お答え申し上げます。
二〇一〇年代にAIの技術がだんだん進化して国際的にも利用されるようになってきて、ちょうど二〇一六年に、G7の、高松ですね、香川・高松情報通信大臣会合がございまして、そのときに、その当時の高市総務大臣がこのAIに関して何らかの原則が必要なんではないかということを表明されたと。ある意味、これが一つの出発点だったんではないかというふうに思います。
その後、二〇一七年に、総務省の方で、AI開発者が研究開発等の際に留意する指針、原則としてAI開発原則という今御指摘のものを作りまして、その解説文書としてAI開発ガイドラインというのもできました。
その後、二〇一九年に、今度はそのサービス提供側、先ほどAIを作る側だったんですけど、今度はAIを使ってサービスをするとかAIを利用する側の原則といいますか、AI利活用原則というのができまして、やはり同じくガイドラインでその解説をするというような形をしていたというのが歴史でございます。
その後、二〇一九年に、午前中も答弁いたしましたけれども、人間中心のAI社会原則というのがまとまりまして、ここで人間中心という考え方が世の中にメジャーになってきたところであります。
そしてまた歴史が巡って、二〇二三年、七年ぶりに日本がG7の議長国になって、広島AIプロセスにつながっていくということで、この間、実は、日本はこのAIのルールにつきましては実は結構世界を主導してきたというか、そういうふうに言ってよいのではないかと思います。
142
竹詰仁(国民)
このオープンAIに限らず生成AIは、大手のIT企業あるいはスタートアップと言われる民間企業が手掛けることが中心となっていると認識しているんですけれども、この営利目的とする民間企業が生成AIを手掛けることは安全上のリスクが生じ得るのかという点で、政府の見解を聞きたいと思います。
この発言のページ
143渡渡邊昇治内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官
お答え申し上げます。
いわゆるネットワークビジネスにおいて起こる現象でございますけれども、一般的には非常に技術的にブラックボックスになりやすい、そういうものを扱っているデジタルプラットフォーマーと言われている人たちなので、一般の人のチェックが入りにくいという説もあるんですけど、逆に多くの利用者がそれを利用して、日々使っているので、何かおかしいことがあればそれは発覚しやすいという面もあれば、また一回そういうことが起こりますと使われなくなってしまうということで、事業者側もリスクを感じていますので、利用者の多いITシステムといいますかAIも含めて、民間企業が…
この発言のページ
144
竹詰仁(国民)
ちょっとまた後ほど似たような質問をするんですけど、私非常に関心が、興味深かったのは、このAIを我が国の産業の発展につなげていくんだとするならば、やはり民間企業にそれを担ってもらうということが当然必要になってくると思うんですね。ですけど、このオープンAIは営利目的とするという組織改編をやっぱりやめますと言ったことは何かとても興味深くて、でも、民間企業というのは普通営利を追求するのが民間企業ですので、その民間企業に頑張っていただくことが日本のAIの進展にもなるけれども、でも、余り営利を追求し過ぎると実は肝腎なリスクが脅かされる可能性もあるというような、私、そ…
この発言のページ
- (上の発言)
145渡渡邊昇治内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官
お答え申し上げます。
二〇一〇年代にAIの技術がだんだん進化して国際的にも利用されるようになってきて、ちょうど二〇一六年に、G7の、高松ですね、香川・高松情報通信大臣会合がございまして、そのときに、その当時の高市総務大臣がこのAIに関して何らかの原則が必要なんではないかということを表明されたと。ある意味、これが一つの出発点だったんではないかというふうに思います。
その後、二〇一七年に、総務省の方で、AI開発者が研究開発等の際に留意する指針、原則としてAI開発原則という今御指摘のものを作りまして、その解説文書としてAI開発ガイドラインというのもできました。
その後、二〇一九年に、今度はそのサービス提供側、先ほどAIを作る側だったんですけど、今度はAIを使ってサービスをするとかAIを利用する側の原則といいますか、AI利活用原則というのができまして、やはり同じくガイドラインでその解説をするというような形をしていたというのが歴史でございます。
その後、二〇一九年に、午前中も答弁いたしましたけれども、人間中心のAI社会原則というのがまとまりまして、ここで人間中心という考え方が世の中にメジャーになってきたところであります。
そしてまた歴史が巡って、二〇二三年、七年ぶりに日本がG7の議長国になって、広島AIプロセスにつながっていくということで、この間、実は、日本はこのAIのルールにつきましては実は結構世界を主導してきたというか、そういうふうに言ってよいのではないかと思います。
146
竹詰仁(国民)
今、最後の方に、世界のルールをむしろ先進的に作ってきたんではないかということで、ちょっとその続きなんですけれども、OECDが二〇一九年に人工知能に関する理事会勧告というのを出しております。その時点では、このグローバルスタンダードが日本の提案をベースに作成されたということでございましたけれども、この二〇一九年のOECDの理事会勧告は日本の提案がベースとなっているというふうに考えてよいのか、そしてこの概要についても併せて御説明いただきたいと思います。
この発言のページ
147近近藤玲子総務省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
OECDのデジタル経済政策委員会におきましては、二〇一六年のG7香川・高松情報通信大臣会合をきっかけにAIに関する原則の検討、策定に着手をし、二〇一九年五月に委員御指摘のOECD理事会勧告として取りまとめを行いました。
この理事会勧告でございますけれども、AIに関する初めての多国間合意であり、AIの責任ある管理、運用、法の支配と人権の尊重、透明性、安全性の確保、アカウンタビリティーの責務など、人間中心の考え方に基づく指針として策定されております。
日本政府としましては、OECDデジタル経済政策委員会において、先ほどの答弁でも言…
この発言のページ
148
竹詰仁(国民)
御説明ありがとうございました。
私は、今の御説明もそうだったんですけど、こういった二〇一〇年代からの背景を見ると、私はむしろ、ルール作りはとても早く作ろうとしていて、とても慎重に作ってきたんじゃないかと思っているんですね。でも一方で、何というんでしょう、慎重であるがゆえに開発が遅れていったということもあるんじゃないかと思っていて、むしろ丁寧にやってきた、でもその開発というかそれは遅れて、利用の方も遅れているというような状況が今の状況なんじゃないかなと思って、いろんなものを、資料を読んだり、今の御答弁も聞いてそういうふうに思っているんです。
この人間中…
この発言のページ