向井康二公正取引委員会事務総局官房審議官

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 142 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 208 発言)

お答えいたします。

近年の急激な労務費、原材料費、エネルギーコストの上昇を受けまして、価格転嫁及び取引の適正化を目的といたしまして、本年一月一日でございますが、いわゆる下請法を改正いたしまして、取適法というものが施行されてございます。その中に、新たな禁止行為といたしまして、協議に応じない一方的な代金決定、そして手形払いの禁止等が盛り込まれておるということでございます。

このような改正を受けまして、労務費の転嫁に関して発注者、受注者の双方が取るべき行動や求められる行動を示しました御指摘の労務費転嫁指針、そちらの改正についても行ったところでございまして、御指摘のとおり、本年一月一日に改正をしたところでございます。

このような取適法の施行や労務指針の改正、それによります効果といたしまして、公正取引委員会と中小企業庁が実施しておりますヒアリングでは、事業者から価格交渉がかなり進んだというような声もいただいておるところでございまして、状況といたしましては改善の方向にあると認識しているところでございますが、一方で、公正取引委員会が実施しております特別調査の結果を見てみますと、やはり価格転嫁はまだ道半ばであると認識しておるところでございます。

公正取引委員会といたしましては、労務費転嫁指針の遵守状況等の価格転嫁の状況を把握するために大規模な書面調査を毎年実施しておるところでございまして、同調査に基づきまして、違反行為の未然防止の観点から、注意喚起文書の送付等を行っておるところでございますが、今年度もこのような調査を実施することとしておるところでございます。

公正取引委員会といたしましては、引き続き、違反行為には厳正に対処するとともに、周知、広報の取組を進めることで、適切な価格転嫁、そして取引の適正化が図られるように取り組んでまいりたいと考えてございます。

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