高山聡史 (チームみらい)

2026年6月26日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第24号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 197 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 211 発言)

チームみらいの高山聡史です。

ただいま議題となっております国旗の損壊等の処罰に関する法律案について、私自身、賛成の立場から討論を行います。

本法案は、会派として、容易に割り切れない法案でございました。国旗を大切に思う国民の感情を守りたいという目的には賛同するものでございます。同時に、その手段として新たに刑罰を設けることへの懸念、反対の声もまた十分に理解ができます。表現の自由、思想及び良心の自由という憲法が保障する基本的価値に関わるからこそ、いずれの立場にも傾聴すべき理由がございました。

その上で、私は、この間の質疑を通して、懸念を軽減する議論と努力が質疑者、法案提出者の双方で積み重ねられたものと評価をいたします。本法案が規制するのは表現の内容ではなく行為の態様であること、その判断は特定の者の主観によらず一般通常人を基準に客観的になされること、政治的表現、芸術表現の自由には最大限の配慮がなされるべきこと、これらが立法者の意思として明らかにされた意義は決して小さくないと考えます。

しかしながら、我が会派はなお、反対の立場の意見を否定し得るという確信には至っておりません。明確性や萎縮効果をめぐる懸念は、運用のいかんによる部分が大きく、その不安が完全に払拭されたとは申し上げられないからです。

国旗を大切に思う国民の感情を守ろうとして、かえって国民の間に分断を深めることになっては本末転倒であり、最も避けたいと願うところです。

であればこそ、私どもの会派は、本法案に賛成する立場の意見も反対する立場の意見も、そのいずれをも包摂したいと強く願っております。そして、いずれの立場をも代表し得る行動を会派として真摯に考えてまいりたいと存じます。

ただし、これは、いかなる法案にも賛否がある中で、全員が一致しなければ自由投票とするといった一般的な意味を持つものではございません。本法案が、国の象徴に関わり、国民の心情と分断という特別の重みを持つがゆえの熟慮の結果でございます。

最後に、私自身、賛成の立場から政府に強く求めます。

本法の運用に当たっては、国会において確認された立法者の意思、そして附帯決議も踏まえて、何よりも丁寧かつ抑制的な運用を徹底していただきたい。そのことを強く要請して、私の討論といたします。

前後のやりとり

193の発言を見る

201の発言を見る

顔写真の出典(Wikimedia Commons、4件)