短く答えるのは大変難しいですが、今現実を見て、耕作面積は減る一方、基幹的農業従事者は減る一方、平均年齢は上がる一方、新規就農支援事業は一生懸命やっておりますが、なかなか農業者の方々が、若い方々が農業に夢を持ってもらえない。そして、農家の方々の間を歩くと、苦しいという声が大宗を占める。まあ、非常にもうかっている人もいますよ。いますけれども、苦しいということを訴える方も多数いらっしゃる。
こういう環境の中で、こういう状況の中で、じゃ、この農林水産業というものが将来に持続性を保てるのかということを考えると、なかなか難しいと思います。ですから、これが悪い、あれが悪い、ここが問題だ、この政策が悪かったというふうに一つ一つをあげつらうつもりはありませんが、それぞれ、私の先輩も含めて、その時代に即応するために一生懸命農政に取り組んできました。それは、与党も野党の先生もみんな一緒にやってきたことだろうと思います。
しかし、現実はどうなんだということを考えると、五年先に、じゃ、平均年齢がこのまま上がっていったらどうなるんだと。面積が本当に、三十万人になっちゃって、本当に、食料自給率を今度の基本計画でもちゃんと書かなきゃなりませんが、そんなことを目標に立てて大丈夫なのかということを考えると、大転換をしないとこれは難しいだろうというふうに私は考えたわけでございます。
ですから、私のような者で全てこれまでの政策をガラガラポンすることができると思っておりません。農政には連続性が求められます。猫の目農政は必ず批判を受けます。やはり、連続性を保ちながら、農家の方々の御理解もいただきながら、そして今回の価格転嫁の法律のようにもう日本人全体でこの農業を考えられるような農政改革ができればそれが理想の形ですけれども、なかなかそこにたどり着けるかどうか分かりませんが、先生方のお力も貸していただきたいというふうに思っているところでございます。
108
舟山康江(国民)
一般的には、米は必需品なので価格弾性値が低いと言われて、価格が変わっても需要は余り変わらないと言われていますけれども、現実的にはやはり影響があるという中で、六年産米は毎月のように、今のデータ、POSデータでは減っているということ。
ここは本当に難しくて、今の価格はちょっとやっぱり若干異常かなって気がするんですよね。令和五年のあの冷害のときよりもどおんと上がっちゃっていますから。やっぱりここは投機的な動きとか、そういったものを抑えるためには、今回の備蓄米の放出が少しその動きを冷やすようなことになれば、なってちょうどいい水準に行けばいいのかなと思いますけれ…
この発言のページ
109
江藤拓(自民)農林水産大臣
米に関してだけお考えということでよろしいですか。(発言する者あり)今はですね。
今年は米がこういうことになりましたので、そういう議論については賛同を得られるような意見も多分増えるんだろうと思います。しかし、来年どうなるか分かりません。今年の作況もどうなるか分かりません。やはり、米が主食である以上は長い目でやはり米政策は考えなきゃいけないんだろうと思います。
おっしゃる意味はよく分かります。生産者に対しても直接お金が入ることは、それはいわゆる岩盤の部分にはなりますので、いわゆる基礎支払というような考え方かもしれません。それで、消費者の部分も、その分米価…
この発言のページ
110
舟山康江(国民)
ありがとうございます。
ちょっと一言だけ。まあ、基本的には価格は多分需給なんですよね、需給と品質で決まると。今度新しい法律提出されていますけれども、この中の基本理念も価格は基本はもう需給で決まると、需給と品質。その上で指標を作っていくべきではないかということだと私は理解しているんですけれども。
その際に、やはり、要は農村で、その農地で農業を行うことの価値というのは、一部はその製品として価格で評価されます。でも、価格で評価され切れない部分をどうしていくのかと。ここが私、デカップルの直接支払なのかなと思っていますので、まさにそういった考えの中での議論をこ…
この発言のページ
- (上の発言)
111
江藤拓(自民)農林水産大臣
短く答えるのは大変難しいですが、今現実を見て、耕作面積は減る一方、基幹的農業従事者は減る一方、平均年齢は上がる一方、新規就農支援事業は一生懸命やっておりますが、なかなか農業者の方々が、若い方々が農業に夢を持ってもらえない。そして、農家の方々の間を歩くと、苦しいという声が大宗を占める。まあ、非常にもうかっている人もいますよ。いますけれども、苦しいということを訴える方も多数いらっしゃる。
こういう環境の中で、こういう状況の中で、じゃ、この農林水産業というものが将来に持続性を保てるのかということを考えると、なかなか難しいと思います。ですから、これが悪い、あれが悪い、ここが問題だ、この政策が悪かったというふうに一つ一つをあげつらうつもりはありませんが、それぞれ、私の先輩も含めて、その時代に即応するために一生懸命農政に取り組んできました。それは、与党も野党の先生もみんな一緒にやってきたことだろうと思います。
しかし、現実はどうなんだということを考えると、五年先に、じゃ、平均年齢がこのまま上がっていったらどうなるんだと。面積が本当に、三十万人になっちゃって、本当に、食料自給率を今度の基本計画でもちゃんと書かなきゃなりませんが、そんなことを目標に立てて大丈夫なのかということを考えると、大転換をしないとこれは難しいだろうというふうに私は考えたわけでございます。
ですから、私のような者で全てこれまでの政策をガラガラポンすることができると思っておりません。農政には連続性が求められます。猫の目農政は必ず批判を受けます。やはり、連続性を保ちながら、農家の方々の御理解もいただきながら、そして今回の価格転嫁の法律のようにもう日本人全体でこの農業を考えられるような農政改革ができればそれが理想の形ですけれども、なかなかそこにたどり着けるかどうか分かりませんが、先生方のお力も貸していただきたいというふうに思っているところでございます。
112
舟山康江(国民)
私、それこそ農学部を出まして、今から三十五年前に農林水産省に入らせていただきました。当時も同じような課題がありまして、その二年後ですね、平成四年に新政策ということで、まさに効率的かつ安定的な農業経営が経営の大宗を占めるような構造をということで、いわゆる担い手の集中とか大規模化とか、そういったことが始まりました。
ですので、当時も同じように、農業者の減少とか農地面積の減少、その現場の疲弊という中で、何とかしようという、その大規模化とか集中化というものが進んできた。それは、今じゃなくて、その前からやっているんですよね。ですので、今回の大転換をするのであれば…
この発言のページ
113
江藤拓(自民)農林水産大臣
生産性は、先生おっしゃるように、いろいろあると思います。一人の農家が例えば三十ヘクタールをやっていれば、一人当たりの生産性は大幅に上がったというふうに言えると思います。しかし、例えば近郊で農業をやっている人は、もう本当に二十アール、三十アールしか農地はないけれども、しかし、そこで非常にニッチな野菜を作って、イタリアンレストランやフレンチレストランに出すことによって、単位面積当たりの収量は金額ベースでいうともうとんでもなく高いというような農業の形もあります。
ですから、いろんな切り口があるんだろうと思います。大区画化したことは間違いだったとは思いません。…
この発言のページ
114
舟山康江(国民)
そして、所信の中で、これも毎回言われていますし、私もそのとおりだと思っているんですけれども、農林水産業は、食料の安定供給のみならず、その営みを通じて国土の保全などの役割を果たしているということがまさに国の基だということを大臣もおっしゃっておられます。
その役割、食料生産のみならず、たくさんの役割を果たしているのはどなたなんでしょうか。大規模農家、それこそいわゆる担い手、そのほか大勢の人たちもそれを果たしているとすれば、その方々をどう支えるのかという観点が必要かと思いますけれども、いかがでしょう。
この発言のページ