岡素彦内閣官房内閣審議官

2026年4月15日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 109 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 210 発言)

失礼いたします。

私どもの立場として申し上げると、公務員の給与水準というのが必ずしも低いとは考えてはおりませんのですが、ただ、御指摘のように、給与面のインセンティブによりまして民間企業を就職先に選ばれる方がいらっしゃるということもまた理解をしております。

何を決め手に職業を選ぶかというのは個々人の生き方や環境等により異なりますけれども、政府が行う情報業務というものは、国民全体の奉仕者として公共の利益のために働くことの魅力を特に感じ取ってもらいやすい分野であると考えており、こうしたやりがいを学生の皆さんに訴えていくことが重要であると考えております。

業務の漠然としたイメージは、フィクションやノンフィクションの作品を通じて世によく知られているわけでございますけれども、職業としてのインテリジェンスというものが実在することを容易に思いつかない方が多いはずでありまして、また、せっかく思いついた方も、先ほどお褒めの言葉をいただいたんですけれども、我々の採用用の資料は、秘密保全の要請から何もかもを説明するわけにもいかないものとなってしまっているという問題もございます。

外国の情報機関の中には、美麗で分かりやすい公式サイトを設けて、具体の業務内容までには踏み込まないんですけれども、組織の側が欲する多様な専門分野を採用活動の目的でかなり明確に列挙している例もございまして、そうした取組も参考にしてみたいと考えております。

情報活動の高度化や複雑化が進んだ結果といたしまして、外国語を学んだ方のほか、国際政治を学んだ方、情報工学や先ほど出ましたAI、データサイエンスを研究なさった方、さらには学際的な学部・学科で学んだ方など、必要な専門分野は拡大をしておりまして、これまで以上に幅広い学部・学科に訴えかけてまいることが重要だと考えております。

また、こうしたやりがいのある職場について、民間から転職してもよいと考えている方もいらっしゃいますでしょうし、また、一定期間内であれば自分のキャリア形成のために出向してもよいと考えている方もいらっしゃるでしょうから、新卒採用と併せまして、中途採用や官民人事交流も是非強化して、総合的な人材確保策を推進してまいりたいと考えております。

他方で、処遇の問題につきましては、直ちに解決というわけにはいかないものですから、関係当局とよく相談して議論を進めてまいります。

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