中村康治日本銀行理事

2025年5月8日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 42 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 108 発言)

お答え申し上げます。

物価上昇の背景には様々な理由がございますけれども、食料品価格を中心に、物価上昇率が二%を上回る状態が続いているということは国民生活にマイナスの影響を与えていることと十分認識しております。

先行きにつきましては、不確実性はなお大きい状況でありますが、前年比で見て上昇率は次第に低下していくというふうに見ております。また、各国の通商政策等の影響を受けまして我が国の成長ペースは鈍化しまして、それが物価を押し下げる方向に作用する可能性があると考えております。

こうした中、今回の決定会合では、現在の緩和的な金融環境を維持することで引き続き経済活動をしっかりとサポートしていくことが適当と判断したところでございます。

先々につきましては、各国の通商政策等の影響が和らいでいく下で我が国の経済の成長率は再び高まりまして、基調的な物価上昇率も二%に向けて高まっていくものと見ております。こうした見通しが実現していくとしますれば、経済・物価情勢の改善に応じまして、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えております。

前後のやりとり

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