五月の二十六日から本日にかけて、マルコス・フィリピン大統領が国賓として訪日中であります。
一昨晩、皇居におきまして晩さん会が開催をされました。そこでのマルコス大統領の御挨拶、さらには昨日の国会での演説等を聞きまして、一九五六年、まだ非常に難しい状況にある中で、先人の英断といいますか、様々な努力によりまして国交正常化がなされたということでありまして、それ以来の歩みについて、非常に思いを込めて、お父様の話も含めて話をされていた、こんなふうに私も拝聴したところであります。
フィリピンは、基本的な価値であったりとか戦略的利益を共有する、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた重要なパートナーであります。
今年は、御指摘のとおり、両国の国交正常化七十周年、こういう節目の年でありまして、また、フィリピンは、今年、ASEANの議長国を務めている。私も一月にフィリピンを訪問させていただきましたが、マルコス大統領を今回国賓としてお招きできたことは大変時宜を得たものだ、このように考えております。
昨日行われました日・フィリピン首脳会談におきましては、両首脳間で、両国関係をフィリピンにとって初めてとなります包括的、戦略的パートナーに格上げすることで一致をいたしました。また、これに基づきまして、国際環境の変動に左右をされない、揺るぎない確固たる信頼関係の拡充と深化、そして持続的かつ重層的な同志国関係の強化、発展を目指していくことになっております。また、安全保障、経済、海洋分野及び地域、国際情勢といった幅広い分野におきまして、協力の強化であったり、また認識の共有など、多くの成果を上げることができたと考えております。
具体的に申し上げますと、安全保障分野におきましては、GSOMIAの交渉の開始であったりとかOSAの継続的な実施を確認いたしました。また、経済、エネルギー等の分野では、パワー・アジアの下で、両国の医療品等のサプライチェーンの強靱化、ASEANにおけます共同備蓄及びフィリピンにおける備蓄制度構築の支援強化等を確認したところであります。さらに、日・フィリピン経済連携協定、EPAの見直し交渉を加速化し、日・ASEAN包括的経済連携協定の見直しに向けて検討を進めることで一致をしたところであります。
今回のマルコス大統領によります国賓訪問を通じて、次の十年に向けた両国の協力関係の方向性を示すことができたと思っておりますし、マルコス大統領は、次の七十年に向けて更に協力関係を深めていこう、国会演説でもそのような趣旨のお話をされていたと思います。現在やるべきこともそうでありますし、かなり中長期にどう関係を強化していくか、こういう観点からも、非常にいい二国間関係を築く、こういう基盤になったのではないかな、こんなふうに考えております。
38原原田直樹(中道)
御答弁ありがとうございました。
本日、ACSA、また日本とカナダの刑事共助条約について質問をさせていただきましたが、いずれも、冒頭にも申し上げましたが、協力自体は非常に重要なものであって、あくまで実効性や対象範囲の限定、透明性、それから国会への説明責任という観点から、重要だと思う点について確認をさせていただきました。
政府におかれましては、今後の運用、また国会への報告も含めて、国民に分かりやすい説明というものを引き続き継続していただくよう求めまして、私の質疑を終わります。
ありがとうございました。
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國場幸之助(自民)
次に、近藤和也君。
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近藤和也(中道)
中道改革連合の近藤和也でございます。本日もよろしくお願いいたします。
昨日、フィリピンのマルコス大統領が国会で演説をされました。国賓として来日をされているということでございますけれども、私も、昨日、大統領の演説を伺っていまして、この七十年間の歩みといいますか、それ以前からの両国間の関係も含めて、現在、今を生きている方々が努力をされていることだけではなくて、その当時、いかに恩讐を乗り越えてということ、そして、当時を生きていた日本人も含めて、贖罪という表現が正しいのか分からないですけれども、友好関係を築いていく、それぞれの努力を乗り越えて現在があるんだなと…
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- (上の発言)
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茂木敏充(自民)外務大臣
五月の二十六日から本日にかけて、マルコス・フィリピン大統領が国賓として訪日中であります。
一昨晩、皇居におきまして晩さん会が開催をされました。そこでのマルコス大統領の御挨拶、さらには昨日の国会での演説等を聞きまして、一九五六年、まだ非常に難しい状況にある中で、先人の英断といいますか、様々な努力によりまして国交正常化がなされたということでありまして、それ以来の歩みについて、非常に思いを込めて、お父様の話も含めて話をされていた、こんなふうに私も拝聴したところであります。
フィリピンは、基本的な価値であったりとか戦略的利益を共有する、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた重要なパートナーであります。
今年は、御指摘のとおり、両国の国交正常化七十周年、こういう節目の年でありまして、また、フィリピンは、今年、ASEANの議長国を務めている。私も一月にフィリピンを訪問させていただきましたが、マルコス大統領を今回国賓としてお招きできたことは大変時宜を得たものだ、このように考えております。
昨日行われました日・フィリピン首脳会談におきましては、両首脳間で、両国関係をフィリピンにとって初めてとなります包括的、戦略的パートナーに格上げすることで一致をいたしました。また、これに基づきまして、国際環境の変動に左右をされない、揺るぎない確固たる信頼関係の拡充と深化、そして持続的かつ重層的な同志国関係の強化、発展を目指していくことになっております。また、安全保障、経済、海洋分野及び地域、国際情勢といった幅広い分野におきまして、協力の強化であったり、また認識の共有など、多くの成果を上げることができたと考えております。
具体的に申し上げますと、安全保障分野におきましては、GSOMIAの交渉の開始であったりとかOSAの継続的な実施を確認いたしました。また、経済、エネルギー等の分野では、パワー・アジアの下で、両国の医療品等のサプライチェーンの強靱化、ASEANにおけます共同備蓄及びフィリピンにおける備蓄制度構築の支援強化等を確認したところであります。さらに、日・フィリピン経済連携協定、EPAの見直し交渉を加速化し、日・ASEAN包括的経済連携協定の見直しに向けて検討を進めることで一致をしたところであります。
今回のマルコス大統領によります国賓訪問を通じて、次の十年に向けた両国の協力関係の方向性を示すことができたと思っておりますし、マルコス大統領は、次の七十年に向けて更に協力関係を深めていこう、国会演説でもそのような趣旨のお話をされていたと思います。現在やるべきこともそうでありますし、かなり中長期にどう関係を強化していくか、こういう観点からも、非常にいい二国間関係を築く、こういう基盤になったのではないかな、こんなふうに考えております。
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近藤和也(中道)
ありがとうございます。
フィリピンは、世界の中でも有数の海洋国家という言い方ができるのかなと。そして、日本とほぼ同じ人口ということも含めて、そして、今後の世界二大国といいますか三大強国になっていく、一つの、インドと中国のちょうど間ということも含めて、相当難しい立ち位置、そして日本にとっては大事な国なのかなというふうにも感じています。
そして、私、石川県人的に言えば、戦国時代末期の武将の高山右近、彼が前田藩に預かりで来ていたわけですけれども、とうとう日本にいられなくなって、最後はマニラに行ったということも含めて、なじみがあるといいますか、何とかこの友好…
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茂木敏充(自民)外務大臣
先ほどいただいた質問でありますが、答えられる範囲でここでお答えをさせていただきたいと思うんですが、日・イラン間の交渉について、大きな方向性として申し上げます。
まずMOUを結んで、その上で濃縮ウランをどう処理するか等々を含めて残された論点について協議を行うという、二段階で合意を目指す方向で交渉が進められている、このように理解をいたしております。これに関連して、これは昨日、今日に限らず、様々な報道というのがあるということは承知をいたしておりますが、現時点で、米・イラン間で何らかの合意に達した、こういう確たる情報に接してはおりません。
日本としても、事態…
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近藤和也(中道)
ありとあらゆる情報の、何が正しくて、そうではないのかという判別も、大変難しいかというふうに思います。
実は、今朝の何らかの情報でも、私も、どうかな、やはり情報というのも全てが正しいというわけではないのかなということを当事者として感じましたのは、フィリピンとのGSOMIA等々の記事が書いてあったニュースの中で、今日審議を行うこのACSAについてはもう既に締結という書かれ方もしている報道もございまして、やはり、全ての報道を、大事ではあるけれども、それが全て正しいというわけではないということも含めて認識をした上で、正しい選択を行っていかなくてはいけないのかな…
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