牧山ひろえ (立憲民主党)

2025年11月20日・第219回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 28 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 213 発言)

是非、多方面からよろしくお願いいたします。

昨今のロシアによるウクライナ侵略やガザ地区における人道危機などは既存の国際秩序に大きな損害を与えております。これまでの自由と民主主義、そして基本的人権の尊重ですとか法の支配など、冷戦後の世界の普遍的価値に基づく国際秩序が危機に瀕していると思います。それに加わって、中国、ロシアなどの権威主義的国家の価値観が国際社会において強い影響力を持とうとしております。

二〇二二年の十二月に策定された国家安全保障戦略は、自由、民主主義、そして基本的人権の尊重、法の支配といった普遍的価値を尊重しない一部の国家が既存の国際秩序の修正を図る動きを見せていることを指摘しています。

民主主義国と権威主義国との対立構造だけではなくて、例えば米国の大統領選を見てみますと、米国社会における政治的な二極化、そして所得格差による分断、それから民主主義的な制度への不信感などの問題が表面化しておりました。このような対立構造はアメリカだけではないと思うんですね。少なからず世界各国にも、今あちこちで起きています。そして、民主主義の衰退が全世界的に見られます。

各国が様々な価値を国際社会に要求している多極化の時代にあって、国連を始めとした国際機関の機能とかあるいは国際制度が弱まっているということも起きています。国連安保理ですとか、ガット、WTO体制、そしてICJ、ICC、これらを中心とした法秩序、そして気候変動など地球環境問題への対応、それから、国際社会が協調して取り組まなければならない時代に全世界的な民主主義の衰退が見られることに私は非常に危機感を感じております。

ここで質問ですが、こうした全世界的な民主主義の衰退について茂木外務大臣はどのように認識されているのか、それから、このような国際社会にあって日本外交をどのように推し進めていけばよいとお考えですか。是非お聞かせいただければと思います。

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