川嶋四郎同志社大学法学部法律学科教授

2025年6月3日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 49 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 109 発言)

御質問ありがとうございます。

率直に言いまして、日本学術会議、これまで七十六年の歴史の中で本当に様々な貢献ができてきたのではないかと私は考えております。その一覧表、それは全てホームページに載っておりまして、最近でしたら、例えばAI関係でありますとか、私たちの人文・社会の分野でしたら、例えば社会の科目の中で総合という科目ができるとか、もう具体的な、社会的な影響というのも私は考えられるんじゃないかなと思っております。

実際に私たちが行っている活動でございますけれども、単にその会員だけではなくて、連携会員も含めまして、多くの私たち分科会というのを設けております。その分科会で特定のトピックについて検討いたしまして、できれば提言あるいは見解という形で科学的な助言、意思の発出というのをやろうと日々努力はいたしております。

その際に、そういうものを発出するときに、例えばシンポジウムを開催すると、シンポジウムを開催することによって、一般市民の方々も含めて多くの方にそこに参加していただくと。それから、それ以外に各地区に地区の会議がございまして、そのそれぞれの地区、日本全国でございますけれども、そういうところで、会員、連携会員がそういうところに行きまして、そういうところで活動しまして、例えばオープンカフェなんかを行いまして科学というものを身近に感じてもらうということ、こういうことを今最先端で研究しているんですよと、こういうことを議論しているんですよということを普及活動を行っていると。

それによって、実は、今後こういうことに関心を持ってくれる小学校、中学校、高校の人たちなんかも参加してくれるわけでございます。それによって、将来研究者を目指そうというような方々も増えてきて、それを私は、日本の科学が非常にもう重層構造、重みのある、しかも厚みのあるものになる、しかも、それを市民を巻き込んだ形で展開する、そういう存在になると考えております。

ただ、いかんせん、活動が非常に地味でございます。マスコミもそれほど残念ながら取り上げられることはございません。でも、あたかもここにある空気のように、目に見えないけれども非常に大切なことというのを私たちは日々行っていると、しかも、いつかどこかで誰かの役に立つということを現在私たちは粛々とやっているということでございます。ただ、今後、おっしゃっていただいたように、目に見える形で国民の皆様方により広く広報活動をやっていかないといけないということは考えております。

その意味でも、こういう法案の検討過程あるいはその具体的な検討の中身がいろんな形で公表されることによりまして、日本学術会議というものの存在あるいは活動内容、あるいはその会員選考の方式等が公になるということは、私はこれは非常にいいことではないかなと考えております。

ありがとうございました。

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