鷲見学厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部長

2026年6月26日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 27 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 129 発言)

お答え申し上げます。

まず、現在の麻疹の発生状況でございますが、本年第五週以降、麻疹、いわゆるはしかの報告数は増加傾向にございまして、六月十七日時点の累計報告数は五百二十九例と、過去十年間で最も報告数の多かった二〇一九年同時期の六百二十九例に次いで多い水準となっているところでございます。最近の状況といたしましては、五月以降、毎週数例から十数例程度で推移しており、週に六十例から七十例程度報告があった四月頃と比較すると落ち着きつつあると考えられる状況ではあります。

一方で、麻疹は感染力が非常に強く、先進国でも千人に一人が死亡すると言われる注意が必要な感染症でございまして、引き続き、感染状況を注視して、関係機関と緊密に連携して、感染拡大防止に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。

また、海外の話も含めて、麻疹の発生要因をどのように考えているのかという御質問でございました。

近年、諸外国において、麻疹含有ワクチンの接種率が全体的に低下傾向であります。こうした中、二〇二三年以降、世界的に麻疹の流行が報告されているというふうに認識しております。こうした背景から、麻疹の排除認定国であったスペイン、イギリス、カナダなどの先進国においても認定が取り消されているという状況であるということも承知しております。

また、現在、一時期と比較して麻疹の国内の報告数は落ち着きつつあるものの、日本においても、国内における定期接種率の低下や近隣諸外国を推定感染地域とする輸入症例の報告、国内二次感染や集団発生の報告もございまして、引き続きの注視が必要と考えております。

厚生労働省としては、国立健康危機管理研究機構や自治体等の国内の関係機関、WHOを始めとする国際機関等と連携を強化し、国内外の発生動向の把握や情報共有に努めるとともに、ワクチン接種等の推奨及び麻疹に関する正確な情報発信に取り組んでまいりたいと考えております。

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