お答えいたします。
我が国の南極地域観測事業は、南極研究に関わる世界の動向を把握、調整しております南極研究科学委員会、SCARの提言等を踏まえ、南極地域観測六か年計画を策定し、確立した観測手法により国際的、社会的要請の高いデータを継続的に取得、公開する基本観測と、南極地域の特徴を生かした独創的、先駆的な研究を行う研究観測を両輪として推進しております。
昭和基地の整備につきましては、老朽化施設の撤去、更新を着実に進めつつ、基地主要部の再整備、新発電棟、宿舎の建設等を通じた機能強化を図るとともに、再生可能エネルギーの導入や廃棄物処理の推進などにより、環境負荷低減にも取り組んでおります。
また、人材育成につきましては、観測隊への大学院生の参加機会の確保や、若手研究者の育成に加え、教員の南極派遣プログラムや、南極教室の実施などを通じて初等中等教育とも連携をし、多様な人材の裾野拡大と継続的な人材育成を図ることとしております。
このような活動を通じて得られました観測データや調査分析結果などは、気候変動に関する政府間パネル、IPCC報告書のエビデンス等としても活用されておりまして、地球規模の気候変動の解明や将来予測に貢献しております。
また、現在運航中の「しらせ」の退役に伴う次期輸送体制につきましては、文部科学省に設置されております南極地域観測統合推進本部の下に委員会を設けまして、文部科学省及び防衛省により「しらせ」の後継船の所有及び運用主体を海洋研究開発機構、JAMSTECにするなどの案を本年四月に提案をしたところでございます。昭和基地への隊員及び物資の輸送は昭和四十年から防衛省が担ってきましたが、海上自衛隊のリソースや氷海航行技術の進展などの状況を踏まえた上で関係省庁とも調整をし今回の提案を行ったところでございまして、今後、同本部において今後の輸送体制の詳細について検討を進めていくことになります。
運用主体が替わっても氷上輸送等に必要な海上自衛隊の派遣等の協力をいただく予定でありまして、技術や知見の継承などをしっかり行い、安全第一で継続できるよう、引き続き関係省庁とも連携し、検討を進めてまいりたいと思います。
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輿水恵一(中道)
分かりました。ありがとうございます。
そして、今年は一九五六年十一月八日に第一次南極地域観測隊が東京を出発して七十年、そういったときを迎えると伺っておりますが、我が国は、このとき以来、一九五七年一月に昭和基地を開設して、長年にわたり南極地域観測を継続をしてまいりました。南極は地球環境の変化を最も鋭敏に映し出す場所の一つであり、長期にわたる様々な観測は、気候変動、生態系、また宇宙科学など、幅広い分野において大変に有意義なものであると思います。
そこで、伺います。
我が国の南極地域観測事業はこれまで国際的にどのような貢献を果たしてきたのか、具体的な成果…
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25古古田裕志文部科学省大臣官房審議官
お答えいたします。
我が国の南極地域観測事業は、委員の御指摘のとおり、オゾンホール発見への貢献や、南極氷床のアイスコア解析による過去の気候変動のメカニズム解明、隕石の採取による惑星物質の形成過程の解明、バイオロギング研究、これは小型記録計を動物に装着して行動データを得る調査研究ですが、こういった動物生態の行動調査など様々な成果を上げております。
また、長年にわたり、地道に継続している高層気象観測や電離層観測などは国際的な観測ネットワークの中で重要な役割を果たしておりまして、天気予報、宇宙天気予報、全球測位衛星システム、GNSSなどに不可欠な基礎データ…
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輿水恵一(中道)
どうもありがとうございます。
まさにオゾンホールの発見で、そのオゾン対策、また紫外線に対するそういった取組が大変大きく進んだ、そういった貢献は大きいものだと思いますし、今御紹介いただきました電離層のそういったデータによって、GPSで誤差が起きたり、いろいろなことが起きることを事前に様々な形でつながっていくことによって、私たちの生活の安全や安心も守られる大変重要な取組であると私も思っております。これからもしっかりと続けていただけると思いますので、よろしくお願いをいたします。
次に、この南極地域観測事業の今後の展望についても伺いたいと思います。
この南…
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- (上の発言)
27古古田裕志文部科学省大臣官房審議官
お答えいたします。
我が国の南極地域観測事業は、南極研究に関わる世界の動向を把握、調整しております南極研究科学委員会、SCARの提言等を踏まえ、南極地域観測六か年計画を策定し、確立した観測手法により国際的、社会的要請の高いデータを継続的に取得、公開する基本観測と、南極地域の特徴を生かした独創的、先駆的な研究を行う研究観測を両輪として推進しております。
昭和基地の整備につきましては、老朽化施設の撤去、更新を着実に進めつつ、基地主要部の再整備、新発電棟、宿舎の建設等を通じた機能強化を図るとともに、再生可能エネルギーの導入や廃棄物処理の推進などにより、環境負荷低減にも取り組んでおります。
また、人材育成につきましては、観測隊への大学院生の参加機会の確保や、若手研究者の育成に加え、教員の南極派遣プログラムや、南極教室の実施などを通じて初等中等教育とも連携をし、多様な人材の裾野拡大と継続的な人材育成を図ることとしております。
このような活動を通じて得られました観測データや調査分析結果などは、気候変動に関する政府間パネル、IPCC報告書のエビデンス等としても活用されておりまして、地球規模の気候変動の解明や将来予測に貢献しております。
また、現在運航中の「しらせ」の退役に伴う次期輸送体制につきましては、文部科学省に設置されております南極地域観測統合推進本部の下に委員会を設けまして、文部科学省及び防衛省により「しらせ」の後継船の所有及び運用主体を海洋研究開発機構、JAMSTECにするなどの案を本年四月に提案をしたところでございます。昭和基地への隊員及び物資の輸送は昭和四十年から防衛省が担ってきましたが、海上自衛隊のリソースや氷海航行技術の進展などの状況を踏まえた上で関係省庁とも調整をし今回の提案を行ったところでございまして、今後、同本部において今後の輸送体制の詳細について検討を進めていくことになります。
運用主体が替わっても氷上輸送等に必要な海上自衛隊の派遣等の協力をいただく予定でありまして、技術や知見の継承などをしっかり行い、安全第一で継続できるよう、引き続き関係省庁とも連携し、検討を進めてまいりたいと思います。
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輿水恵一(中道)
どうもありがとうございます。これからもしっかりと観測事業を進めていただければと思います。
最後に大臣に伺います。
本日の質疑を通して、南極地域では、極めて脆弱な自然環境を守るために厳格な環境保護のルールの下で観測活動や科学研究が行われていること、そして、その積み重ねが気候変動、生態系、地質学、また宇宙科学など様々な分野で国際的に重要な成果につながっていることが確認をできました。
南極は地球環境の変化を映し出す鏡であり、同時に国際協調の象徴でもございます。我が国といたしましては、南極条約体制の下で環境保護と科学的調査の両立を図りながら、国際社会におけ…
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石原宏高(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
お答え申し上げます。
南極地域は、厳しい自然環境のため長い間人類が立ち入ることがなかった、そのために人類の活動による破壊や汚染の影響をほとんど受けていない、地球上に残された最大の原生地域であります。
このため、南極地域は、地球環境の状況を正確に反映する、委員が言われたように鏡であるとも言われています。地球環境のモニタリング及び科学的な研究調査の場としてかけがえのない価値を有しています。
環境省としては、南極環境保護法に基づき、南極地域での活動に関する事前確認制度の丁寧な運用に引き続き取り組んでまいります。
また、今回の改正案を通じて附属書6を締結…
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輿水恵一(中道)
どうもありがとうございます。環境省がしっかりと、南極の方、また観測の推進に寄与していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
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