お答え申し上げます。
今般の改正法案では、暗号資産取引業者に対し、第一種金融商品取引業、証券会社に相当する規制を適用しつつ、暗号資産の性質を踏まえた規制を整備することとしております。その上で、暗号資産を規制する根拠法令を金商法に移管することに伴い、暗号資産取引業者は、暗号資産取引業を適確に遂行するため、業務管理体制を整備しなければならないこととしております。
御指摘いただきました暗号資産取引業を適確に遂行するための業務管理体制の整備義務について、具体的な内容としては、例えば、取り扱う暗号資産の審査体制、顧客適合性確保のための確認体制、売買審査体制といった体制整備を想定しております。
このうち、顧客適合性確保のための確認体制につきましては、金融審議会の報告書におきまして、顧客がリスク負担能力の範囲内で取引を行うことを確保するための確認を行う体制の整備を求めることや、取引開始基準や取引、保有限度額の設定等に係る運用の徹底等を求めることが適当であるとされており、また、これらは、自主規制機関の機能強化を通じて取り組むべき事項とされております。
金融庁といたしましても、暗号資産の大部分には裏づけ資産がないという商品特性があることを踏まえまして、顧客適合性の確保が重要と考えており、自主規制機関等とも連携を取りながら、実効性のある規定となるよう取り組んでまいりたいと考えております。
また、これも御指摘いただきました売買審査体制につきましては、今後、証券市場における市場監視体制も参考にしながら、暗号資産取引業に対して、問題のある取引が行われていないかの適切な確認を業者に対して求めるとともに、自主規制機関による市場監視体制の抜本的な強化や、暗号資産取引業者、自主規制機関、当局との情報連携の強化等について、それぞれ取組を行い、暗号資産の不公正取引規制の実効性を確保していくことが重要であると考えております。
64
伊佐進一(中道)
登録されていれば、確かに分かるということなんですよね。だから、ここはちょっと、もちろん網羅的に全部というのは難しいと思うんですよ。だからこそ、モニタリングが大事なのかなと思っています。どうやって無登録で、しかも、日本人、日本でいろいろな被害が発生しそうなものについて把握していくか。だから、ほか、いろいろな様々な形で規制を強化し、しっかりと利用者保護を図っていくということが大事なのかなというふうに思っておりますが。
例えば、暗号資産取引業者、業者に対する規制というのがかかるわけですが、業者が取り扱うトークン、そのトークンそのものに対する規制も大事だと思っ…
この発言のページ
65井井上俊剛金融庁企画市場局長
お答え申し上げます。
改正法案では、利用者保護のため、必要な基準に適合しない暗号資産を暗号資産取引業者が取り扱うことを禁止することとしております。この必要な基準の具体的な内容については下位法令で定めることとしておりますが、一般の利用者の取引対象として適切な暗号資産だけが取り扱われることとなるように定める予定でございます。
具体的には、例えば、移転、保有記録を適切に管理することが困難な暗号資産、あるいは匿名性が高くマネーロンダリングに利用されるリスクが高い暗号資産、流動性が乏しい暗号資産などについては取扱いを禁止すべきものと考えられ、こうした考え方に沿…
この発言のページ
66
伊佐進一(中道)
暗号資産取引業、この業に対する規制について、業務管理体制の整備をどう行っていくかということも大事だと思っていますが、例えば、投資経験がない、年金暮らし、例えば高齢者の皆さんだったりとか、あるいは、暗号資産はなかなか複雑で、仕組みをなかなか理解していない上で、そういう利用者の皆さんにリスクの高い暗号資産を販売していいのか。
今現状、顧客適合性確保を確認するということが必要だと思っていますが、この体制だったりとか、要は取引業を行う業者側の管理体制ですよね。売買審査の体制、これも、業者あるいは業界側で、例えば、有価証券だったらJPXだったりとかというところで…
この発言のページ
- (上の発言)
67井井上俊剛金融庁企画市場局長
お答え申し上げます。
今般の改正法案では、暗号資産取引業者に対し、第一種金融商品取引業、証券会社に相当する規制を適用しつつ、暗号資産の性質を踏まえた規制を整備することとしております。その上で、暗号資産を規制する根拠法令を金商法に移管することに伴い、暗号資産取引業者は、暗号資産取引業を適確に遂行するため、業務管理体制を整備しなければならないこととしております。
御指摘いただきました暗号資産取引業を適確に遂行するための業務管理体制の整備義務について、具体的な内容としては、例えば、取り扱う暗号資産の審査体制、顧客適合性確保のための確認体制、売買審査体制といった体制整備を想定しております。
このうち、顧客適合性確保のための確認体制につきましては、金融審議会の報告書におきまして、顧客がリスク負担能力の範囲内で取引を行うことを確保するための確認を行う体制の整備を求めることや、取引開始基準や取引、保有限度額の設定等に係る運用の徹底等を求めることが適当であるとされており、また、これらは、自主規制機関の機能強化を通じて取り組むべき事項とされております。
金融庁といたしましても、暗号資産の大部分には裏づけ資産がないという商品特性があることを踏まえまして、顧客適合性の確保が重要と考えており、自主規制機関等とも連携を取りながら、実効性のある規定となるよう取り組んでまいりたいと考えております。
また、これも御指摘いただきました売買審査体制につきましては、今後、証券市場における市場監視体制も参考にしながら、暗号資産取引業に対して、問題のある取引が行われていないかの適切な確認を業者に対して求めるとともに、自主規制機関による市場監視体制の抜本的な強化や、暗号資産取引業者、自主規制機関、当局との情報連携の強化等について、それぞれ取組を行い、暗号資産の不公正取引規制の実効性を確保していくことが重要であると考えております。
68
伊佐進一(中道)
大臣に伺いたいと思います。
今の局長の答弁も、裏づけ資産がないので投機的な面もあるというような発言もございました。さきの岡本委員の方からも、投資か投機かという質問に対して、岡本委員の質問の中にもあったのも、投資したものが、そのものが利益を生んでいくものが投資であって、裏づけ資産がないようなものだと投機的な側面が非常に強いんじゃないかということで、今回の法改正によって、大臣も先ほど答弁で、推奨、お墨つきを与えるものでないというふうに答弁をしていただいております。
ちょっとこれだと繰り返しになるので少しだけ深掘りさせていただくと、さきの議論もありました、…
この発言のページ
69
片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
暗号資産はこれまで決済手段としての観点から資金決済法で規制されてきたわけですが、足下、特に個人の利用者において、暗号資産の保有が非常に身近になったわけです。千四百万口座、うち稼働口座だけでも八百八十万あるということは大変なものでございまして、また、投資対象化が実際に進んできたという現状がございますので、この法案は、こうした現状を踏まえて、利用者保護の充実を図るという観点から、暗号資産の取引が現状どういうふうになっているかという実態に即して適切な方向へ規制の見直しを行うものであり、実態がありもしないのに、先にこれを引っ張って投資を慫慂するとかそういう類いの…
この発言のページ
70
伊佐進一(中道)
終わります。ありがとうございました。
この発言のページ