林正道国土交通省水管理・国土保全局長

2026年4月16日・第221回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 32 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 183 発言)

お答えいたします。

近年、気候変動による水害が激甚化、頻発化しており、災害が発生した際に、再度災害防止対策を行うことに加えて、気候変動を踏まえた事前防災対策を推進することが重要と考えてございます。

委員御地元の川内川では、平成十八年の災害を契機に、平成二十三年までに河川激甚災害対策特別緊急事業による再度災害防止対策を進め、その後も、鶴田ダムの再開発、国土強靱化予算などを活用した河道掘削等の事前防災対策を進めたことによりまして、平成十八年に匹敵する雨量を記録した令和三年の洪水において、国管理河川、国管理区間の氾濫を防ぐことができました。

一方で、全国の河川の整備の進捗状況ですが、気候変動を踏まえた中期的な治水計画の目標に対する全国の国管理河川の整備率は、令和六年度末時点で三二%にとどまり、いまだ低い水準になってございます。

そのため、災害が発生した際には、原形復旧のみならず、必要に応じて、被災していない箇所を含む一連区間の堤防のかさ上げなどを行う改良復旧による再度災害防止対策に取り組んでいるところでございます。

これに加えて、事前防災対策として、治水計画を、気候変動により予測される将来の降雨量の増加等を考慮したものに見直すとともに、流域のあらゆる関係者が協働し、ダム、遊水地、堤防等の整備、河道掘削といったハード対策、加えて、避難体制の強化といったソフト対策を総動員する流域治水に取り組み、気候変動を踏まえた対策を着実に進めてまいります。

国土交通省としては、今後とも、流域治水を加速、深化し、国民の生命、財産、暮らしを守り、強い経済を下支えする再度災害の防止や事前防災対策の推進に鋭意取り組んでまいります。

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