川裕一郎 (参政党)

2026年6月17日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 144 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 184 発言)

なかなか分かりにくい部分があるとは思いますし、先ほど申し上げたように、これから我が国がどの分野でリードしていくのか、その辺のやはり見通しが分からないままにスタートしてしまうような不安を持っております。

次に申し上げたいのは、いわゆる箱物行政の問題であります。

政府は都心の一等地に巨大な拠点を建設する計画を掲げていますが、我が党の立場から申し上げれば、そもそもこの箱物に関しては不要だと思っております。

イノベーションに必要なのは立派なガラス張りのビルやおしゃれなラボスペースといったハードウェアではなく、シリコンバレーがなぜ世界的なスタートアップの聖地になったのか、その本質は、国が箱を造ったからではなく、民間主導の情熱、研究者や技術者の自由な往来、失敗を恐れない挑戦文化、失敗しても再チャレンジできる社会的な通念、そして、長年をかけて形成された資金循環と人材循環にあります。

建物だけまねてシリコンバレー風にキャンパスを造っても、中身である文化、制度、人材、資金循環が伴わなければ、ただの立派な箱にすぎず、人は集まらないと思います。立派な建物と横文字の看板だけ整えても、挑戦する人材も、リスクを取る投資家も、失敗を許容する文化も、そこから自然発生はしません。むしろ、箱に予算と人材を吸い取られ、既存の現場が疲弊するという逆効果すら起こるのではないでしょうか。

ここで、もう一度大臣にお聞きをします。

既存の大学施設や全国に点在する優れた研究機関、産総研や公設試験場などのインフラを有効活用すれば、研究スペースという点では十分に足りるはずだと思います。それにもかかわらず、なぜ都心の一等地に新たな巨大な箱物を建設しなければならないのか、その建設、維持コストに見合うだけの追加的なイノベーション効果が本当に見込めるのか、費用対効果を示す定量的な根拠も含めて、具体的にお答えください。

あわせて、既に全国各地で活動している民間のアクセラレーターやインキュベーション施設の取組を阻害することなく、どのように相乗効果を発揮させるおつもりなのか、その調整、連携の具体的な仕組みをお示しください。

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