ありがとうございます。
日本の主体性として取り得るもの、取り得る行動は様々実際にはあるんだろうと思います。日本はどちらかというと、今まで国際社会においてイニシアティブを取るのではなく、追随型の外交をしてきたところがあると思います。例えば、草の根無償資金援助を一つ取りましても、政府だけではなくてNGOに対しても支援をできるということは一見すばらしいわけですが、他方で、政治的なNGOに対しては支援をしないというような規則を持っていたりですとか、そういった形で、様々政治的な影響を、自分たちで手足を縛ってきました。しかし、こうした手足の縛り方をやめることが必要なのだろうと思います。
一つ、私の一番の関心はアジアにあるんですけれども、アジアの中で、例えばミャンマーが二〇二一年の二月からずっと内戦状態にあります。この中で、日本としては、本来、一方の国軍とそれから他方の民主派及び少数民族、この間での交渉を自ら行っていくことができるはずですし、それを行う必要があると思います。
ただ、パワーの中心性に、国際社会の中でのパワーの中心性に引っ張られて、どうしても国軍との対話を重視してしまうという傾向がありますが、そこは、民主派と少数民族ともしっかりとパイプを持って交渉していくことで、まさにそのウクライナの文脈で高良先生がおっしゃっていたこととかなり近くなりますが、両方に交渉のパイプを持って、しっかりと、しかし信念を曲げずに、国際秩序の維持に必要な規範というものはどこにあるのかということを日本自身が意識して動いていく必要があるのだろうと思います。
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高良鉄美政府参考人など
ありがとうございます。
次に、相良参考人の方にお聞きしたいんですけれども、トランプの今日お話で盛り上がっていますけれども、アメリカの歴史からすると、トランプがグリーンランドを買うとかいった話を、別にとっぴなことじゃなくて、アラスカだって買っているわけですし、カリフォルニアもメキシコから買っているというのがあるので、私はとっぴではないんだろうなということで、それはとっぴじゃないということは、世界の中の一部の地域とかいろんなところの歴史からすると懸け離れたことではなくて、とっぴなことではないんじゃないかなと私は思っているんですね。
そうすると、それをアメ…
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63相相良祥之公益財団法人国際文化会館地経学研究所主任研究員
ありがとうございます。
今日お話ししてきたこと、やや異なる視点になるかもしれませんが、グリーンランドですとかパナマ運河についてのトランプ氏の主張というのは、これは見方によって、特に欧州からは領土拡張主義ではないかというふうな批判をされておりまして、これは、少なくとも第二次世界大戦後、国連憲章によっては、主権国家は自らの主権を大事にしていくという流れの中でこの八十年間積み上げてきた国際法の体系というものもございますので、その中で植民地の解放というものもあったという歴史を考えますと、やはりこの現代において他国の領土に対してそれを金銭で売買を持ちかけるという…
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高良鉄美政府参考人など
ありがとうございました。
次に、市原参考人にお聞きしたいんですけれども、実は、参考資料の中でSNSの分析をしていたのが非常に何か興味深くて、それによっていろんなところが見えてくるというのがあります。その参考資料の中で、締めのところでというんでしょうか、一文に、二〇二五年は前年よりも厳しくなると言われて、そして秩序を維持し、自由を守る取組を行うアクターとして日本が主体性を発揮するときであるということですけど、この主体性というのは、この場合、自由を守るための主体ということですけど、具体的にはどんな行動とか、日本の取るべき道とかですね、その辺りをちょっと教え…
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- (上の発言)
65市市原麻衣子一橋大学大学院法学研究科教授
ありがとうございます。
日本の主体性として取り得るもの、取り得る行動は様々実際にはあるんだろうと思います。日本はどちらかというと、今まで国際社会においてイニシアティブを取るのではなく、追随型の外交をしてきたところがあると思います。例えば、草の根無償資金援助を一つ取りましても、政府だけではなくてNGOに対しても支援をできるということは一見すばらしいわけですが、他方で、政治的なNGOに対しては支援をしないというような規則を持っていたりですとか、そういった形で、様々政治的な影響を、自分たちで手足を縛ってきました。しかし、こうした手足の縛り方をやめることが必要なのだろうと思います。
一つ、私の一番の関心はアジアにあるんですけれども、アジアの中で、例えばミャンマーが二〇二一年の二月からずっと内戦状態にあります。この中で、日本としては、本来、一方の国軍とそれから他方の民主派及び少数民族、この間での交渉を自ら行っていくことができるはずですし、それを行う必要があると思います。
ただ、パワーの中心性に、国際社会の中でのパワーの中心性に引っ張られて、どうしても国軍との対話を重視してしまうという傾向がありますが、そこは、民主派と少数民族ともしっかりとパイプを持って交渉していくことで、まさにそのウクライナの文脈で高良先生がおっしゃっていたこととかなり近くなりますが、両方に交渉のパイプを持って、しっかりと、しかし信念を曲げずに、国際秩序の維持に必要な規範というものはどこにあるのかということを日本自身が意識して動いていく必要があるのだろうと思います。
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高良鉄美政府参考人など
ありがとうございました。
終わります。
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猪口邦子(自民)
それでは、齊藤健一郎君。
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68齊齊藤健一郎政府参考人など
NHKから国民を守る党、齊藤健一郎です。本日はよろしくお願いいたします。
まず、細谷参考人の方にお伺いをしたいと思います。
国際秩序というところでのお話を伺いたいんですけれども、今、権威主義国が非常に強くなりつつある昨今の中で、ちょっとシンプルな質問なんですけれども、ロシアや中国というのはこの国際秩序におけるどういうふうなことをやりたいんですかね。アメリカ、西側諸国を中心とした国際秩序という中に日本も枠組みとして入ってきているとは思うんですけれども、また、ロシアや中国が結局国際秩序を考えてきたときにどのように世界をしていきたいと考えている、考え方があ…
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