野間健 (中道改革連合)

2026年4月21日・第221回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 117 発言)

大臣の四月十二日自民党大会の後の記者会見、そして荒井陸上幕僚長の記者会見などをお聞きしますと、経緯はこんなことのようですね。イベント会社が、当該中央音楽隊の自衛官の方に党大会で国歌を歌ってほしいという依頼があったということです。

普通びっくりすると思うんですよね。全国のマスコミに映る党大会、総理・総裁の高市総理を始め小泉防衛大臣も皆さん来る、そういう大会で、歌ってください、驚いて、多分、すぐ上司に相談されましたよね、していますよね。それで、上司も相談されて、えっ、そんなことがあったのかといって、いろいろ検討したけれども、私的な行為だからいい、それは違法じゃないということで認めたということで、陸幕長も会見で話をされていました。それは四月三日にそういう報告を受けたんだということですけれども。

これは、ちょっと考えて、変ですよね。そんなもし依頼が、いろいろ検討して、では、その女性が、友達の結婚式に行くとか買物に行くとかそういうこと、そこで、結婚式で歌ってくださいとかいうことであれば個人の判断で行けばいいんですけれども、当然こういう公的な、ですから、イベント会社が頼んだというか、党が頼んだと誰でもそう思いますよね、普通。

例えば、では、財務省の事務次官とか主計局長が、歌が上手だから、あなた党大会に来て歌ってくださいよ、こんなことを言われたって、行くはずがないですよ。なぜ行かざるを得なくなったのかといえば、自民党の姿が見えるからですよね。ただ単にイベント会社が、来てください、何でそんなことで行って、また上司にも相談してやるのか。上司の皆さんも、何か、やむを得ないけれども、これは行かせないといけないかなと。

私的な判断で行くはずがないんですよ。だって、現にこの党大会は上司の音楽隊の副隊長さんがついていっているんですよね。おかしいと思いませんか。では、もしその自衛官の方が友達と食事に行くとか買物に行くというときに、上司はついていきますか。そんなことはあり得ないんですよ。上司までついていって、その党大会に行っているわけですよね。それは言わずもがなで、党から要請されたからと思っているからですよ。当たり前ですよ。

本当に気の毒だと思います、この自衛官。ですから、大臣もそこを分かっておられるんですよね。会見の中でこうおっしゃっていますよ。きっと職員からすれば、私まで含めてですね、そういった報告があった上で、行ってもいいですよという判断をしたというふうに思ったと思うんですよね。当たり前ですよ。ですから、大臣も、そういう報告が上がっていなかった、それで気がつかないで、そのときに行って、会ってびっくりされたんでしょう。Xでも投稿されたのを削除されたというのは、恐らくそういう問題、これはちょっとまずいなと。

イベント会社だけの責任、そしてこの自衛官の方個人の責任にしたら、本当に気の毒ですよ。党が自衛隊に対してそういう要請をしてきたんだ、イベント会社を通じてしてきたんだ、誰もそう受け取りますよ。ですから、上司までついていって、こういう、国歌を歌わざるを得なかった。本当に気の毒だと思います。

ですから、こういう、党が、先ほど私、各国の例を申し上げたのは、政党が軍に影響力を及ぼして、自分の私兵のように扱う、これはあってはならないことですよ、民主主義国家では。中国の人民解放軍、これは中国共産党の軍ですよね、国じゃないんですよね。党の軍ですから。そういうふうに見られかねない。非常に、政治と実力組織との関係がこういうふうにいびつになっては、これは大変なことだと思います。ですから、そういった隊員の皆さんを守るのが大臣の役割じゃないんでしょうか。いかが思われますか。

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