災害対応での補正予算、これは編成時期も重要だと思うんですよ。令和六年度については、国会提出は十二月九日、発災から一年近く経過していたんですよね。先ほど野田委員からも話がありましたように、熊本地震のときは発災から一か月以内で国会提出ということでしたから、やはり能登半島地震の対応がいかにも遅かったということは明らかなんじゃないかと思うんですね。
それでは、次に移ります。
先月から、NHKで「ムショラン三ツ星」というドラマが始まりまして、実話を基に、刑務所での食事の実態、それに炊事工場、ここで働く職員や受刑者の姿を描いています。原作では、食事がいかに更生と結びついているかということが書かれてあるんですね。刑務所の食事というと、皆さん余りぴんとこないというか、実感はないかもしれませんけれども、私自身は身をもって経験をしておりまして、そういう点では興味深くその番組を見させていただいているんですね。
それで、今回の令和六年度予備費には、被収容者食糧費の予算の不足を補うためとして、約三億四千万円の支出が計上をされています。この額を被収容者四万五百四十四人で割ると、一日約二十三円上がったことになるんですね。消費者物価指数によれば、二〇二四年の食料費は二〇二〇年から比べて二五・八%上昇し、特に穀物類は前年から二一・九%も上がったということを考えれば、この予算の支出増というのは当然のことだと思います。
が、しかしなんですよね、それでもまだまだ足りないと思うんですよ、低いと思うんですよ。そもそも我が国の刑務所は、他の先進諸国の刑務所と比べて本当に少ない予算、かつかつの人手、少ない人手で運営されているんですよ。
例えばノルウェー、世界で一番人道的と言われるノルウェーの刑務所では、受刑者一人一人に広い個室が与えられて、冷蔵庫だとかDVDプレーヤーも備えつけられている。共用のリビングルームには、自転車型のトレーニングマシンとか、大がかりな健康器具もあるんだそうですよ。
これを聞くと、犯罪者に対して甘過ぎるんじゃないかという声もありましょうが、それらは全て受刑者の更生と社会復帰を促進するためのものなんですね。教育プログラムも充実していて、その効果を上げる上でも、普通の暮らしをさせることが重要なんですね。刑務所内処遇が社会の生活に近ければ近いほど、スムーズな社会復帰ができる。そうなれば、当然再犯の可能性も低下するわけですね。
ノルウェーでも、かつては、我が国と同様、厳しい処遇を実施していた時期もあったんですね。でも、その頃は、受刑者の逃亡ですとか、脱走だとか、刑務官が殺傷されるというような事件が相次いでいたんです。再犯率も非常に高くて、六〇%から七〇%ぐらいでの高止まりですよ。ところが、人道的な処遇に移行した後、再犯率はがくっと下がっていくんですよ、大幅に下がっていくんですよ。それで、現在の数値なんですけれども、ノルウェーは、今一〇%台後半から二〇%台前半で再犯率は推移している。ちなみに、日本の場合は、令和六年刑法犯再犯者率は四六・二%です。
ノルウェーでは、再犯率が減れば、社会に与えるリスク、それから社会が負担するコストも減少する、そうした発想の下、政府が毎年、刑務所運営費として多額の予算を計上しているんですね。その結果、職員の数の方が受刑者の数を上回るような施設もあるといいますね。我が国とは大違いなんですね。
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山本ジョージ政府参考人など
れいわ新選組、山本ジョージです。
質問に入る前に、委員長、理事の皆さんに申し上げたいことがございます。
この衆議院決算行政監視委員会は、一九九八年、衆議院における行政監視機能の充実及び強化を図るために、決算委員会、これを発展的に改組して設置をされたものですね。今から二十八年前になります。実は私、当時この初代の委員会に委員として籍を置いておりまして、たしか理事の一人に現総理大臣の高市早苗さんもいらしたと覚えております。
当時の理事会で委員会運営の申合せというのがあって、この委員会の冒頭に、当時の委員長がこう言われておりました。本委員会は、積極的に活動…
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山口壯(自民)
財務大臣の答弁の前に。
今、山本委員から大事な指摘もあったというふうに認識しています。今日の質疑の内容も非常に充実したものですし、今、山本委員のおっしゃった点も幾点か触れられていたと思います。そういう意味では、是非みんなの知恵でもって更に深化できるように頑張っていきたいと思います。
また、理事会の中でもよく検討させてください。
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
御指摘のように、高市内閣では、特に民間の事業者や地方自治体の取組を後押しするため、政府の予算の予見可能性を確保することとしており、これを予算編成改革として、毎年度補正予算が組まれることを前提とした予算編成とは決別し、補正予算は緊要性の高いものに限定して、恒常的な施策については原則当初予算で措置していくという考え、これが原則でございます。
その上で、補正予算については、予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費の支出等のために編成されるもの、元々そういうものでございまして、御指摘のような大規模な災害が発生した際の緊急的な対応としては、補正予算を編…
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- (上の発言)
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山本ジョージ政府参考人など
災害対応での補正予算、これは編成時期も重要だと思うんですよ。令和六年度については、国会提出は十二月九日、発災から一年近く経過していたんですよね。先ほど野田委員からも話がありましたように、熊本地震のときは発災から一か月以内で国会提出ということでしたから、やはり能登半島地震の対応がいかにも遅かったということは明らかなんじゃないかと思うんですね。
それでは、次に移ります。
先月から、NHKで「ムショラン三ツ星」というドラマが始まりまして、実話を基に、刑務所での食事の実態、それに炊事工場、ここで働く職員や受刑者の姿を描いています。原作では、食事がいかに更生と結びついているかということが書かれてあるんですね。刑務所の食事というと、皆さん余りぴんとこないというか、実感はないかもしれませんけれども、私自身は身をもって経験をしておりまして、そういう点では興味深くその番組を見させていただいているんですね。
それで、今回の令和六年度予備費には、被収容者食糧費の予算の不足を補うためとして、約三億四千万円の支出が計上をされています。この額を被収容者四万五百四十四人で割ると、一日約二十三円上がったことになるんですね。消費者物価指数によれば、二〇二四年の食料費は二〇二〇年から比べて二五・八%上昇し、特に穀物類は前年から二一・九%も上がったということを考えれば、この予算の支出増というのは当然のことだと思います。
が、しかしなんですよね、それでもまだまだ足りないと思うんですよ、低いと思うんですよ。そもそも我が国の刑務所は、他の先進諸国の刑務所と比べて本当に少ない予算、かつかつの人手、少ない人手で運営されているんですよ。
例えばノルウェー、世界で一番人道的と言われるノルウェーの刑務所では、受刑者一人一人に広い個室が与えられて、冷蔵庫だとかDVDプレーヤーも備えつけられている。共用のリビングルームには、自転車型のトレーニングマシンとか、大がかりな健康器具もあるんだそうですよ。
これを聞くと、犯罪者に対して甘過ぎるんじゃないかという声もありましょうが、それらは全て受刑者の更生と社会復帰を促進するためのものなんですね。教育プログラムも充実していて、その効果を上げる上でも、普通の暮らしをさせることが重要なんですね。刑務所内処遇が社会の生活に近ければ近いほど、スムーズな社会復帰ができる。そうなれば、当然再犯の可能性も低下するわけですね。
ノルウェーでも、かつては、我が国と同様、厳しい処遇を実施していた時期もあったんですね。でも、その頃は、受刑者の逃亡ですとか、脱走だとか、刑務官が殺傷されるというような事件が相次いでいたんです。再犯率も非常に高くて、六〇%から七〇%ぐらいでの高止まりですよ。ところが、人道的な処遇に移行した後、再犯率はがくっと下がっていくんですよ、大幅に下がっていくんですよ。それで、現在の数値なんですけれども、ノルウェーは、今一〇%台後半から二〇%台前半で再犯率は推移している。ちなみに、日本の場合は、令和六年刑法犯再犯者率は四六・二%です。
ノルウェーでは、再犯率が減れば、社会に与えるリスク、それから社会が負担するコストも減少する、そうした発想の下、政府が毎年、刑務所運営費として多額の予算を計上しているんですね。その結果、職員の数の方が受刑者の数を上回るような施設もあるといいますね。我が国とは大違いなんですね。
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山口壯(自民)
山本君、簡潔にお願いします。
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山本ジョージ政府参考人など
はい、分かりました。
一人から三人の刑務官が相当な数の受刑者を処遇するという我が国の刑務所とは違うんですね。
そんな中で、実は、去年、日本の刑罰の在り方が抜本的に変わったんですね。懲役刑から、更生に重きを置いた拘禁刑に変わったんですね。教育、職業訓練、福祉的支援、就労支援……
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山口壯(自民)
山本君、お願いします。
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