高山聡史 (チームみらい)

2026年4月15日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 59 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 210 発言)

チームみらいの高山聡史です。

本日は、最新のAIモデルによってもたらされる情報環境の非連続的な変化について質問をさせてください。

そもそも我が国は、この国家情報会議設置法案に至るまでも、特定秘密保護法、経済安全保障推進法、そしていわゆるセキュリティークリアランス法、能動的サイバー防御法と、十年以上にわたって情報保全と国家安全保障の法整備を積み重ねてきたわけであります。本法案も、こうしたこれまでの議論の文脈も踏まえて情報部門の司令塔機能を強化するものであると理解しています。

その上で、本日まず問いたいのは、この十年、十五年の法整備が前提としてきた情報環境そのものが足下で非連続的に変化をしているのではないかという話です。

つい最近の話ですが、今年四月、米国のAI開発企業のアンソロピック社はクロード・ミュトス・プレビューという最新のAIモデルを発表しました。このモデルは、サイバーセキュリティーの分野において、僅か数週間で主要なOS、ウェブブラウザーの全てに対して、数千件もの深刻な脆弱性を発見したと報告されています。その中には、セキュリティーに定評のあるOSに対して、これまで二十七年間発見されていなかったような脆弱性も含まれていたと報じられています。

これは、サイバー分野における先進的なAIモデルの能力が、その分野の熟練した専門家を凌駕するような水準に達したということを示すものです。すごいAIモデルが出てきたという話はもうこの一、二年、何度も我々はニュースで経験していることでありますが、今回のケースは単なる新製品の発表ということでは片づけられません。最高レベルの専門家を超える、そういったAIが悪意のある主体に渡ってしまうということがどういう意味を持つか。

実際、開発したアンソロピック社は、米国政府の関係者に対して、大規模なサイバー攻撃が発生する可能性が高まっているという警告をしたという報道もございます。そして、この最新モデルは、まず一般公開はしないという選択がなされたわけです。

これは、たまたま一企業が開発したAIの性能がよかったというだけで済む話ではなくて、同等の能力を持つAIが出回る前に、この出回るというのが半年なのか一年なのか、もしかすると、これは全然別の話ですが、石油備蓄の日数よりも短いかもしれないような時間軸でどう防御するかを考えないといけないというわけです。

その上で、木原官房長官に伺います。

サイバー分野における海外の先進AIモデルの能力が当該分野の専門家を凌駕するようになったという、こういった非連続的な変化に対して、本法案で設置される国家情報会議及び国家情報局はどのように制度的に対応していくお考えでしょうか。御認識をお聞かせください。

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