御質問ありがとうございます。
まさに、データが現代においては戦略物資になっているというところは、委員の問題意識、非常に共感するところでございます。
その上で、日本にとっての戦略的物資としてのデータとは一体何なのかというところの御質問だというふうに理解をしておりますけれども、日本の今後のAI戦略の中核であるフィジカルAI、あるいは領域特化型のバーティカルAIというのが今後の大きな勝ち筋というふうに位置づけられておりますけれども、フィジカルAIでいえば、産業ロボット、工場AIといったものになりますし、バーティカルAIとなれば、領域特化型ですので、金融あるいは医療、サイエンスへのAIの応用ということになります。
AIの性能を決めるのは、いかに良質なデータを学習させるかというところに尽きますので、まさに日本がAI戦略の中核に位置づけているバーティカルAIやフィジカルAIの性能を左右するようなデータというのが、日本にとっての最もプライオリティーの高いデータ領域になるというふうに考えております。
具体的には、製造業における現場の様々な操業データ、暗黙知も含めて、職人の手作業による様々なすり合わせ技術なんかの例えばデータ化みたいなところも非常に重要なデータになると思いますし、医療や介護の現場における様々な人間が行ってきた動作を再現する上でロボットに学習させるべき現場のデータ、こういったものが重要なデータになるというふうに考えております。
56布布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹
御質問ありがとうございます。
経済安保の重要テーマは種々、多々ございますけれども、あえて一つ挙げるとするならば、クロード・ミュトスの話題もありますけれども、やはり先進、先端AIを、いかに日本の安全保障を毀損せずに、でも同時に日本の経済的繁栄につなげる形で社会実装できるのかというところが、今大きな日本にとってのチャレンジでもありますし、そのインパクトの範囲、安全保障の分野、そして産業競争力、両方にもインパクトが大きいということを考えますと、重大な経済安全保障のテーマと言えるんではないかなというふうに考えております。
特に、米中が基盤モデル開発競争を繰り…
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57植植松智則日本電気株式会社Corporate SVP兼海洋システム事業部門長
経済安全保障を担保する産業の一員として申し上げるとすると、やはり、技術で勝負する、そういった産業を持つべきだ、日本国においてですね、というふうには思っております。
やはり、一つ挙げるとすると、まずは人ですかね。言い換えると、産官学連携と先ほども少し触れましたけれども、技術も日々進化します。ただ、人間もどんどん年を取って、自然減として企業からも抜けていきますけれども、やはり一番怖いのが技術の空洞化なんですね。これは品質問題を引き起こしたり、さらには事業そのものを危うくするであるとか、そういった技術の空洞化を避けるためにも、やはり底上げしていかなければいけ…
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58
川裕一郎(参政)
それぞれ御答弁ありがとうございました。
原参考人からは官民連携のお話、鈴木参考人からは抑止力であったり不可欠性、また、布施参考人からは、AIを中心とした今のデータ主権の問題であると思います。植松参考人からは、技術の空洞化、そして人材が大切だろうというお話でありました。
ここで布施参考人に質問させていただきたいんですけれども、今ほどお話があったクロード・ミュトス、最近国会でも大分議論が深まっておりますけれども、この件に関してちょっとお話をしていきたいと思います。
経済安全保障の観点から、データ主権の確立というのは、もはや避けて通れない課題であると考え…
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- (上の発言)
59布布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹
御質問ありがとうございます。
まさに、データが現代においては戦略物資になっているというところは、委員の問題意識、非常に共感するところでございます。
その上で、日本にとっての戦略的物資としてのデータとは一体何なのかというところの御質問だというふうに理解をしておりますけれども、日本の今後のAI戦略の中核であるフィジカルAI、あるいは領域特化型のバーティカルAIというのが今後の大きな勝ち筋というふうに位置づけられておりますけれども、フィジカルAIでいえば、産業ロボット、工場AIといったものになりますし、バーティカルAIとなれば、領域特化型ですので、金融あるいは医療、サイエンスへのAIの応用ということになります。
AIの性能を決めるのは、いかに良質なデータを学習させるかというところに尽きますので、まさに日本がAI戦略の中核に位置づけているバーティカルAIやフィジカルAIの性能を左右するようなデータというのが、日本にとっての最もプライオリティーの高いデータ領域になるというふうに考えております。
具体的には、製造業における現場の様々な操業データ、暗黙知も含めて、職人の手作業による様々なすり合わせ技術なんかの例えばデータ化みたいなところも非常に重要なデータになると思いますし、医療や介護の現場における様々な人間が行ってきた動作を再現する上でロボットに学習させるべき現場のデータ、こういったものが重要なデータになるというふうに考えております。
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川裕一郎(参政)
御答弁ありがとうございました。
まさしく、これから働き手がどんどん少なくなっていく中で、ロボットというものがやはり国を支えていく部分にもなると思いますし、そのデータとなる、AIの革新的な進歩というのはなくてはならないと思っております。
そんな中で、政府がすべきことですよね。今ほどお話があったフィジカルAI、バーティカルAIを進めるために政府としてやらなくちゃいけないということはどういう部分だとお考えでしょうか。
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61布布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹
これは経済安保の範疇の少し外の話になるかもしれないんですけれども、現場におけるデータというのは、多くはまだ構造化されていない、つまりAIが学習できる形にまだ規格化されていないデータが大半だというふうに言われていますので、まずは、現場における暗黙知も含めたデータをAIが学習できるような規格にしていく、データの構造化と言われるプロセスですけれども、まずデータの構造化を各企業が現場で取り組んでいく、政府としてはそれを後押ししていくというところが、AI戦略のまず第一歩、データ主権の第一歩になるのではないかというふうに考えております。
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62
川裕一郎(参政)
以上で終わります。ありがとうございました。
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