定数を増やすということは、これは人員を増やすということではなくて、シビリアンコントロールの観点の上限を変えているということが分かりました。
ただ、一方で、充足させる取組、とても大事です。自衛官不足への対応として、本法律案にある退職者給付金の増額、再就職支援、これはとてもよい改正だと思います。同時に、若年定年制の在り方の見直しが必要ではないかと考えています。
有事に我が国の防衛のために場合によっては戦闘に参加する自衛官にとって、もちろん、強靱な体力、これは求められると思います。いわゆる精強性を保つために部隊の年齢構成を若く保つこと、これは必要だと思われますが、一方で、国防に関係する技術の変化、戦略の変化によって、身体的な体力のみならず、ベテラン自衛官の知識であったり経験であったり、これらが生きる役割というものがあると想像されます。
特に、今般、いわゆる宇宙領域の業務というのは、恐らく、身体的な体力以外のものが重要な仕事、いっぱいあると思います。適材適所で役割を担っていただくことで、現在の定年年齢を超えた自衛官が大いに活躍できる役割があり、我が国の安全保障に大きく貢献いただけるものだと想像します。
同時に、身体的な体力が高まっているということも示されております。例えば、多くの自衛官が五十五歳から六十歳で定年を迎えますが、文部科学省の発表する令和六年度体力・運動能力調査の結果では、平成十年と比較して、五十五歳から五十九歳の体力、運動能力というのは明らかに向上しております。皆様の実感としても、昔と比べて高齢な元気な方が多いな、若々しい方が多いなというのは分かると思います。科学的なデータとしても国民の実感としても、六十歳というのはまだまだ元気で強いと思うんですよね。
お聞きします。
自衛隊の定年年齢というのは過去に複数回引き上げられております。そして、それでも現在の定年年齢というのは妥当でしょうか。一佐以下を六十歳以上にすることというのは精強性を低くしますでしょうか。お答えください。
88
西村明宏(自民)
次に、福田徹君。
この発言のページ
89福福田徹(国民)
国民民主党、福田徹です。
私たち国民民主党は、自分の国は自分で守る、人づくりこそ国づくり、こういった政策理念を掲げております。厳しい安全保障環境に対応するために自衛隊の防衛力を高めることは間違いなく必要で、そのために、部隊の改編や防衛装備品の充実はもちろん重要ですが、その前に、やはり、人、自衛官こそが最も重要な要素だと考えます。
その上で、今回、若年退職給付金の給付水準の引上げや再就職支援の拡充など、自衛官の生活や安心を支える内容のある本法律案にはとても期待しております。一方で、本法律案が真に人の力の充実と我が国の防衛力の向上に資するものとなっている…
この発言のページ
90伊伊藤晋哉防衛省整備計画局長
お答え申し上げます。
委員御指摘の充足率につきましては、防衛省として、その向上を図っていくこと、重要であると考えておりまして、人材確保の取組を一層強化をするとともに、隊員一人一人の能力を最大限引き出すための取組を迅速かつ強力に推進してまいりたいと考えております。
その上ででございますが、自衛官の法律上の定数につきましては、自衛官が防衛力の根幹を成す重要な要素であることを踏まえまして、シビリアンコントロールの観点から、人的側面から見た適正な防衛力の規模の上限を明示をするために、防衛省設置法において規定をされてきたものでございます。
このように、適正な…
この発言のページ
- (上の発言)
91福福田徹(国民)
定数を増やすということは、これは人員を増やすということではなくて、シビリアンコントロールの観点の上限を変えているということが分かりました。
ただ、一方で、充足させる取組、とても大事です。自衛官不足への対応として、本法律案にある退職者給付金の増額、再就職支援、これはとてもよい改正だと思います。同時に、若年定年制の在り方の見直しが必要ではないかと考えています。
有事に我が国の防衛のために場合によっては戦闘に参加する自衛官にとって、もちろん、強靱な体力、これは求められると思います。いわゆる精強性を保つために部隊の年齢構成を若く保つこと、これは必要だと思われますが、一方で、国防に関係する技術の変化、戦略の変化によって、身体的な体力のみならず、ベテラン自衛官の知識であったり経験であったり、これらが生きる役割というものがあると想像されます。
特に、今般、いわゆる宇宙領域の業務というのは、恐らく、身体的な体力以外のものが重要な仕事、いっぱいあると思います。適材適所で役割を担っていただくことで、現在の定年年齢を超えた自衛官が大いに活躍できる役割があり、我が国の安全保障に大きく貢献いただけるものだと想像します。
同時に、身体的な体力が高まっているということも示されております。例えば、多くの自衛官が五十五歳から六十歳で定年を迎えますが、文部科学省の発表する令和六年度体力・運動能力調査の結果では、平成十年と比較して、五十五歳から五十九歳の体力、運動能力というのは明らかに向上しております。皆様の実感としても、昔と比べて高齢な元気な方が多いな、若々しい方が多いなというのは分かると思います。科学的なデータとしても国民の実感としても、六十歳というのはまだまだ元気で強いと思うんですよね。
お聞きします。
自衛隊の定年年齢というのは過去に複数回引き上げられております。そして、それでも現在の定年年齢というのは妥当でしょうか。一佐以下を六十歳以上にすることというのは精強性を低くしますでしょうか。お答えください。
92
小泉進次郎(自民)防衛大臣
問題意識はよく分かります。
自衛官は、自衛隊の任務の性格上、組織を常に精強な状態に維持する必要があるため、定年年齢が一般の公務員より低い若年定年制を取っており、階級ごとに職務に必要とされる知識、経験、体力等を考慮し、定年を定めております。
一方で、少子高齢化に伴う人手不足は自衛隊にも深刻な影響を及ぼしており、知識、技能、経験を豊富に備えた人材の一層の有効活用を図ることは重要であると考えており、令和十年から十四年までの間で、将から三曹までの自衛官の定年を二歳ずつ引き上げることとしております。これにより、自衛官の定年年齢は、一佐は六十歳、二佐及び三佐は五…
この発言のページ
93福福田徹(国民)
ありがとうございます。
令和十四年に向けて一歳、二歳引き上げるというのは、少し時間をかけ過ぎじゃないかなと思うんですよね。私の選挙区、愛知十六区には、小牧市、航空自衛隊がありまして、よく隊員の方と直接お話しするのですが、この定年が早いというのが、結構、生活の不安であったり、自衛官が集まらない理由ではという意見をよく聞きます。是非こちらへの対応をしっかりとお願いしたいと思います。
あと一分ですが。
令和二年に宇宙作戦隊を編成したとき、二十名だった、それを今年度、八百八十名にする、これは、普通の一般企業の感覚だと、これほど専門性の高い領域を一気に増やす…
この発言のページ
94伊伊藤晋哉防衛省整備計画局長
お答えを申し上げます。
宇宙関連の人材の確保の取組としまして、統合幕僚学校での宇宙に関する安全保障戦略の教育ですとか、航空自衛隊幹部学校での宇宙、サイバー、電磁波作戦の概要などの教育、防衛大学校航空宇宙工学科における将来の航空宇宙技術に対応できる基礎教育といったような一連の教育体制を取っておりまして、こうした中で必要な人員の確保をしっかりやってまいりたいと考えております。
この発言のページ