高橋基樹京都大学名誉教授/神戸大学名誉教授

2025年5月9日・第217回国会 参議院 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 33 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 89 発言)

手短に。

TICAD8の決議に補っていただきたいということでございますが、今までは全ての、重厚長大産業も含めて全てアフリカにどんどん行ったらいいかというようなメッセージ、シグナルを送られてきたと思いますが、既に日本がグローバルサウスで活躍できている、工場を操業してうまく顧客を獲得していけている部分、さらに、アフリカにそういう産業がございます。これを重点的に支援していくというメッセージを政府には出していただいた方が私はいいと思います。その中には、今までかなり無視されていた、サブカルというお話がありましたけど、ソフトな産業も含めていくことが必要になる、これを是非考慮していただきたい。

次は、教育研究機関です。アフリカの人々を育てるというだけではなく、日本の若者の教育の機会もアフリカで与えられると、より違う非常に国際的に視野の広い人材を育てることができる。

最後に、インフォーマル部門。これは、前の委員会で若松委員の方からも、インドで九割の人が、労働者がインフォーマルセクターで働いているというお話がありましたが、アフリカも同じです。例えば、ケニアでは八五%の労働者はインフォーマルセクターで働いています。ここの力を生かすような政策を一緒につくっていく。日本や東アジアの歴史もまた、インフォーマルセクターがフォーマルセクターに勝ち上がり、零細企業がグローバル企業になっていく歴史です。これを我々は知識としてあちらに提供して、彼らなりにそれをそしゃくして政策をつくってもらう、そのように知識を共創していくということが重要だと思います。

ありがとうございました。

前後のやりとり

29の発言を見る

37の発言を見る