佐藤丙午拓殖大学教授

2025年2月12日・第217回国会 参議院 外交・安全保障に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 81 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 90 発言)

ありがとうございます。

確かにガザの状況を見る限りにおいては、あんなにこう、何というんですかね、時間差を置いてばらばらにする必要はなくて、もしあの最終的に破壊、あのもたらした破壊だけが目的なのであれば、もっとほかの方法は恐らくあったと思うんです。これは破壊を正当しているわけではなくて、破壊という行為だけを考えたときにですね。そうなったときに、あれを見て、イスラエルがAIを使用して非常に効率的、効果的に破壊を行ったんだというふうに言われても、にわかにそれは信じ難いものがあるのは事実だと思います。

恐らく、今回のイスラエルの行動、軍事行動の中にもいろんなエラーがあると思いますし、大きな誤爆も含めて様々なミスをしているんだと思います。我々は、軍事技術の開発においてはやはりトライ・アンド・エラーが必然ではありますけれども、トライ・アンド・エラーのエラーの部分において起こる大きな人道的な被害というのに我々は目を背ける、背けてはいけないというふうに思います。

その中で、今回のイスラエルの軍事行動において、何が成功したもので何が失敗したものであるかということは検討する必要があると思いますし、恐らくイスラエルの方からはそういう情報って出てこないと思います。そういう意味において、外部の日本のような立場の国が、イスラエルとの関係の中で、またパレスチナとの関係、先ほど杉尾先生がおっしゃったように、PLOとの関係も日本としては一定以上維持しているわけですから、そういうものの中で、いわゆるアフター・アクション・レポートみたいなものを日本として検討していき、それを将来の規制に関わる議論若しくは将来のAIの技術開発のコントロールに関わる議論につなげていくというのが、今回、不幸にして犠牲になった方々の犠牲を完全に無駄にしないための一つの重要な方策ではないかというふうに思っております。

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