危険鳥獣以外の何物でもないと思っております。
というのは、もちろん、委員は学識深いですから、三毛別ヒグマ事件って御存じだと思います。大正四年、今の北海道の苫前町というところでございますが、もう熊が一遍に七人殺してしまったという事件がございました。七人が死んで、けがした人が四人でしたでしょうか。やはりその熊の恐ろしさというのは私はすごくあるんだと思っております。それは認識としてそうなんです。
で、私、長くジビエ議連の会長というのをやってきておりますが、おのれ、鳥獣というので撃ってしまって埋めちゃう、食べちゃうということではなくて、それが帰っていけるような山をつくるということが我々の責任ではないかと。
委員が御指摘のドングリがきちんとなる、熊の食べ物、イノシシでも鹿でもいいのですが、それがなくなってきたんで人里に下りてみれば、こんなにおいしいものが簡単に手に入るよねってことで、彼ら、彼らというか、鳥獣にしてみてもその被害者みたいな面もあること、そういう状況に追い込んだのは人間であるということは私は認識をしなきゃいかぬのですが、しなきゃいかぬと思っています。
ただ、それとその危険鳥獣ではないということは別のお話だと思っておりまして、これを緊急対処野生生物と言ってもいいんですけど、それって何みたいなことであって、やはり危険鳥獣は危険鳥獣だが、そういう状況、彼らが山に帰っていける状況をつくるということも人間の責任だということを私は強く認識をいたしておるところでございます。
472
串田誠一(維新)
秋田県に熊は四千四百頭いるというふうに推定されていたんですね。
令和五年、令和五年度の一年間だけで秋田県という中で熊が捕殺された、殺された数というのは何頭になりますでしょうか。
この発言のページ
473植植田明浩環境省自然環境局長
お答えいたします。
秋田県における年間の熊の捕殺数につきましては、例年五百頭前後で推移しておりますけれども、令和五年度は熊の人里への出没が特に多かった年でありまして、約二千三百頭となっております。
この発言のページ
474
串田誠一(維新)
秋田県での生存数というのの予測数が四千四百頭、一年間だけで二千三百頭が殺されたんですよね。このペースでいったら、それはいなくなりますよね。
先ほど、熊本県の話が随分出ました。くまモンがたくさん見られるということでありましたけれども、九州はもうとっくに熊は絶滅をしてしまいました。四国ももう十何頭で、もう絶滅は時間の問題ですよね。そういう意味では、本州はまだまだいるんじゃないかと言いながら、もう一年間だけで半数以上も殺してしまっているわけでございます。そういう意味で、出たら人間に非常に危ない状況ですから何とかしなきゃいけないというのはそのとおりでございます…
この発言のページ
- (上の発言)
475
石破茂(自民)内閣総理大臣
危険鳥獣以外の何物でもないと思っております。
というのは、もちろん、委員は学識深いですから、三毛別ヒグマ事件って御存じだと思います。大正四年、今の北海道の苫前町というところでございますが、もう熊が一遍に七人殺してしまったという事件がございました。七人が死んで、けがした人が四人でしたでしょうか。やはりその熊の恐ろしさというのは私はすごくあるんだと思っております。それは認識としてそうなんです。
で、私、長くジビエ議連の会長というのをやってきておりますが、おのれ、鳥獣というので撃ってしまって埋めちゃう、食べちゃうということではなくて、それが帰っていけるような山をつくるということが我々の責任ではないかと。
委員が御指摘のドングリがきちんとなる、熊の食べ物、イノシシでも鹿でもいいのですが、それがなくなってきたんで人里に下りてみれば、こんなにおいしいものが簡単に手に入るよねってことで、彼ら、彼らというか、鳥獣にしてみてもその被害者みたいな面もあること、そういう状況に追い込んだのは人間であるということは私は認識をしなきゃいかぬのですが、しなきゃいかぬと思っています。
ただ、それとその危険鳥獣ではないということは別のお話だと思っておりまして、これを緊急対処野生生物と言ってもいいんですけど、それって何みたいなことであって、やはり危険鳥獣は危険鳥獣だが、そういう状況、彼らが山に帰っていける状況をつくるということも人間の責任だということを私は強く認識をいたしておるところでございます。
476
串田誠一(維新)
この前の予算委員会で石破総理は猫が大好きということで、今回も熊のことを守ってくれるのかなと思って質問させていただいたんですけれども。
熊は、日本に対して四十万年から六十万年ぐらい前に来たということで、人間よりもずっと前にすんでいるわけですよね。人工林でなかったらば人里に出てこなかったかもしれないし、今、太陽光パネルや風力発電なども含めまして、森をどんどんと破壊しているのは人間なわけですよね。出てこなかったらば熊は静かに暮らしている。森の番人とも言われているように、いろいろと、その種を広めたりなんかしていて、森を守っているところでございます。
ですから…
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477
石破茂(自民)内閣総理大臣
何でもいいから殺せばいいなんてことを言っておるのではございません。
ただ、熊をそういう状況に追い込んだのは我々の責任だということをよく認識しなきゃいかぬということでありますし、熊が帰っていけるような環境をつくるのも我々の責任だということを申し上げているのであって、捕獲をしたから、さあ危険鳥獣だ、処理、処分しましょうというのは、私は余り正しい発想だとは思っていませんが。
じゃ、その捕獲した熊を、かわいそうだからやっぱり森に戻してあげようという考え方と、いや、戻したらばまた人里に下りてくる、やっぱりここは処分しなきゃいかぬと、そこはもうすごく考え方の対立…
この発言のページ
478
串田誠一(維新)
石破総理とは考え方というのがだんだん近づいてきたのかなという気はするんですけど、そういう意味で、どういうシチュエーションに熊がいるのかということがすごく大事なことだと思うんです。
そうだとすると、その熊自体が危険鳥獣という名前のレッテル貼りを付けること自体が、そういういろいろなシチュエーションというものでいろんなことができるというようなことをなくしてしまって、殺してしまうという、殺さなきゃいけないんだと、危険なんだからというような意味では、やはり名称というのは非常に大事なんじゃないかなというふうに思っているんですよ。
そういう意味では、緊急対処、これ…
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