私は、戦略分野ごとにそれぞれ担当大臣が指揮を執って進めるということが極めて重要だと思っております。
恐らく、この成長戦略本部においても時々フォローアップをするんだろうと思いますけれども、そのときに、よくありがちな、大臣が役人の用意したものを読んで、こうなっていますというような会議ではなくて、その会議以外にも、総理なり官房長官が直接大臣を呼んで、どうなっているんだ、これはまだ駄目じゃないかということを、それぞれの大臣を評価しながらきっちりと進めていただくということが極めて重要だろうと思っていますので、是非そういう形での展開をお願いしたいなと思っています。
次に、日本の成長戦略の要になると思っておりますのは、先端半導体の開発、そして実用化であります。
今、北海道の千歳で、ラピダスプロジェクトというものが進展をしています。これは、世界最先端の二ナノレベルのロジック半導体を量産をしようという意欲的なプロジェクトであります。世界最先端です。二ナノというとイメージが湧かないかもしれませんが、一ナノというのは百万分の一ミリです。これを日本政府は、多額の税金を投入してでも何としても実現をするという国家プロジェクトとして今推進をしています。
かつて日本の半導体は、一九八〇年代、世界の生産の五割を占めていました。今や一割まで、凋落をしていると私は思っています。半導体王国日本の復権を懸けたプロジェクトがこのラピダスプロジェクトでありますので、何としても成功をさせなくてはいけないというふうに思っております。
ただ、世界最先端に挑戦するわけですから、リスクがないかといえば、あります。ですから、そのリスクを最小限にするような、今も既に行われておりますが、節目節目で第三者の目で進捗状態をチェックするとか、そういう仕組みを組み込みながら、リスクを最小限にして挑戦をしていくことが必要であります。
私もよく質問されましたけれども、失敗したら一体誰が責任を取るんだ、一兆七千億円も税金を突っ込んでという質問をよく受けました。確かにリスクはあります。しかし、私は、やらないリスクというものもあると思っています。
これから最先端の半導体需要は、データセンターや電気自動車で、世界で激増します。その激増する最先端の半導体の需要を台湾や韓国やアメリカやEUに全部取られるということで本当にいいのか。これは経済安全保障上の問題も生じるでしょう。そういう意味では、やらないリスクというものもあるんだと。
したがって、やるリスクとやらないリスクと、どっちのリスクを取るのかというのがこのラピダスプロジェクトの本質なんだろうと私は思っていますので、私は、やる方のリスクを取って、何としても成功させたいと思っています。
この点についても総理の御見解を伺えたらと思います。
3
枝野幸男(立憲)
基本的質疑を行います。
質疑の申出がありますので、順次これを許します。齋藤健さん。
この発言のページ
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齋藤健(自民)
おはようございます。自由民主党の齋藤健です。
質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。
まずは、高市総理、総理就任おめでとうございます。並々ならぬ努力を重ねられ、そして大いなる皆さんの期待を背負って日本初の女性内閣総理大臣となられましたこと、私、心から敬意を表したいなと思っています。そして、これから御活躍をなされることを期待を申し上げます。
ただ、心配しておりますのは、余りにハードワークなんじゃないかなということであります。就任直後にASEAN、それから日米、日中、日韓首脳会談をこなし、APEC、そして帰ってきたら連日国会ということ…
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5
高市早苗(自民)内閣総理大臣
ありがとうございます。
世界の潮流は、齋藤委員がおっしゃるとおりだと思います。官民で課題解決のための投資が進んでおります。
この内閣は、成長戦略の肝は危機管理投資だと考えております。リスクや社会課題に対して、先手を打って供給力を抜本的に強化するために、官民連携の戦略的投資を行ってまいります。世界共通の課題解決に資する製品、サービス及びインフラを提供することによりまして、更なる我が国経済の成長を実現してまいります。
このため、先日設置した日本成長戦略本部におきまして、十七の各戦略分野について、供給サイドに直接働きかける措置のみならず、戦略的投資の促進…
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- (上の発言)
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齋藤健(自民)
私は、戦略分野ごとにそれぞれ担当大臣が指揮を執って進めるということが極めて重要だと思っております。
恐らく、この成長戦略本部においても時々フォローアップをするんだろうと思いますけれども、そのときに、よくありがちな、大臣が役人の用意したものを読んで、こうなっていますというような会議ではなくて、その会議以外にも、総理なり官房長官が直接大臣を呼んで、どうなっているんだ、これはまだ駄目じゃないかということを、それぞれの大臣を評価しながらきっちりと進めていただくということが極めて重要だろうと思っていますので、是非そういう形での展開をお願いしたいなと思っています。
次に、日本の成長戦略の要になると思っておりますのは、先端半導体の開発、そして実用化であります。
今、北海道の千歳で、ラピダスプロジェクトというものが進展をしています。これは、世界最先端の二ナノレベルのロジック半導体を量産をしようという意欲的なプロジェクトであります。世界最先端です。二ナノというとイメージが湧かないかもしれませんが、一ナノというのは百万分の一ミリです。これを日本政府は、多額の税金を投入してでも何としても実現をするという国家プロジェクトとして今推進をしています。
かつて日本の半導体は、一九八〇年代、世界の生産の五割を占めていました。今や一割まで、凋落をしていると私は思っています。半導体王国日本の復権を懸けたプロジェクトがこのラピダスプロジェクトでありますので、何としても成功をさせなくてはいけないというふうに思っております。
ただ、世界最先端に挑戦するわけですから、リスクがないかといえば、あります。ですから、そのリスクを最小限にするような、今も既に行われておりますが、節目節目で第三者の目で進捗状態をチェックするとか、そういう仕組みを組み込みながら、リスクを最小限にして挑戦をしていくことが必要であります。
私もよく質問されましたけれども、失敗したら一体誰が責任を取るんだ、一兆七千億円も税金を突っ込んでという質問をよく受けました。確かにリスクはあります。しかし、私は、やらないリスクというものもあると思っています。
これから最先端の半導体需要は、データセンターや電気自動車で、世界で激増します。その激増する最先端の半導体の需要を台湾や韓国やアメリカやEUに全部取られるということで本当にいいのか。これは経済安全保障上の問題も生じるでしょう。そういう意味では、やらないリスクというものもあるんだと。
したがって、やるリスクとやらないリスクと、どっちのリスクを取るのかというのがこのラピダスプロジェクトの本質なんだろうと私は思っていますので、私は、やる方のリスクを取って、何としても成功させたいと思っています。
この点についても総理の御見解を伺えたらと思います。
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高市早苗(自民)内閣総理大臣
かつて、やはり日本は、シングルナノの半導体が作れないというのが弱みでございました。
ラピダスが取り組む次世代半導体は、生成AIなど最先端技術に不可欠でありまして、我が国の経済の将来を左右するだけではなくて、おっしゃったとおり、経済安全保障上も重要な物資でございます。
次世代半導体は、強い経済の実現には欠かせないもので、二〇二七年の量産開始に向けて、国が一歩前に出た支援を行っています。これは、委員が大臣だったときに非常に頑張ってこられたことでもございます。
具体的には、研究開発に、おっしゃったとおり上限約一・七兆円の支援を決定し、次世代半導体事業者に…
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8
齋藤健(自民)
何としても成功させましょう。
次に、コンテンツ産業です。
コンテンツ産業も希望の星であります。映画「国宝」は大ヒットいたしました。売上げ、百五十億円です。映画一本で百五十億円。そして、「鬼滅の刃」、一千億円であります。今、日本のコンテンツが海外で稼いでいる金額は五兆八千億ぐらいになっています。これは半導体の輸出規模を上回っています。
そして、高市大臣が担当大臣だったときに、このコンテンツ産業を振興しようということで、海外で稼ぐ金額を二〇三三年には何と二十兆円にしようという目標を立てて、今推進しているところであります。私は、これも何としても実現をした…
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高市早苗(自民)内閣総理大臣
おっしゃっていただいたとおり、私が担当大臣であったときに、新たなクールジャパン戦略を策定しまして、コンテンツ産業を基幹産業として位置づけて、日本発のコンテンツの海外市場規模を二〇三三年までに二十兆円とする目標を設定いたしました。
今般、日本成長戦略本部におきましても、コンテンツを十七の戦略分野の一つと位置づけました。そして、担当大臣、小野田クールジャパン戦略担当大臣を指名いたしました。
担当大臣の下に政府の司令塔機能を充実させて、官民連携してコンテンツ産業の発展を推進します。具体的には、複数年の支援も含めたコンテンツ産業の大規模、長期、戦略的な官民投…
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