委員御指摘のように、現在、フィリピンのマルコス大統領が国賓として訪日をしていただいているところでありまして、昨日は、国会での演説、そして日・フィリピン首脳会談も行われたところであります。
フィリピンは、シーレーン上の戦略的要衝に位置をいたしまして、我が国と基本的な価値や原則を共有する包括的、戦略的パートナーでありまして、近年、我が国は同国との安全保障、防衛協力を強化してきたところであります。OSA等も、近年、フィリピンとの間では毎年実施をしてきている。
こういった中で、日・フィリピンACSAにつきましてもこういった様々な協力の一環ということになると思いますが、自衛隊とフィリピン軍の間で物品、役務の提供を行う際の決済手続等の枠組みを定めることになるわけであります。この協定によりまして、両者の間で物品、役務の相互の提供を円滑に行うことが可能となり、両者が共に活動に従事する現場で、より緊密な連携が促進をされるということが期待をされるわけであります。
こうした中、昨年発効いたしました日・フィリピンRAAに加えまして、ACSAを締結をする、このことは、我が国の安全保障に資するのみならず、両国がインド太平洋を始めとする国際社会の平和と安全により積極的に寄与することにつながるものだ、このように考えております。
14原原田直樹(中道)
御説明ありがとうございました。
続いて、第三国移転の制限についてお伺いをしたいと思います。
日本と相手国の間でお互いに物品、役務を提供するわけですけれども、日本が仮に例えばニュージーランドに提供した物品や役務が、そこから先、更に第三国に渡ったりですとか、あるいは本来想定をしないような形で使われたり、そうしたことを防ぐということは非常に大事な点であり、国民の理解を得るという点でも非常に大事であると思っております。
この点について、適切に運用するということだけではなくて、具体的に、第三国移転を防ぐためにどういった事前同意の仕組みがあるのか、またどういう…
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15宮宮本新吾外務省アジア大洋州局南部アジア部長
お答え申し上げます。
今国会に提出させていただいております三つのACSAにつきましては、いずれも、協定の下で提供される物品、役務を、提供締約国政府、日本でございますが、提供締約国政府の事前の同意を得ないで受領締約国政府の部隊以外の者に移転してはならないことが規定されております。また、提供される物品、役務の使用に関しましても、国連憲章と両立するものでなければならないことも規定してございます。
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16原原田直樹(中道)
御答弁ありがとうございました。
では、ここまでACSAに関する、相手国を問わず共通する論点を伺ってまいりましたけれども、ここから、各三か国について個別に質問してまいりたいと思います。
まずは、フィリピンとのACSAについて伺います。
ちょうど、昨日、マルコス大統領が国賓として訪日をされまして、国会でも歓迎行事がございましたし、また、高市総理との首脳会談も行われました。
高市総理からは、本年、日本・フィリピン国交正常化七十周年であること、そして、そうしたことを踏まえて、また今回、両国関係を包括的、戦略的パートナーシップに位置づけることで一致したとい…
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- (上の発言)
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茂木敏充(自民)外務大臣
委員御指摘のように、現在、フィリピンのマルコス大統領が国賓として訪日をしていただいているところでありまして、昨日は、国会での演説、そして日・フィリピン首脳会談も行われたところであります。
フィリピンは、シーレーン上の戦略的要衝に位置をいたしまして、我が国と基本的な価値や原則を共有する包括的、戦略的パートナーでありまして、近年、我が国は同国との安全保障、防衛協力を強化してきたところであります。OSA等も、近年、フィリピンとの間では毎年実施をしてきている。
こういった中で、日・フィリピンACSAにつきましてもこういった様々な協力の一環ということになると思いますが、自衛隊とフィリピン軍の間で物品、役務の提供を行う際の決済手続等の枠組みを定めることになるわけであります。この協定によりまして、両者の間で物品、役務の相互の提供を円滑に行うことが可能となり、両者が共に活動に従事する現場で、より緊密な連携が促進をされるということが期待をされるわけであります。
こうした中、昨年発効いたしました日・フィリピンRAAに加えまして、ACSAを締結をする、このことは、我が国の安全保障に資するのみならず、両国がインド太平洋を始めとする国際社会の平和と安全により積極的に寄与することにつながるものだ、このように考えております。
18原原田直樹(中道)
御答弁ありがとうございます。
続いて、フィリピンから更に広げて、ASEAN諸国との関係についてお伺いをしたいと思います。
日・フィリピン二か国の間では、今大臣からも御答弁いただいたとおり、RAAに続いて、今回はACSA、また、昨日も様々な協力について会談がなされました。安全保障の協力が具体化を進めてきているわけですけれども、今後、こうした動きがフィリピン以外の、ASEANのほかの国々にも広がっていくのかどうか、そうした点は当然関心のあるところであると思います。
ただ、ACSAに限って今回は質問いたしますけれども、ACSAの拡大は、当然、拡大ありきで…
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19宮宮本新吾外務省アジア大洋州局南部アジア部長
お答え申し上げます。
まず、事実関係から申し上げますが、現時点においてACSAを交渉しているASEANのメンバー国はございません。
その上で、政府といたしましては、今お聞きになっている基本的な方針でございますけれども、各国との安全保障、防衛協力を進める中で、相手国との二国間関係、また自衛隊と相手国軍隊との協力の実績、それから具体的ニーズなども踏まえながら、必要なACSAの締結等については取り組んでまいる考えでございます。
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20原原田直樹(中道)
御答弁ありがとうございました。
では、フィリピンに続いて、次にオランダについてお伺いをしてまいりたいと思います。
オランダは欧州の、地域的に、地理的に離れた国でありますけれども、近年、インド太平洋地域への関与を強めており、日本との安全保障協力も進んでいる、そうした印象、認識をしております。
そうした意味でも、今回のACSAというのが、単に日本とオランダの二国間の技術的な協定というだけではなくて、まさにインド太平洋と欧州の安全保障がつながっている、連関しているということをある意味で象徴するような協定でもあると思っております。
そこで、お伺いをいたし…
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