遠藤久夫学習院大学長

2025年11月25日・第219回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 39 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 107 発言)

ありがとうございます。

私もかつて中医協会長をやっておりまして、平成二十二年度改定は私のところでまとめたという記憶がありますけれども、確かに診療報酬は非常に複雑になっています、薬価も複雑になっているんですけれども、これはそれぞれの、その時々のやはり要請があって、そのために様々な要件をつけていくということでなるんですけれども。

一言で言うと、簡素化は私は非常に大事だと思っておりますけれども、一方で、算定要件や施設要件によって医療機関を誘導するというような意味合いも一方であるということで、そもそも診療報酬で誘導することが不適切だという意見も一方であるわけなんですけれども、そういう流れがあるということもあって、簡素化の方向というのは適切だとは思いますけれども、どのようにするのかという問題は非常に重要だと思います。

その中で、短期的に要件が満たされないようなときの対応をどうするのかという問題、これは一つ考えなければいけないことかなというふうに思います。今、診療報酬は全国一律になっておりますけれども、加算の要件みたいなものについては、地域によっては少し変えているところもあるんです。看護師さんを採用することができないような地域であれば、そういうこともあるので。時間的な弾力化みたいなものは、中医協の中で議論ができればよろしいのかなというふうに思っております。

もう一つの問題は、地域別の診療報酬ということですけれども、私、ちょっと先ほど申し上げたのは、決して診療報酬を地域別に変えろということで申し上げたわけではなくて、それは違う報酬でもいいわけで、補助金であっても何でもよくて、都市部と地方では違うふうに対応するということもできるのではないかということで。決して、診療報酬の地域での変更を考えろということを主張したわけではないということです。

私は、診療報酬を全国一律から外すことに対しては、かなり慎重に議論しないと様々な問題が一方で出てくる可能性もあるなというふうに考えてはおるということだけは申し伝えておきたいと思います。

以上でございます。

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