それはそうですよね、ノーマルの国、当然のことながらそれを考えるわけですよね。だけれども、世の中にはそうじゃない国々もいっぱいあるんだと。いっぱいじゃないか、いろいろあるんだということを今から申し上げます。
南極の下には石油、天然ガス、石炭も、鉄鉱石や金やプラチナ、宝の山なわけであります。ここをやはりいいなと思う人たちは当然いっぱいいるわけでありますけれども、それで、こういうことを前提に考えると、あの国が動かないわけがないわけです。中国は、南極資源の獲得というのは当然のことながら、だって月の資源を持っていこうと言っているんですから、やはり、そういうようなことを考えると、それを狙っていろいろなことを着々と手を打っているんじゃないかと思われることがあるので、今から申し上げます。
中国は、南極に関わったのが遅れて、一九八五年、ここから始まりました。長城基地、ここを始めてきたわけです。二〇二四年の二月には五番目の基地を造ったんです。これが、秦嶺基地というのがあって、これは太平洋側なんですね。南極にロス海という凍った海がありますけれども、湾状になっているんですが、ここに面しているというところです、海側です。ここで基地を造るということだったんですけれども、締結国から、何でそんなところに造るんだ、そんなところに造っているけれども、もう既にアメリカとか韓国とかの基地もあるし、余り、いわゆる観測やいろいろな研究には向かないんじゃないのという声もあったそうですけれども、中国は、いやいや、ここでいいんだということで、ここに造ったわけであります。
この秦嶺基地というのは、今申し上げたように太平洋側、オーストラリアとかニュージーランドにやはりほど近いわけですよね。もちろん、そこのいわゆる電波をダイレクトに受信できるかというと、そうじゃないかもしれぬが、少なくとも彼らは、衛星と通信をしている、そこの傍受をやろうと思えばできるわけであります。そういうことで、アメリカの戦争省やCSISとかは軍民のデュアルユースじゃないかということで警鐘を鳴らしているということであります。
中国はいろいろなことをやるわけです。例えば、南シナ海のリーフを埋め立てて、あそこに基地なんか造らないよといろいろなことを言ったわけですけれども、しかし、その舌の根が乾かないうちに、そこにレーダーを造っちゃったり、三千メーター級の滑走路を造っちゃったり、それからミサイル基地を置いたりやっているわけです。それをみんな信じちゃっているから、それがどんどんどんどん進んじゃうわけですよね。今回もそうだと思う面もあるということで、いろいろな対処が必要だということですよ、外交は。
それで、この資源確保のために、例えば唾をつけていくなんというようなことにもつながりかねないということであります。今さっき近藤委員の質問にもありました。中国は日本の昭和基地の二十キロ先に小屋を建てたわけです、ドーム状の。それから、小屋だけじゃない、アンテナを立てたんですね。両方ともぶっ壊れました、ブリザードで。それをなかなか片づけなかったというのがさっきのお話のとおりで、やっと今になって片づけたよと言って。本当かどうか分かりません。
ただ、じゃ、どうやってそこまで行ったのかというと、「しらせ」が切り開いた航路をたどってそこまで行ったそうです。何で日本のところまで来てわざわざやらなきゃいけないんだ。こういうような問題があるわけですから、本当にいろいろなことを想定しながらのことじゃないと外交は非常に厳しい状態になってくるという、私は非常に心配をしております。
さらに、中国は六番目の基地を今造ろうとしているんです、造っているんです。去年から造り始めました。来年完成だそうです。これが、先ほど冒頭申し上げましたマリー・バード・ランド、つまり、ここは俺のものだと誰も主張していないところのエリアに造るわけです。ちょうど、さっき言ったロス湾という凍った海の反対側なんですね。秦嶺基地と反対側、ここに造っているわけです。こういうようなことで、いわゆる、中国は何を狙っているのかということも含めて、やはりいろいろな対処をしていかなきゃいけないんだと思います。
この新しい六番目の基地は、ロシアのルスカヤ基地、ここのすぐ近くなんです。十七キロしか離れていないんです。ロシアのルスカヤ基地というのは、閉鎖されていましたけれども、しかし、ここを再開させたそうです。ここに滑走路を造るということであります。
ですから、とにかく、私たちの知らないところで、南極というのは、中国そしてロシア、こういう国々にとっておいしいところなんだというようなことなんでしょう。やはり狙われているということが、もう間違いないというふうに言えると思います。
先ほど申し上げましたように、やはり南極の下にはいわゆる資源がいっぱい眠っている。もちろん、それから軍事的にも非常に重要だということです。
私、小学校のときに読んだ本がジュール・ベルヌの「海底二万里」というもので、ネモ船長というのがいたんです。その人が南極点に行くわけです。非常に面白いものでありましたけれども、そんなような今は状態じゃなくて、やはり、それこそ取るか取られるか、こういうような状態ですから、こういう権威主義国を相手にしながら、本当に、いろいろなことを外交上プラスに、我々日本にとってのプラスに持っていくためには、相当の工夫をしていかなければいけない。
この点について、是非とも外務省の御意見をいただきたい。今日、大臣はいなくなっちゃいましたけれども、副大臣、是非ともそういったものを教えていただきたいと思いますので、いかがでしょうか。
49
國場幸之助(自民)
次に、横田光弘君。
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50横横田光弘(維新)
日本維新の会の横田光弘でございます。
今日も、いろいろな御質問が出て、なるほどなと勉強になりました。
今日私が質問をさせていただくテーマは、中国が狙う南極資源、こういうようなテーマなんです。
もちろん、環境保護に関する南極条約議定書の附属書の案件について私はいろいろお伺いするわけですけれども、まず、南極条約、このおさらいをしたいというふうに思うんですね。
一九五九年に十二か国で採択された、六一年発効ですけれども、そのときは日本もソ連も入っているわけです。当時は、外務省の方々も一生懸命やられて、皆さんの先輩ですよね、本当にいじめられて、いろいろなこ…
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51中中村亮外務省大臣官房地球規模課題審議官
お答え申し上げます。
環境保護に関する南極条約議定書第七条でございますけれども、鉱物資源に関するいかなる活動も科学的調査を除くほか禁止する旨規定しているところは、今委員御指摘のとおりでございます。
また、同議定書第二十五条は、鉱物資源に関する活動の禁止について、新たな法制度が効力を生じない限り継続する旨規定をしてございます。
二〇四八年以降に南極で鉱物資源に関する活動が可能になるかのような報道があるということは承知をしておりますけれども、実際には、同条におきましては、同議定書の効力発生の日から五十年を経過した後に、いずれかの南極条約協議国が要請する…
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- (上の発言)
52横横田光弘(維新)
それはそうですよね、ノーマルの国、当然のことながらそれを考えるわけですよね。だけれども、世の中にはそうじゃない国々もいっぱいあるんだと。いっぱいじゃないか、いろいろあるんだということを今から申し上げます。
南極の下には石油、天然ガス、石炭も、鉄鉱石や金やプラチナ、宝の山なわけであります。ここをやはりいいなと思う人たちは当然いっぱいいるわけでありますけれども、それで、こういうことを前提に考えると、あの国が動かないわけがないわけです。中国は、南極資源の獲得というのは当然のことながら、だって月の資源を持っていこうと言っているんですから、やはり、そういうようなことを考えると、それを狙っていろいろなことを着々と手を打っているんじゃないかと思われることがあるので、今から申し上げます。
中国は、南極に関わったのが遅れて、一九八五年、ここから始まりました。長城基地、ここを始めてきたわけです。二〇二四年の二月には五番目の基地を造ったんです。これが、秦嶺基地というのがあって、これは太平洋側なんですね。南極にロス海という凍った海がありますけれども、湾状になっているんですが、ここに面しているというところです、海側です。ここで基地を造るということだったんですけれども、締結国から、何でそんなところに造るんだ、そんなところに造っているけれども、もう既にアメリカとか韓国とかの基地もあるし、余り、いわゆる観測やいろいろな研究には向かないんじゃないのという声もあったそうですけれども、中国は、いやいや、ここでいいんだということで、ここに造ったわけであります。
この秦嶺基地というのは、今申し上げたように太平洋側、オーストラリアとかニュージーランドにやはりほど近いわけですよね。もちろん、そこのいわゆる電波をダイレクトに受信できるかというと、そうじゃないかもしれぬが、少なくとも彼らは、衛星と通信をしている、そこの傍受をやろうと思えばできるわけであります。そういうことで、アメリカの戦争省やCSISとかは軍民のデュアルユースじゃないかということで警鐘を鳴らしているということであります。
中国はいろいろなことをやるわけです。例えば、南シナ海のリーフを埋め立てて、あそこに基地なんか造らないよといろいろなことを言ったわけですけれども、しかし、その舌の根が乾かないうちに、そこにレーダーを造っちゃったり、三千メーター級の滑走路を造っちゃったり、それからミサイル基地を置いたりやっているわけです。それをみんな信じちゃっているから、それがどんどんどんどん進んじゃうわけですよね。今回もそうだと思う面もあるということで、いろいろな対処が必要だということですよ、外交は。
それで、この資源確保のために、例えば唾をつけていくなんというようなことにもつながりかねないということであります。今さっき近藤委員の質問にもありました。中国は日本の昭和基地の二十キロ先に小屋を建てたわけです、ドーム状の。それから、小屋だけじゃない、アンテナを立てたんですね。両方ともぶっ壊れました、ブリザードで。それをなかなか片づけなかったというのがさっきのお話のとおりで、やっと今になって片づけたよと言って。本当かどうか分かりません。
ただ、じゃ、どうやってそこまで行ったのかというと、「しらせ」が切り開いた航路をたどってそこまで行ったそうです。何で日本のところまで来てわざわざやらなきゃいけないんだ。こういうような問題があるわけですから、本当にいろいろなことを想定しながらのことじゃないと外交は非常に厳しい状態になってくるという、私は非常に心配をしております。
さらに、中国は六番目の基地を今造ろうとしているんです、造っているんです。去年から造り始めました。来年完成だそうです。これが、先ほど冒頭申し上げましたマリー・バード・ランド、つまり、ここは俺のものだと誰も主張していないところのエリアに造るわけです。ちょうど、さっき言ったロス湾という凍った海の反対側なんですね。秦嶺基地と反対側、ここに造っているわけです。こういうようなことで、いわゆる、中国は何を狙っているのかということも含めて、やはりいろいろな対処をしていかなきゃいけないんだと思います。
この新しい六番目の基地は、ロシアのルスカヤ基地、ここのすぐ近くなんです。十七キロしか離れていないんです。ロシアのルスカヤ基地というのは、閉鎖されていましたけれども、しかし、ここを再開させたそうです。ここに滑走路を造るということであります。
ですから、とにかく、私たちの知らないところで、南極というのは、中国そしてロシア、こういう国々にとっておいしいところなんだというようなことなんでしょう。やはり狙われているということが、もう間違いないというふうに言えると思います。
先ほど申し上げましたように、やはり南極の下にはいわゆる資源がいっぱい眠っている。もちろん、それから軍事的にも非常に重要だということです。
私、小学校のときに読んだ本がジュール・ベルヌの「海底二万里」というもので、ネモ船長というのがいたんです。その人が南極点に行くわけです。非常に面白いものでありましたけれども、そんなような今は状態じゃなくて、やはり、それこそ取るか取られるか、こういうような状態ですから、こういう権威主義国を相手にしながら、本当に、いろいろなことを外交上プラスに、我々日本にとってのプラスに持っていくためには、相当の工夫をしていかなければいけない。
この点について、是非とも外務省の御意見をいただきたい。今日、大臣はいなくなっちゃいましたけれども、副大臣、是非ともそういったものを教えていただきたいと思いますので、いかがでしょうか。
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国光あやの(自民)外務副大臣
横田委員の御質問にお答えをいたします。
様々な情報、本当に、お調べをいただいて、御努力に敬意を表します。
また、前提として、中国を含めた各国の南極地域における活動というものは、政府として、もちろん外務省を始め、非常に高い関心を有しております。ただ一方で、その活動の逐一について具体のコメントをするということは差し控えさせていただいております。
ただ、その上で申し上げますと、南極の環境保護議定書は、科学的調査を除きまして鉱物資源に関するいかなる活動も禁止をするという旨明確に規定をしております。
また、もう一つ大事な考えとして、柱として、南極地域におけ…
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54横横田光弘(維新)
まあ、そういうことなんでしょう。
とにかく日中中間線のことを考えてくださいよ。すぐ目の前でいろいろなことをやられて、こっちは遺憾だ、遺憾だと言うだけでしょう。そんなようなことをやっていたら、中国は次はあの手、こっちはやれない、こんなことの繰り返しがずっと続いているうちに、それこそ中国が、今回、トランプさんに、いろいろなことをやったらそれは大変なことになるよと心理戦をしかけているわけです。やはり私たちもそろそろ目を覚まさなければいけない時期に来ていると思いますから、是非とも外務省は頑張っていただきたいと思います。
終わります。
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55
國場幸之助(自民)
正午から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十時十一分休憩
――――◇―――――
正午開議
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