角倉一郎環境省環境再生・資源循環局長

2026年5月22日・第221回国会 衆議院 環境委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 39 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 130 発言)

お答え申し上げます。

室蘭市は、百年前から工業都市として栄え、技術力を有する企業や人材が集積しており、JESCOによるPCB処理事業を通じて、廃棄物処理に関する多くのノウハウが蓄積された地域でございます。

そこで、室蘭市において、PCB処理事業の終了を契機に、新たな環境貢献事業として資源循環型産業拠点の誘致可能性の調査検討を行ったところでございます。この調査等において、今後地域で発生することが見込まれる循環資源の絞り込みや、地域の社会的ニーズを踏まえながら、複合的な資源循環拠点の形成に向け、ヒアリング調査や事業性評価等を実施し、方向性を整理させていただいたところでございます。

その結果、室蘭市におきましては、鉄鋼スラグや廃プラスチック等のポテンシャルが高いことが改めて確認できたところでございます。

具体的には、地域で発生又は今後発生が見込まれる循環資源の絞り込みや、地域の社会的ニーズを踏まえながら、鉄鋼業から出るスラグや廃プラスチック、太陽光パネルなど八種類の資源を対象候補に挙げ、市内で事業化した場合のリサイクル方法や需要などを分析したところでございます。

また、環境関連事業の誘致等について情報共有や意見交換を行うことを目的として、二〇二四年三月から、室蘭商工会議所や地元の事業者、室蘭工業大学等で構成される室蘭市高濃度PCB経済連携会議をこれまで三回開催してきたところでございます。資源循環型産業拠点の誘致可能性等の調査結果を報告するなど、室蘭市の産業振興等について、関係者と意見交換を行ってきているところでございます。

環境省といたしましては、引き続き様々な関係者とよくコミュニケーションを取りながら、高濃度PCB処理事業の実施を通じて室蘭地域が培ってこられたPCB処理に関する知見、人材を活用して、今後の地域産業振興や環境関連産業へつなげていけるよう、環境省として全力で取り組んでまいりたいと考えております。

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