窪田修財務省理財局長

2025年6月3日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 58 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 119 発言)

お答えいたします。

国債の安定消化に向けましては、御指摘のように、昨年の日銀の国債買入れ減額の決定を受けまして、国内外の幅広い投資家に国債を購入、保有していただく努力が一層重要になっていると認識しております。市場環境、投資家ニーズに即した年限構成の見直しや新商品の開発などの取組を行っておるところでございます。

このうち、国債の発行年限につきましては、年限の短いものと長いものとを比較した場合、年限の短い国債は長い国債よりも利払いコストを低く抑えられる一方、すぐに借換えが必要となりますので、借換え時の金利上昇リスクや借換えリスクを負うことになります。

例えば、今年度の国債発行計画におきましては、需給が極めて逼迫している短期国債や銀行等による需要が期待される五年債を増額した上で、主要投資家である生命保険会社からの規制対応の一巡を踏まえ、四十年債、三十年債は減額したところであります。また、国債の保有促進に向けた取組として、銀行等の投資需要を踏まえ、短期金利に連動した変動利付国債について今後の発行に向けた具体的な準備を行っております。

今後の国債発行計画の策定に当たりましては、こうしたコスト面でのメリットとリスクのバランスを考慮しつつ、その時々の市場ニーズを十分に把握し、需給バランスに配意した発行計画としていくことが重要であると考えておりまして、市場の状況や投資家の動向等を注視しつつ、市場参加者との丁寧な対話を行いながら適切な国債管理政策に努めてまいりたいと考えております。

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