伊東信久 (日本維新の会)

2026年6月12日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 76 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 156 発言)

大臣、ありがとうございます。

幅広く、つまり、医療だけじゃなく、研究者でなく、社会科学をやられている方、自然科学をやられている方、プラス患者団体さんからの意見もというところで、本当に国民に寄り添っている大臣の御意見だと思います。

その中で、ちょっと本日資料をお持ちしまして、つまりは、今回の法案というのは、いわゆるゲノム医療に関する第一歩として、逆に、規制をすることによって発展につながっていく、安全性、効率性を確立するものだということを十分承知いたしております。

その中で、ゲノムということの本当に期待感もあれば難しさもあるところで、一つの事例というか論文を御紹介させていただこうかなと思っているんですけれども、本当に、今まで分からなかった病気がこれから原因が分かっていくのではないか、若しくは、今まで治療法がなかった病気も今後治療方法が分かっていくのではないかという、まあ、期待もある反面です。

ちょっと哲学的な話になって申し訳ないんですけれども、人はなぜ病気になったり障害が生まれるかということを、「ゲノム医療からみえてくる病気のすがた」という著者で大阪公立大学の瀬戸俊之病院教授が紹介してくれたんですけれども、これはネイチャーというアーティクル、雑誌の論文なんですけれども、これは二〇二〇年です。

ちょうど二〇二〇年というのは、コロナウイルス、デルタ株で、かなり日本中がこのコロナとの戦いで大変だった時代だったんです。これはスウェーデンのペーボ博士の論文なんですけれども、この論文を経て、二〇二二年にこのペーボ博士はノーベル賞を取っております。これはアブストラクトという前の要約だけを載っけておりますので、もし御興味のある方は読んでいただければと思うんですけれども。

この話を要約しますと、新型コロナウイルスの重症化リスクを高める特定の遺伝子配列が、ペーボ博士によると発見された、同定することができたということです。昨今、いろいろなところで話題になっている約五万年前のネアンデルタール人から現代人へ受け継がれた遺伝子が関係しているということです。つまり、年齢とか基礎疾患とか関係なしに、今までは体質ということで片づけられていたものがゲノムによって分かるということです。

私も、医師をやっておりまして、政治家をやっておりまして、両方の立場からお話しさせていただきますけれども、やはり我々は、病気に対して治療する。ということは、治療法がなければ病名もつけられないんですね。でも、治療法がない病名も、近い将来、ゲノムとかのことで、先ほど遺伝子パネルの話も浜地議員、していただきましたけれども、だんだんと分かってきます。適応外であってももしかしたら効くかもしれないということで、今後、本当に幅広く、我々としては国会内でも政府としても議論する必要があるのではないかというところを最後に示唆して。

本当にいまだにコロナの、あえて言いますよ、コロナ後遺症という病名はございません。だけれども、コロナの重症化というのは、人の差があるということですね。不定愁訴も、今後神経的なところの解析によって分かる時代が来るかもしれないので、幅広く、国民の益に資するようなところを、本当に共に頑張ってまいりましょう。

終わります。

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