおめくりください。
これも県条例に基づく取組でございますが、種子生産を支える県の取組として書いてございます。
まず、四月に、種子生産計画を策定、公表いたします。県内外からの種子生産の委託状況、県の種子協会と協議をしながら生産計画を作成いたします。そして、種子場農協の方に作付面積、また品種を配分いたします。種子場農協の方では、同一生産者に出穂期ですとか形質が類似した複数の品種を配分しないよう配慮しながら計画を立ててまいります。
種子生産圃場の指定は、それから田植を始めるまでに行います。品種ごとに圃場を団地化するですとか、他家受粉による純度低下を防ぐということで、種子場周辺の一般米の生産者の方にも種子消毒等を徹底していただくようお願いをしながら、生産する圃場を指定してまいります。
次に、七月から八月、ちょうど穂の出る時期ですけれども、そこで圃場審査を行います。その圃場審査というのは、農家の皆さんが異型株ですとか雑草の防除、病害虫の防除をやっていただくわけですけれども、それの実施状況がどうかということで、県の種子審査員、これは普及指導員が中心に担っているわけですけれども、県の種子審査員が、出穂期と糊熟期、ちょうど実の詰まってくる時期ですけれども、その二回、現地審査をします。それは、田んぼに一枚一枚入って、しっかり抜取りができているかどうかという審査をいたします。
最後に、収穫物について生産物審査を行います。県の種子審査員が、発芽率が九〇%を超えているかどうか、また異品種混入がないか、それについてもDNA検査をいたします。
そのように、種子生産については、県の条例に基づいてしっかりと品質管理を行っているということでございます。
次のページをおめくりください。
次は、気象変動に対応した新品種の開発と普及ということでございますが、左下のグラフを御覧ください。これは、富山県におきます品種ごとの一等米比率を示したものでございます。主力品種でありますコシヒカリ、これが、緑色で示しておりますように、かなり品質を落としている年がございます。近いところでいえば、西暦二〇二三年、全国的にも高温で品質を落とした年でございますが、高温で米が白濁してしまうということで、かなり一等米比率が落ちておりました。
こういったことで、やはり高温に強い品種の育成が必要ということで、まず最初に、てんたかく、これは県のオリジナル品種でございますが、わせ品種のてんたかくを十五年から現場に移しまして、次は、てんこもり、これはおくて、遅い品種でございます、そして次に、コシヒカリに代わる高温に強い品種として、富富富の方を開発いたしました。
この開発に当たりましては、戻し交配とDNAマーカー選抜ということで、最新の技術を使いまして富富富を育成しております。ただ高温に強いだけではなくて、短稈で倒伏しにくい、また、いもち病に強いというような形質を、複数のそういった有用な遺伝子を戦略的に集積した全国初の普及品種となっております。この開発に当たっては、いもち病抵抗性遺伝子の一つは、農研機構の方からも育種素材として提供いただいております。
こうして、富山県の方では、わせ、なかて、おくてと、各熟期に高温耐性の県ブランド品種を育成しているということになります。
どちらの県でもそれは課題だというふうに思いますけれども、品種の開発には、そういった育種品種の早期品種登録出願、それをすることによって育種素材としてのやり取りもできるということがありますので、早期の品種登録の出願はプラスの要素ということで書いております。
最後に、まとめでございます。
品種育成については、まず、育種目標、大まかな、ざっくりとしたイメージですけれども、昔、食糧増産時代はやはり多収の品種、それから、米余りが続きますと今度は差別化、良食味の県独自のオリジナル品種、そして最近では、品質を求めるための、気象変動に対応した品種を求めるというようなことで、育種目標もその時代時代に応じて変化してきているかと思います。
今後は、さらに、気象変動への対応ということで、高温耐性、ウルチ米だけではなくて、例えば酒米ですとか、そういったものについても高温耐性が必要になってくるかなというふうに思います。また、農業従事者の減少に対しては、やはり生産性の向上ということが大切でございまして、多収性ですとか病害虫への抵抗性を持ったもの、そして、需要に応じた米生産を進める上では、様々な用途に応じた特性を持つ品種が必要かと思います。例えば、米粉パンに向く品種ですとか、牛の餌となります稲WCS、嗜好性のいいものですとか、そういった品種の育成も必要になるかと思います。
そういったことを進める上では、やはり産学官の連携の下、有望な品種の早期育成を目指すべきというふうに思っております。そのためには、有望な育種素材の提供ですとか、DNAマーカー選抜、そして環境制御可能な人工気象室の利用など、先端的技術の活用、それを広く活用できるようにということは非常に重要なことでございまして、また、その研究に関する人材の育成と確保ということも重要かと思っております。
次に、種子生産の方ですけれども、高品質な水稲種子生産には大変手間もかかります、コストもかかります。ですが、高品質な水稲種子があるからこそ、病害の発生抑制にもつながりますし、品種特性の発現により、水稲作全体のコスト低減に結びつくものと思っております。何より、責任を持って種子を生産する体制づくりが大切だと思っております。高品質な水稲種子の生産と安定供給は、米生産の要と思っております。
最後に、育成者権の保護についてですけれども、どんどん地球規模で温暖化が進んでいく中で、やはりそういった高温耐性品種、有望な形質を持つような品種、それの海外流出を今後懸念しております。優良品種の海外への流出防止や権利の侵害対応の強化が必要、また、早期に実用化する必要性が高い品種については、優先審査、仮保護期間の短縮ということが求められると思っております。
これで私からの意見陳述は終えさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
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藤井比早之(自民)
ありがとうございました。
次に、油木参考人、お願いいたします。
この発言のページ
4油油木大樹一般社団法人日本種苗協会会長/株式会社武蔵野種苗園代表取締役社長
皆さん、おはようございます。
一般社団法人日本種苗協会の会長を務めております、私の会社は武蔵野種苗園という会社ですので、この二つについてちょっと御説明を差し上げて、今の課題を先生方に御説明したいと思います。
資料の日本種苗協会の概要というところから御覧になっていただければと思います。
我々種苗協会は、園芸作物、野菜、栄養繁殖性植物、あとは花、この種について、国内にあります種苗会社をサポートすることで優良種子の供給、品種の開発を促進し、日本の農業の向上、ひいては国民全体の豊かな暮らしを支えるため様々なことに取り組んでいるということをモットーにして協会…
この発言のページ
5
藤井比早之(自民)
ありがとうございました。
以上で参考人からの意見の開陳は終わりました。
―――――――――――――
この発言のページ