御答弁ありがとうございます。
紹介ですが、イギリスのBBCではコンテンツ戦略を策定しておられ、生産性向上、コンテンツ再フォーマット、ジャーナリズム拡張、そしてユーザー体験革新という四つの柱のAI戦略を持っておられます。その配下で動いている取組といたしましては、大規模翻訳、文字起こし、また調査報道ツール、合成音声実験などを進めておられるとのことでございます。
一方で、ドイツの事例も御紹介いたしますと、こちらはBBCよりももっと構造的、インフラ的でございまして、ARDという公共放送がございますが、ここが二〇二五年三月に公表された戦略文書で、ドイツの人々のデジタルホームになるという目標を掲げられておられます。
特に注目されるのは、AIへの対応として、信頼できるコンテンツのAI向け提供者になると自身を定義されておられます。それを実現するために、パートナーとともにトラステッド・コンテント・プールというものを構築して、AIアプリがそのデータにアクセスをしに行くという仕組みを目指すとしています。
こちらは、インフラ面では、ARDと、もう一つ公共放送がございますがZDF、その他民間放送が共同でメディアデータ空間というものを構築しておりまして、ビッグテックへの依存を減らして、データ主権を確保しながらAIイノベーションを可能にする分散型データエコシステムを目指しておられます。
具体的な用途としましては、ニュースの真偽検証、また共有AIモデルによるディープフェイクの検出、また視聴データの統合、コンテンツのパーソナライズ、そして共同でのAI言語モデルのファインチューニングが挙げられております。
データ主権といいますのは、データをどこかに持っていく、集約するわけではなく、データそのものを各メディアのところにとどまる設計にして、AIがそのデータを見に行くという設計でございますので、データは各局のものとして保有できるという考え方で設計しております。
こうした国際的な潮流を踏まえて、日本の公共放送はどのように応えていくか、目指していくか、まず林大臣にお伺いしたいと思っております。
各国が文化、制度に合った形で公共放送とAIの関係を模索している中、海外の事例をそのまま倣うというのではなく、日本ならではの公共放送のAI活用の在り方を総務省としてどのように描いていらっしゃるか、是非お聞かせください。
91
古川康(自民)
次に、武藤かず子君。
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92武武藤かず子(みらい)
チームみらいの武藤かず子です。
今朝発生をいたしました青森県沖の地震に際しまして、被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。
本日は、NHK令和六年度決算について質疑の機会をいただき、ありがとうございます。
私からは、NHKのAIビジョン、国際的な潮流と日本の公共放送の在り方、そしてアーカイブの国家的位置づけという三つのテーマについてお伺いをしてまいります。
まず、一点目です。
NHKは、本年四月にAI原則を公表されました。そこで、AIを使命達成のための手段と位置づけられておられます。私は、その考え方自体は大変重要だと思っています。
昨…
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93井井上樹彦日本放送協会会長
お答えいたします。
委員御指摘のとおり、この四月に新たにNHK AI原則を決定して発表いたしました。
このAI原則は、NHKが公共放送としての責任を果たしつつ、AI技術を安全かつ倫理的に利用、開発するための基本姿勢を示したものであります。AI時代において、より一層情報空間の健全性を確保するなどの役割を果たしていきたいというふうに考えております。
どんな時代においても、放送法第一条に明記された健全な民主主義の発達に資するという究極の目標の達成のために、変わることなく努力を続けていきたいと考えております。
これに合わせて、従来からありますAI利用指針…
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- (上の発言)
94武武藤かず子(みらい)
御答弁ありがとうございます。
紹介ですが、イギリスのBBCではコンテンツ戦略を策定しておられ、生産性向上、コンテンツ再フォーマット、ジャーナリズム拡張、そしてユーザー体験革新という四つの柱のAI戦略を持っておられます。その配下で動いている取組といたしましては、大規模翻訳、文字起こし、また調査報道ツール、合成音声実験などを進めておられるとのことでございます。
一方で、ドイツの事例も御紹介いたしますと、こちらはBBCよりももっと構造的、インフラ的でございまして、ARDという公共放送がございますが、ここが二〇二五年三月に公表された戦略文書で、ドイツの人々のデジタルホームになるという目標を掲げられておられます。
特に注目されるのは、AIへの対応として、信頼できるコンテンツのAI向け提供者になると自身を定義されておられます。それを実現するために、パートナーとともにトラステッド・コンテント・プールというものを構築して、AIアプリがそのデータにアクセスをしに行くという仕組みを目指すとしています。
こちらは、インフラ面では、ARDと、もう一つ公共放送がございますがZDF、その他民間放送が共同でメディアデータ空間というものを構築しておりまして、ビッグテックへの依存を減らして、データ主権を確保しながらAIイノベーションを可能にする分散型データエコシステムを目指しておられます。
具体的な用途としましては、ニュースの真偽検証、また共有AIモデルによるディープフェイクの検出、また視聴データの統合、コンテンツのパーソナライズ、そして共同でのAI言語モデルのファインチューニングが挙げられております。
データ主権といいますのは、データをどこかに持っていく、集約するわけではなく、データそのものを各メディアのところにとどまる設計にして、AIがそのデータを見に行くという設計でございますので、データは各局のものとして保有できるという考え方で設計しております。
こうした国際的な潮流を踏まえて、日本の公共放送はどのように応えていくか、目指していくか、まず林大臣にお伺いしたいと思っております。
各国が文化、制度に合った形で公共放送とAIの関係を模索している中、海外の事例をそのまま倣うというのではなく、日本ならではの公共放送のAI活用の在り方を総務省としてどのように描いていらっしゃるか、是非お聞かせください。
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林芳正(自民)総務大臣
先ほどNHK会長からも御答弁がありましたが、NHKでは、今年の四月にNHK AI原則を策定してAIの活用を進めているもの、そういうふうに承知をしております。
NHKは、放送法に基づきまして、自主自律を基本として公共放送としての役割を果たしていただくということが重要でありまして、NHKの番組制作等におけるAIの活用の在り方については、諸外国の事例も踏まえつつ、NHKにおいて検討するべきものと考えております。
総務省といたしましては、令和八年度のNHK予算に付しました総務大臣意見において、「AIを活用したコンテンツ制作等の技術の研究開発を行い、その成果を…
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96武武藤かず子(みらい)
次に、NHKにお伺いをさせてください。
NHKにおいても、AIを活用した取組を様々実行されておるというふうに認識をしております。今のそれぞれの取組を統括して、どのような成果が生まれているのか、どのように評価されているのか、是非お聞かせいただけますでしょうか。また、今後どのような可能性を見据えているのか。
加えて、令和六年度の技術関係経費が五十億円であったうち、AI関連への投資規模はどの程度であったか。AI時代の公共放送としてのビジョンの実現という観点から、今の投資規模、配分をどのように評価されているのか、お聞かせください。
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97山山名啓雄日本放送協会副会長
お答えいたします。
AIは、公共放送として正確で信頼できる情報を届けるとともに、業務の効率化、生産性向上、コンテンツ制作の高度化、これを進める上で重要な技術であるというふうに認識しております。
しかしながら、現時点では、AI関連投資のみを独立した予算項目として切り出して管理をしておりません。そのため、今、AI関連投資額としてお示しできる数字はございません。
また、海外の公共放送との比較につきましては、各国で制度、財源、業務範囲、研究開発体制が異なるため、投資額などで単純に比較することは適切ではないと考えております。
重要なのは、投資額の多寡ではな…
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